クラシックコンサート二連荘

 10月の連休は例年旅行へいってしまうことが多かったのだけれど、今年はザ・シンフォニーホール通いとなりました(ってまだ連休終わってないか)。

 まずは土曜日の午後。ワレリー・ゲルギエフ指揮 マリインスキー歌劇場管弦楽団によるストラヴィンスキー:バレエ音楽 「火の鳥」(1919年版)とマーラー:交響曲 第5番 嬰ハ短調。

 火の鳥はさすがというか手練ているというか。ぱしっと決まっているという感じ。当初1945年バージョンを演奏するということで楽しみにしていたのだが、ひと月ほど前に1919年版に変更になったとアナウンスあり。せっかくだから全曲で聴きたかったなあ。でもまあ、それとマーラーだとスタミナ的に大変なのかもしれない。

 そしてマーラー5。第一楽章のテンポの遅さがちょっと気持ち悪かったかな〜。あとは後半になるに従って大きくなるゲルギーの唸り声が。でも金管のぴしっと決めるところなんかはさすがやなあ、と思いながら。

 翌日曜日は台風19号がじわじわと近づいてくる中、ミュンヘン・バッハ管弦楽団 ブランデンブルク協奏曲全曲演奏会へ。 
  
 前日と観客席もどこか違う雰囲気で同じホール?と思うほど。なんというか、より親密な感じというか。お昼寝タイムになっちゃうかな?と心配したけれど、奏者同士の掛け合いみたいなものを観察するのも楽しく、あっという間の時間だった。ツボだったのがリコーダーのソリスト:シュテファン・テミング氏。なんとリコーダー専門の演奏家で現代作曲家のソロ作品の演奏なんかもしているらしい。ノリノリの演奏ににんまり。
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# by tigersandcatlover | 2014-10-12 19:39 | その他の舞台 | Trackback | Comments(0)

リスボンに誘われて

 友人に薦められた映画を観た。リスボンに誘われて(原題:Night train to Lisbon)。

~解説・あらすじ~映画.comより

2004年に刊行されて以来、全世界で発行部数400万部を突破しているパスカル・メルシエのベストセラー「リスボンへの夜行列車」(早川書房刊)を、ジェレミー・アイアンズ主演、「ペレ」「愛の風景」の名匠ビレ・アウグスト監督により映画化。スイスの古典文献学教師ライムント・グレゴリウスは、妻と別れて以降、ひとり暮らしの単調な毎日を過ごしていたが、そんな日々に特に不満も疑問も抱いていなかった。しかしある日、一冊のポルトガルの古書を手に入れたライムントは、その本に魅了され、アマデウ・デ・プラドという謎の著者について知るため、衝動的にポルトガルのリスボンへ旅立つ。旅先でアマデウの家族や友人を訪ね歩き、徐々に明らかになっていくその素顔や人生を知ることで、ライムントもまた、自らの人生と向き合っていく。メラニー・ロラン、シャーロット・ランプリング、ブルーノ・ガンツ、クリストファー・リーら豪華キャストが出演。

 老いたジェレミー・アイアンズが妻に去られた生真面目な男性を演じていてすごく味がある(妻になぜ去られたのか?と訊かれるシーンで「僕が退屈だったからだろう」と答えるシーンが切なくてそんなことないよ、と抱きしめてあげたくなるw)。とにかくいい人オーラ満載なのだ。
そのライムントの人の良さが数十年前の革命時にこじれてしまったアマデウと彼の友人・恋人・妹の凍った心を少しずつ溶かしていく。ライムントのある種のささやかな冒険物語なのだけれど、そういう凡人たる彼が過去の軛をそうという意図なく解いていく様が、なんかずしんと来た。「人生の転機はそうと知らぬ間に訪れる」、というアマデウの本の中の一節そのままだよな。ぜひ原作も読みたい。

 そうそう、余談だけれど、鞄も持たずにほんの身一つで突発的に列車に飛び乗って異国へいってそこで何日も過ごせるってなんか羨ましい。EU圏内、そして男性ならでは、だろうけどね。
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# by tigersandcatlover | 2014-10-10 20:13 | 映画 | Trackback | Comments(0)

美術展めぐりメモ

 観劇旅行やおでかけの合間の美術館めぐりメモ。

冷たい炎の画家~ヴァロットン展(9/23終了)  三菱一号館美術館

 美術館展、というものよりこういったある画家に特化した展示のほうが好きなんだよなあ、と思いながら楽しみながら。冷たい炎の画家、という副題のようには彼の作風から冷たさはあまり感じなかったというのと、輪郭をはっきり描く彼の独特の油絵群よりも、浮世絵を彷彿させる版画が今の気分には沿っていたというのが大雑把な印象。マッターホルンやモンブラン、ユングフラウを描いた版画が個人的にはツボだったかな。彼がスイス出身だと恥ずかしながら初めて知った。そしてチューリッヒやジュネーヴに所蔵されているものが多いということも。そいやスイスでは美術館へ足を運ぶことなかったなあ、また機会があればなあ、と思っていたらチューリッヒ美術館展が2015年1月31日(土)〜5月10日(日)の期間に神戸市立博物館へ巡回してくるということも自分メモ的に。

オルセー美術館展 印象派の誕生 -描くことの自由-(~10/20まで)  国立新美術館

 かなりの混雑で人頭ごしに鑑賞する感じでちょっと疲れた。だけどよく考えたら本家パリでも入場に行列するわ、歩き回るわ、を考えたらまだ楽かもw そんな感じで、流すように観てしまった。マネの「笛を吹く少年」のポスターが実家の弟の部屋に飾られていたなあ、と妙な懐かしさを覚えつつ。

こども展 名画にみるこどもと画家の絆(~10/13まで)  大阪市立美術館

 パリ・オランジュリー美術館で開催された展覧会“Les enfants modèles”(「モデルとなった子どもたち」と「模範的な子どもたち」のダブルネーミング)の来日。オランジェリーは作品数がそれほど多くないうえに何度か行ってることもあって覚えている作品がちらほらあって懐かしくなりながら(他美術館所蔵はもちろんとしても個人蔵の作品が多く展示されていたのが印象的)。モデルとなった子供たちのその後の生涯についての説明にへえと思ったり、胸にきたり。
 
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# by tigersandcatlover | 2014-10-07 21:17 | おでかけ | Trackback | Comments(0)

Musical Meets Symphony 2014秋

 今回で4回目の開催になるミュージカルの名曲をオーケストラをバックに歌うという贅沢なコンサート。平日の夜というのにわざわざ上京してまで聴きに行ってしまったのは、ずばりジョン・オーウェン=ジョーンズさん(JOJ)がゲスト出演すると知ったから。他出演は石丸幹二さん、濱田めぐみさん、山崎育三郎さん、笹本玲奈さん。

 以下セットリスト。

Mamma Mia Overture~Waterloo~Dancing Queen
Love changes everything (Mamma Mia)
君の歌をもう一度 (Love never dies)
Come what may (Moulin Rouge)
イカれた帽子屋 (Alice in wonderland)
Why god why (Miss Saigon)
命をあげよう (Miss Saigon)
Anthem (Chess)
時が来た (Jekyll and Hyde)
ブロードウェイの子守歌 (42nd street)

オペラ座の怪人Overture~Music of the night
All I ask of you
A whole new world (Aladdin)
Let it go (アナと雪の女王)
僕は怖い (ロミオ&ジュリエット)
Defying gravity (Wicked)
Stars (Les Miserables)
Bring him home (Les Miserables)

One day more (Les Miserables)

演奏:読売日本交響楽団

 JOJさんが歌ってくれたのはLove changes everything、Come what may (玲奈ちゃんとデュエット)、Anthem、Music of the night、Bring him home、そしてOne day more (バルジャン・パートとなんとアンジョルラス・パート!)。

 いやはやええもん聴かせてもらいました。

 彼のあの言葉を音に包むような慈しむような声はなんといったらいいだろうなあ。そしてあのタメというか彼の歌声が途切れる瞬間。歌声が聴衆に浸透するように消えていく、数秒なのにものすごく長く感じるあの時間。数年前にサン・トゥスタッシュでのパイプオルガンのコンサートのときのことを思い出した(→そのときの日記)。もう何度鳥肌が立ったかわからない。音が身体を突き抜けていく感覚とでもいいましょうか。それに言葉がのっかるのだから、そら魂直撃になるわけだ。

 そしてもうひとつゾクゾクしたのが濱田さんの日本語で歌い上げるDefying Gravity。長くエルファバを演じていた彼女だからこそ、の魂のこもった役さながら、いやもうエルファバがそのまま舞台の上にいるがごとく。やはり日本人は日本語で歌うほうが断然よい、とやや逆説的に思ったりした。そう、今回みなさんもちろん素晴らしかったのだけれど、英語の歌詞の部分ではやはり歌いにくそうだったし、正直歌詞が聞き取りにくかったので余計にそう感じてしまった。ま、贅沢な感想ですわね。

 そんな風にすばらしい歌を聴きながら、歌詞の力に思いをはせた極上の一夜。
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# by tigersandcatlover | 2014-10-02 20:00 | ミュージカル | Trackback | Comments(0)

【オタク注意!】白鳥の湖追記 vol.4

 千秋楽というのはいつだって特別だ。

~9月21日マチネ~

 この日も1階センターブロック12列という良席。さすがに4度目となるとメインキャストだけでなく、アンサンブルや群舞のダンサーたちにもしっかり目が行く。あの人あの役してたのにもう次のシーンでは違う役やってる~とかわかって楽しい。スワンズ一人一人に親密感を覚えながら。

 トレンフィールドのスワンはどこかまっすぐで男性的。ゴメスのスワンが異形感があるのに対し、白鳥の群れにすとんと馴染んでいて、だからこそ少しずつ王子に興味をもって近づいていくのがリアル(ゴメスの場合は最初からなんかある感じなんだもん。ってついゴメスと比べてしまうなあ。そういや、3幕で女王をテーブルの上へ回してリフトするところでテーブルぐいっと蹴っていて、あれ?そうだっけ?と思っていたら、ゴメスはそれを蹴らずに腕力だけでしていたらしい。こういうのがわかるのもリピートしたおかげw)。登場直後はこちらもついゴメスと比べてしまうせいで固く見えてしまったのが、2幕の最後の盛り上がりとラストではやはり涙涙。やっぱりこの作品自体が好きだーと思った瞬間。4幕ラストではこれまで無表情にあくまで白鳥だったザ・スワンが王子の無事を見届けて初めて微笑む表情にぐっとくる。これは2幕の後半の踊りで身体全体が微笑んでいたような気がしたゴメスのスワンのときより胸にきたかもしれない。

 どことなく初々しい二人。
 笑うと爽やかなイケメンくんだね。
 涙でぐしゃぐしゃになった顔で、カーテンコール最後の天井から舞い落ちた羽毛をまるで美しい落ち葉を拾う小学生のように大事に持ち帰った私たち。ああ、ほんとこうやってオタになってしまうのねえ・・・。
  全く、暑苦しい追記ですいません!!
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# by tigersandcatlover | 2014-09-22 22:23 | その他の舞台 | Trackback | Comments(0)

【オタク注意!】白鳥の湖追記 vol.3

 いかん。どうしてももう一度ゴメスのスワンが見たい。

 ここまで強くリピートしたいと思った舞台は久しぶりだ。一旦は打ち止めと思っていた舞台も、まだなんとかすれば観ることができると思ってしまうともういけない。とりつかれたようにそればかり考えるようになってしまった。

 もともとは一度だけの上京観劇の予定だったので翌週はいろいろ予定をいれてしまっていたのだが、千秋楽の日曜日ならばなんとかなるかも・・・といくつかの予定を動かしてチケットを店頭引き取りで予約してしまう。今回の公演はキャストが当日発表になるというもので、千秋楽は彼のスワンではないかもしれない。もちろん別のキャストもみてみたいが、やはり一度きりということなら彼が見たい気持ちが強かったのは事実だ。

 そんな中、水曜日の夕方に公演のザ・スワン/ストレンジャーの配役だけが突然発表になったのだった。週末のゴメスの出演は土曜日ソワレ。そうか~これも運命だよな、と理性が働いたのはほんの10分ほどだった。わがままと迷惑承知で土曜日の約束をしていた友人に連絡をとり、恥をさらしてどうしても観たい舞台があることを打ち明け、気づいたら土曜日のソワレと日曜のマチネ両方とも観ることにしてしまっていた。なんと脆弱な理性だろう(汗)。

 ぎりぎりに決心した私なのだけれど、心優しき友人たちが一階17列の見通しのいいセンターの席(前が通路なので背の低い私には前の人の頭が被らなくて大変ありがたい)を公演の休憩時間中に発売されるリピーターチケットで確保してくれた。約束を反故にしてしまった友人ともども感謝感謝であります。

 なんか舞台の感想よりここまでが長いな。

~9月20日ソワレ~

 さて、三度目のゴメススワン。ただの個人的な印象かもしれないけれど、2幕がなんとなく前回感じたキレキレの伸び伸びした踊りに比べ、やや大人しく静かに見えた。二日連続の出演のためかな?と思ったりもしたのだけれど、幕間に私なんかよりもっとリピートしてる友人の「これでこの役を演じるのが終わりという気持ちが出てるのかな」という言葉にますますじんわりしてしまう。こちらも大切に大切に彼の動き一つ一つを見逃さずに観る感じ。これまで書かなかったけれど、マーニーの王子の細やかな演技の素晴らしいこと。やや小柄な体格と相まって少年、という雰囲気すらあって、ザ・スワンが心を開いて、最後は身を挺して守るのも(たとえそれが王子の夢だったとしても)説得力がある。そして泣き顔の切ないこと。1幕で手を振りながらぼーっとしてしまうとことか、フラッシュにびくついてしまうところとかも、この日になってようやく気付いた。いいわけがましいが、それくらい2度目はゴメスの踊りに圧倒されてしまっていたのだなあ。

 主役二人はこの日が楽。踊り終わったあとのカーテンコールで王子に支えられて身体を預けるようにして出てきたゴメス。そう、それまではスワンにすがる王子と猛々しく王子を守っていたスワン、なのに一瞬にして立場が逆になってしまうというのがまたキュンとしてしまう。まったくビョーキですな(笑)。
 小首を傾げる姿がなんだか可愛らしい。
 カーテンコールが終わってからも拍手なりやまず、最後にもう一度幕があいた。帰ろうとしていたのだがとっさに立ち止まって一枚。この写真を"Last bow. Thank you swans!"とのメッセージと共にTwitterに上げたら、なんとマシューボーン氏がRTしてくれて驚いたのなんのって。これもまた忘れがたい思い出になるのだろう。

 
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# by tigersandcatlover | 2014-09-22 21:40 | その他の舞台 | Trackback | Comments(0)

【オタク注意!】白鳥の湖追記 vol.2

 どんどん行きます(笑)。

~9月15日マチネ~

 当初買っていたチケットはこの日のぶん。友人に尽力してもらい、9列目という出演者の細かい表情や仕草も見逃すことのない素晴らしくいい席で鑑賞させてもらった(シアターオーブは前方8列目くらいまで傾斜がないので前過ぎるとかえって見えにくい)。そこでようやく前回の日記につらつら書いた<見落としていた部分>がはっきり見えていろいろ合点がいった。そこでずどんとはまってしまった。

 まずは2幕の終盤のスワンたちと王子が楽しそうに踊る明るい音楽のところで自分に異変が。ここから涙が出てしまうとは!これは4幕の哀しい最後を知ってしまったゆえのことだとは思うけれど、痛切に<今>が儚いことに思いはせてしまった。ああ、この幸せなシーンを終わらせないで~という気持ち。

 しかしこの日一番集中してみていたのは三幕だったかもしれない。初回ではどうしても中心での華やかな踊りに目を奪われて王子やガールフレンドの心情を追うことができなくなってしまっていたのだけれど、この日はそこを見逃さないように舞台の横や後ろばかりを見ていた気がする。もちろんストレンジャーの動きもね。どこまでが現実でどこからが王子の妄想なのか。ストレンジャーとの非現実感たっぷりの踊りにゾクゾク。

 そして4幕。動かない王子にザ・スワンが頭をこすりつけて腕を首にかけたところから涙腺崩壊。最後の抱擁でそれまで羽の動きをしていた手が一瞬ゆっくりと人間のように王子を抱きしめるところで、涙が膝に落ちてしまいました。腕に惚れたといっても過言ではあるまい。とほほ。

 これがあの猛々しいスワンだったの?と思うほどに感極まった表情にもらい泣きするなど。
 がしっ!
 や~リピートすることにしてよかったと終演後語り合う。そして本当はこれで私の遠征スワン観劇は終わるはずだった。翌週もリピートする在京の友人たちを羨ましく思いながら、「また来週待ってるわ~」という半分冗談のような言葉に「もーやめてよ誘惑するのは」と笑顔で返しつつ、帰路についたのだった。
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# by tigersandcatlover | 2014-09-22 20:43 | その他の舞台 | Trackback | Comments(0)

【オタク注意!】白鳥の湖追記 vol.1

 とりあえずがが~っと総論的なことをアップしてしまったが、自分の記録と一緒にカンゲキ(観劇&感激)した人たちと共有するためにもう少しねちねちとw一回ごとの感想を。

~9月13日ソワレ~

 2階最前列での鑑賞。この日は仕事が終わっての飛行機移動だったのだが、羽田空港の天候不良とのことで出発予定の飛行機が30分ディレイ。すわ間に合わないかのドキドキ~ぎりぎり間に合う、のアドレナリン前分泌状態でスタート。実はもともとはこの日にはいくつもりではなかったのだが、先に観劇した友人の熱い感想と、そしてもともと連休に所用あり2泊予定にしていたことが重なって、数日前にチケットを買い足したのだった。

 前回の日記にも書いたが、まったく予習せずまっさらな状態での鑑賞だったので、まずは物語を負うのがせいいっぱい。王子の年齢やクィーンとの関係も少々混乱した。初めはあれ?婿養子に入って今は冷えた関係の夫婦?とか思ったり。そして執事の役割も今一つ理解できてなかった。一幕のSwank Barにいたのも最初気づかなかったし、ガールフレンドにお金を渡したところでやっといたのか!と気づいたくらい。あと細かい遊び的なところも。一幕の彫像のシーンがその日のザ・スワンだということもこの日はわからなかった(きれいなお尻だなあ、とは思ったがw)。思うに、マシューボーンの演出は隅々まで細かい仕掛けがあり、重層的なために一度ですべてを発見・理解するのは難しいんだな。これもずぶずぶリピーターになってしまう所以かもw 

 それでもやはり2幕の美しさには息をのんだ。一幕までは舞台の上でいろんなことが一度に起こっているのでいわゆるバレエというよりも前衛的な舞台を観ている気持ちになったのだが、ここはもう完全どっぷりと踊りに集中することができた。ここまでかなりクラシックバレエの白鳥の湖とは違う物語を見てきたような気がしたが、ここはまさにSwan Lake、だったなあ。

 そんなわけであとから考えるとかなり理解不足、もったいない観方をしてしまったかな、と反省することになったけれど、最初に2階という席から全体像を見ることができたのはよかった。一緒に観劇した友人とあれやこれや語り合ったりいろんなエピソードを教えてもらったりしつつ、これは当った!と思える本を読み始めたときのぞくぞくするような感覚を胸に。

 とっさに写真も撮れなくてこの日はこの一枚だけ。まだ抑制効いてたなww

 
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# by tigersandcatlover | 2014-09-22 20:02 | その他の舞台 | Trackback | Comments(0)

マシュー・ボーン版 白鳥の湖×4

 すでに三度目の来日となったマシューボーン版白鳥の湖。リトルダンサーのラストシーンのアダム・クーパーの印象的な白鳥の姿で知ってはいたが、映像はおろかストーリーや設定なども全く知らないまま、一度くらい観ておくか、な本当に軽い気持ちだった。だったのだが。

 なんか長々書けない。ともかくガツンと来た。そんなわけでいろんな予定をうっちゃってチケットを買い足してしまい、結局2週連続4回観劇というオソロシイことに。主なキャストは以下のごとく。

9/13ソワレ 9/15マチネ  9/20 ソワレ
The Swan / The Stranger      Marcelo Gomes
ザ・スワン/ザ・ストレンジャー:マルセロ・ゴメス
The Prince Christopher Marney
王子 :クリストファー・マーニー
The Queen Anjali Mehra
女王:アンジャリ・メーラ
The Girlfriend Carrie Johnson
ガールフレンド:キャリー・ジョンソン
The Private Secretary Paul Smethurst
執事:ポール・スメサースト

9/21 マチネ
The Swan / The Stranger    Chris Trenfield
ザ・スワン/ザ・ストレンジャー: クリス・トレンフィールド
The Prince Simon Williams
王子:サイモン・ウィリアムズ
The Queen Anjali Mehra
女王:アンジャリ・メーラ
The Girlfriend Carrie Johnson
ガールフレンド: キャリー・ジョンソン
The Private Secretary Paul Smethurst
執事:ポール・スメサースト

 いや〜、食い入るように観る舞台って久しぶり。もちろん踊りは素晴らしいのだけれど、バレエと言うより極上の芝居だった。前衛的過ぎず、舞台構成も洒落ていて。感情移入できるぎりぎりのところを突いてくる物語はじめ、白鳥の衣装といい、ストレンジャーの読めなさといい、絶妙な予定調和からの逸脱!

 4回観劇中、3回がゴメスとマーニーのペア。そのゴメス。ダンサーは背中で語る語る。背筋がこんなに美しいものだとは!そしてなんと饒舌な腕〜手のラインだろう。1度目全体的な物語を追ったり構成に唸ったりしながらの比較的冷静な見方ができたのだけれど、2度目からは彼の踊りから目が離せなくなってしまった。3幕、彼が舞台の端に座ったり後ろに回ってるのすら目が追いかけてしまうくらいに。

 普段は涙腺が固い私なのだけれど、2度目の観劇からは2幕ラスト、王子とスワンが心を通わせる楽しい踊りのはずなのにそこからもう涙、涙…。いや〜ちょっと恥ずかしいくらいだったわ。あかん、初心者観劇の私がこれ以上書くのも憚られる。これくらいにしてあとはねちねち個人的に反芻しよう。

 カーテンコールは撮影可だったのも嬉しい。幕が降りた直後のほっとしたような主役二人の表情がよかったなあ。

 こちらは2回目。
  そしてゴメス氏・マーニー氏の楽。回数を重ねるごとに彼ら二人がパートナーとして息が合っていってるのが分かって、じ〜んとしてしまったり。
 千秋楽には天井から白い羽が。美しい美しい演出。
 数年前くらいまで同演目を二日連続でマチソワしてしまうような観劇の仕方をしていたことがある。が、ここ最近は若干理性も働くようになったのか(笑)、リピート率はぐんと減っていた。が、ひさびさに嵌った。嵌りました。まるで恋に落ちてしまったような気分。やれやれ、思いもよらないときに何かに出会ってしまうことってあるんだねえ。
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# by tigersandcatlover | 2014-09-21 22:05 | その他の舞台 | Trackback | Comments(8)

もんぶら~ん

 大噴水もそうだったけど、もちろんモンブランもイヤほど写真を撮った。

 みろ、あれがモンブランだ!の銅像とともに。
 ホテルの前の広場から夕暮れ時に。
Augiille du mide へロープウェイで一気に登った展望台からの姿(実はあまりに一気に高度差を登ったせいで気持ち悪くなった)。
 頑張って早起きしてご来光を浴びる姿を眺める。
 ホテルの一階サロンから出たテラスからの眺め(ここが一番お気に入り)。
 帰りのバスの車窓からお名残惜しく。
 今回こーゆー写真羅列型の日記ばかりでありますね。

 
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# by tigersandcatlover | 2014-09-03 20:16 | 14/NY・GVA | Trackback | Comments(0)
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舞台と音楽と本と、ときどき旅行。


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