北欧食器が当たるかも!Xmas料理特集!

冷たい晩餐 ヘルマン・コッホ 著

 読了後、誰かの感想を読みたくなり、ググると「イヤミス」という知らない言葉が出て来た。「イヤな汗がたっぷり出るミステリー小説」らしい。はあ、なるほどなあ。

内容(「BOOK」データベースより)

予約が取れない人気レストランで食事を楽しむ二組の夫婦。彼らの話題は、それぞれの息子たちが起こした凄惨な事件についてだった。42カ国で翻訳刊行されたミリオンセラー。


 もうこの二行だけでも想像できると思うけれど、実際読むともっとガツンときた。イヤな汗というよりも、ムカムカする感じ。信頼できない語り手による一人称小説。語り手の思考回路に自分の心が浸食されてしまうような気持ち悪さ。

 読み返したくない、けれどもう一度読み返さなければ咀嚼できないことが多過ぎる。消化不良な晩餐、なのだった。

少しネタバレ的な考察(といってもほんの数行)
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# by tigersandcatlover | 2014-12-21 11:37 | 読書 | Trackback | Comments(0)

ロイヤルオペラハウスライブビュー 不思議の国のアリス

 ロンドンのROHのライブビュー 「不思議の国のアリス」 を観に行って来た。一夜一度だけの上映なのでなかなか曜日が合わず、今回が初めて。いやでもMETのように一週間上映してても見逃しちゃうことが多いのだけれど。

 ライブビューのパターンとして舞台本編の前や休憩時間に制作過程などを見せてくれるのだけれど、ナショナルシアターのフランケンシュタインのときは不要に感じたこのパートが今回は面白く思えたから、まあ自分勝手なもんだ(笑)。

 2011年の新作として発表されたこの作品。作曲はタルボット。なんか聞き覚えあるなあ・・・と思っていたら彼の曲をまさに2011年のPROMで聴いてたのだった(▶︎そのときの日記)。あらまあ、ご縁だこと。とわかると、音楽全般にも親しみを感じてしまうから不思議。メロディアスというよりは少々不協和音でリズムを刻むような曲が多くて、正直コンサートで聴くと眠くなっちゃうかも?だったけれど、アリスにはぴったり合っていたように思う。 ただ、惜しむらくは映画館の音響が大き過ぎて辛かったこと。と同時に自分がいかに劇場の生演奏に馴染んでしまっているかということに気付いてしまった。なんと贅沢なことだろうか。

 舞台全般としては粋でお洒落。バレエというよりパントマイムの演劇を観ているようで、これはこの9月にみたマシューボーン版スワンレイクのときにも同じような感想を抱いたっけ。

振付・演出::クリストファー・ウィールドン
音楽:ジョビー・タルボット
指揮:デビット・ブリスキン

アリス:サラ・ラム
庭師ジャック/ハートのジャック:フェデリコ・ボネッリ
ルイス・キャロル/白ウサギ リカルド・セルヴェラ
アリスの母親/ハートの女王:ゼナイダ・ヤノウスキー
アリスの父親/ハートのキング:クリストファー・サウンダース
マジシャン/マッドハッター:スティーヴン・マックレー
ラジャ/芋虫:エリック・アンダーウッド
公爵夫人:フィリップ・モスレー
牧師/三月ウサギ:ポール・ケイ
堂守/ヤモリ:ジェームス・ウィルキー
料理人:クリスティン・マクナリー
召使い(魚):トリスタン・ダイアー
召使い(カエル):マルセリーノ・サンベ

  ハートの女王のヤノウスキー、マッドハッターのマックレーがすばらしかった。特にヤノウスキーのSleeping Beauty へのオマージュらしい三幕冒頭ときたら! 
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# by tigersandcatlover | 2014-12-21 10:54 | 映画 | Trackback | Comments(0)

誰よりも狙われた男 ジョン・ル・カレ 著

 ドキドキハラハラ一気に読ませて、そして大団円・・・といかないところがジョン・ル・カレ(てか彼なら絶対こうするんだろうな、という結末にやっぱりなってしまった)。ああいかん、何を書いてもネタバレになりそう。

内容(「BOOK」データベースより)

ドイツのハンブルクにやって来た痩せすぎの若者イッサ。体じゅうに傷跡があり、密入国していた彼を救おうと、弁護士のアナベルは銀行経営者ブルーに接触する。だが、イッサは過激派として国際指名手配されていたのだ。練達のスパイ、バッハマンの率いるチームが、イッサに迫る。そして、命懸けでイッサを救おうとするアナベルと、彼女に魅かれるブルーは、暗闘に巻きこまれていく…スパイ小説の巨匠が描く苛烈な諜報戦。


 いわゆるハリウッド映画的な爽快な終わり方を小説に求める人には向かないと思う。映画化されたものは観ていないが、キャスティングが絶妙でイメージどおり(→映画のHP)。
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# by tigersandcatlover | 2014-12-12 15:49 | 読書 | Trackback | Comments(2)

ジーザス・クライスト=スーパースター

むちゃ久々(今調べたらなんと4年ぶりだった)に劇団四季の舞台へ。
一時期ものすごく嵌ってリピートしたJCS。

音楽はやっぱり素晴らしくて、次の日にはずっと脳内で流れ続けたけれども・・・・。やっぱりあの頃の気持ちにはなれなかった。キャストの皆さんが悪いわけではなく、全体的に小粒にこじんまりに感じてしまった。ジーザスやユダの苦悩やいらだちが胸に迫ってこなかった。変わったのは自分?それとも舞台そのもの?

大好きだったものが色あせて見えるってもの凄く寂しい。

〜キャスト〜

ジーザス・クライスト:神永東吾
ユダ:芝清道
マリア:観月さら
カヤパ:金本和起
アンナス:古賀陶馬ワイス
司祭1:佐藤圭一
司祭2:中橋耕平
司祭3:真田司
シモン:佐久間仁
ペテロ:五十嵐春
ピラト:村俊英
ヘロデ:下村尊則


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# by tigersandcatlover | 2014-12-11 20:44 | ミュージカル | Trackback | Comments(0)

ホテルリッジに泊まる

 
ぐんと寒くなる前の週末に、鳴門の海岸沿いにあるホテルでだらだらしてきました。我が家から車で一時間ちょいの逃避行。10室しかない部屋はどれも一棟に一部屋の贅沢なつくりで、まるで小さな集落のよう。
 和室にしたのだけれど、畳に座り心地よいソファで、ちょっと真似したい感じ。

 笑ったのはミニバーの品揃え。
 ほぼオーツカ(笑)。さすが大塚王国だわあ。ちなみにすべてコンプリメント。SOYSHって初めてみた、ので飲んでみたら、オロナミンCに豆乳混ぜたようなお味でありましたww

ともかくどこからも素晴らしい眺め。部屋のソファでだらだらしながら夕日を、早く起きて部屋のお風呂で朝の光を、夕食のときには漆黒の闇を、朝食ではすがすがしい空を。美味しいものもスパもエステも、とがっつり楽しんだけれど、一番の至福はこの眺めだったと思う。
 また来よう、っと。

ホテルリッジ

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# by tigersandcatlover | 2014-12-05 18:11 | 国内旅行 | Trackback | Comments(0)

ヤンソンス指揮 バイエルン放送交響楽団来日公演 vol.2

 BRSO来日ツアー最終日となる西宮公演へ。平日19時開演はハードル高かったけどなんとか滑り込みセーフ。どうやら完売だったらしい。でもでも頑張って行ってよかった!!

マリス・ヤンソンス指揮 バイエルン放送交響楽団 (兵庫県立芸術文化センター)
   ブラームス:ピアノ協奏曲 第1番(ピアノ:クリスチャン・ツィメルマン)
   ムソルグスキー(ラヴェル編曲):組曲「展覧会の絵」

アンコール曲
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲 第15番

 ツィメルマンの涙出るよなブラームス。冒頭のオケだけの部分はかなりゆったりペースのように感じたのだけれど、それを助走のごとく身体を揺らしながら音楽に入って行く姿から目に焼き付けたくてじっと見つめてしまった。そして始まった彼のソロパートではいきなり会場もオケも息をひそめて聴き入ってるような雰囲気。数年前の彼のソロコンサートでは、大きい会場なのにものすごく親密なライブ感だったのだけれど、今回もそんな感じ。そしてもちろんオーケストラが合流するときの高揚感。やー、もう言葉を探すのが野暮に思える。演奏終了後にコンマスのパラコフスキー(彼は後半の展覧会~は交代してしまった)の肩を揉んだり、ヤンソンスと肩を組んではけていったりするツィメルマンの姿ににっこりしてしまった。あまりにも息がぴったり合っていて、ほかの指揮者やオケとの演奏が思い浮かばないくらい。

 後半の展覧会の絵。親しみやすく懐かしく、でも逆にそれほど期待していなかった(失礼!)。ががが、もーう楽しいったら。バスクラリネットやサックス、銅鑼やチューブラベルやガラガラなどなど普段あまり見ない楽器やチェレスタやハーブが贅沢に使われていてわくわくしてしまう。音が勢い良く高まる感じとか、いろんな楽器が同じ旋律をバトンするようにダンスするように奏でるとか、生で聴かないとこの楽しさってわかんないよなあ、としみじみ思った。

 そして全般通じてヤンソンスの優雅で楽しげな指揮ぶりとそれに息をするように難なく音を出すオケの合いよう。長年培った信頼関係というものなんだろうなあ。最後のほうは彼の指揮棒が音楽を自由に奏でることのできる魔法の棒に見えたほど。私が小さな子どもだったら「あの棒が欲しい!」と心から願ったことだろう。
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# by tigersandcatlover | 2014-11-28 21:05 | その他の舞台 | Trackback | Comments(0)

ボリショイ・バレエ来日公演 ドン・キホーテ

 連休中日は夕暮れ時の琵琶湖畔へ。といってもやっぱりこの日もホールへ直行(笑)。ちょうど日没時でロビーからの眺めに思わずシャッターを切った。もうちょっと早くいって散策したらよかったかな。
 プティバ台本のドン・キホーテ。記憶違いでなければバジルの狂言自殺~二人の結婚が認められるシーンがジプシーの野営地や森のシーンのあとだったような気がするのだけれど、今回はそれが逆で一瞬あれ?と頭がこんがらがった。が、総じてともかく楽しく、時間を忘れて夢中になってしまうひと時だった。邪念なく没頭してしまったというか。ハッピーな演目だからこそ実力の高さが映えるんやろな、と初心者目線。

 初めての生ドン・キがこれだなんて贅沢過ぎるかもね。

キトリ/ドゥルネシア:クリスティーナ・クレトワ
バジル:セミョーン・チュージン
ドン・キホーテ:ニキータ・エリカロフ
サンチョ・パンサ:ゲオルギー・グーセフ
ガマーシュ:ヴィタリー・ビクティミロフ
ファニータ、ピッキリア:アンナ・レベツカヤ、ヤニーナ・パリエンコ
エスパーダ:ルスラン・スクヴォルツォフ
街の踊り子:アンジェリーナ・カルポワ
メルセデス:クリスティーナ・カラショーワ
ロレンソ:アンドレイ・シトニコフ
ロレンソの妻:アレフティナ・ルーディナ
公爵:イリヤ・ヴォロンツォフ
公爵夫人:ヴィラ・ボリセンコワ
居酒屋の主人:ローマン・シマチョフ
森の精の女王:マリーヤ・セメニャチェンコ
3人の森の精:ネッリ・コバヒーゼ、オルガ・マルチェンコワ、アナ・トゥラザシヴィリ
4人の森の精:アンナ・ヴォロンコワ、スヴェトラーナ・パヴロワ、エリヴェータ・クルテリョーワ、ダリア・グレーヴィチ
キューピッド:ダリア・コフロワ
スペインの踊り:ニーノ・アサチアーニ、ヴェラ・ボリセンコワ、マリーヤ・ジャルコワ
ジプシーの踊り:アンナ・バルコワ
ボレロ:オクサーナ・シャーロワ、エフゲニー・ゴロヴィン
グラン・パの第一バリエーション:アンナ・チホミロワ
グラン・パの第二バリエーション:チナーラ・アリザーデ

 
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# by tigersandcatlover | 2014-11-25 22:13 | その他の舞台 | Trackback | Comments(0)

ヤンソンス指揮 バイエルン放送交響楽団来日公演 vol.1

 連休初日は小春日和で観光客でごった返す京都へ。といっても紅葉も神社仏閣にも目もくれず一目散にホールへ向かう。この日はこんな席で。


マリス・ヤンソンス指揮 バイエルン放送交響楽団 (京都コンサートホール)
 ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調「新世界より」
 R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
 R.シュトラウス:組曲「ばらの騎士」

 アンコール リゲティ:コンチェルトロマネスク

 少しお疲れかと思いきや、ニコニコと背中で歌うような元気な姿のヤンソンスに嬉しくなる。ジャンプもしてはったなあ。

 交響曲を前半に持ってくるという面白いプログラムだったけれど、終わってみると決して奇をてらった感じがしなかった。新世界はどこか郷愁的ながらも明るく透明なイメージ。2楽章の美しさといったら。ちょっと遅めのテンポだったような気がしたけれどそれも心地よかった。シュトラウスの2曲も本質的に明るいので楽しいひと時でありました。そしてなんといってもアンコールのリゲティ。いや~、もうかっこいいのなんの。コンマスのアントン・バラコフスキーさん大活躍。むちゃ速いソロパートも見ものだったけれど、これ、なんの音?と探したら彼が特殊技法で鳴らしている音だったりして目が離せない。本編はゆったり聴いていたのがぐいぐいと身を乗り出してしまったよ(後ろに人のいない席だったからというのもあるけど)。

 洒脱、という言葉がしきりに浮かんだっけ。

 至福の時間のあとは京都の洋食屋さんで。ハンバーグや海老フライやヒレカツなどなどを平らげた後の一口カレーがこんなC/Sに盛られてきたのが可愛かったのでパチリ。


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# by tigersandcatlover | 2014-11-25 22:11 | その他の舞台 | Trackback | Comments(0)

悟浄出立 万城目学 著

  西遊記の沙悟浄目線の「悟空出立」をはじめ、三国志の趙雲、項羽の寵姫である虞姫、荊軻と同音の名をもつ男、司馬遷の娘、など中国の古典に絡んだ物語をつづった短編集。

 万城目さんというと、「鹿男あをによし」とか「プリンセス・トヨトミ」とか「偉大なるしゅららぽん」とかの、歴史を絡めながらの奇想天外で軽妙な小説を書く人、のイメージ。が、この本はなんだか違う。独特のユーモラスさは息をひそめてて、硬派。「これぞ正統派小説!」と言いたくなるような感じ。

 自分の世代以下の日本の作家さんの小説って、映像化しやすさを狙ってるというわけでもないだろうけど、テレビ的というか(テレビで育った世代だからなのか)、読みやすいんだけど軽くて後に残りにくいなあ、と思うことが往々にしてあった。で、正直万城目さんの小説もそういう範疇でとらえてしまっていた。ので、嬉しい誤算。これから彼の作品を追いかけていくのが楽しみだ~~。
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# by tigersandcatlover | 2014-11-19 13:24 | 読書 | Trackback | Comments(0)

マリボール歌劇場来日公演 アイーダ

 ヴェルディはやっぱいいな・・・。

 地元の決して洗練されてないホールで、座席もそんなに埋まってなくて、スター歌手も出演してるわけでもないけれど、すとんとその世界に入っちゃうんだもんなあ。

 なんかね、ほっこりしました。尖ってないけど安定の舞台。胸をつかまえるような感覚ではないけれど、音楽が心地よい。なにより出演者、オケが真摯で丁寧な感じが伝わってくる。

 もっともっと地元にオペラが来て欲しい。ので、また応援の気持ちをこめて出来るだけ行こう、と小さな決心をした夜。
  手抜きにキャスト表も写真で済ましてしまう・・・。ちなみにアムネリスが直前に変更になっていてイレナ・ベトコヴァさんでした。全くの余談だけどラダメスが古田新太さんみたいな雰囲気だったわw
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# by tigersandcatlover | 2014-10-30 20:02 | その他の舞台 | Trackback | Comments(0)
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