ドゥダメル指揮:ロサンゼルス・フィルハーモニック 

 久しぶりのサントリーホールへ。
 演目はマーラー:交響曲第6番 イ短調「悲劇的」。実演を聴くのは初めて。心拍のようなリズムがテーマのようにずっとそこにあって、楽章ごとにくるくると違う曲のようなのに、もちろん一遍の作品なんだと思い返させられるような。第2・第3楽章はスケルツォ→アンダンテ・モデラートの順。第三楽章のヴァイオリンの美しいこと。

 以前2番を聴いたときも思ったけど、マーラーは打楽器を観察するのがとにかく楽しい。今回も扉の外からのカウベルありーの、5人でのシンバルありーの、そしてもちろんハンマー。第4楽章はドゥダメル氏よりもっぱら一番後ろの打楽器ばかりみていた。扉の外に1人・2人出ていくようすとか、ハンマー直前に耳栓する様子とか(笑)。

 そしてマエストロの本当に楽しそうに指揮をする姿。音楽に愛されてる人、って言葉が頭に浮かんだ(この写真は会場外にあったパネル。今はこの写真に比べるとだいぶ御髪が白混じりに)。
 スペイン坂の桜がほぼ満開。そういえばちょうど去年の同じ週末も東京で桜を仰いでいたんだっけな。

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# by tigersandcatlover | 2015-03-30 20:01 | その他の舞台 | Trackback | Comments(0)

26

 滞在時間26時間、の観劇以外のスナップを少し。

 初めてエアトレインとLIRRでマンハッタン入りした。ささやかな冒険。おかげでMETに遅刻しそうになったわけだが(汗)。
 宿はソワレ×2ということで地の利一番でW times square。Hudson riverが見えるコーナールーム。
前回(4年前かな?)にはなかったスリッパがあった。湯沸しポットはやっぱりなかったけど。そしてたった一泊のために湯沸し棒とコップを持って行ったワタクシ。

 出待ちして0時回った深夜のtimes squareはまだまだにぎわっていた。
 ウェルカムフルーツをもりもり食べながら夜更かし。眠るのもったいない!
 朝7時ごろにコーヒー飲みがてらお散歩。
 機内で観た映画は「博士と彼女のセオリー」「バードマン」「イミテーションゲーム」の3本。あとは徹頭徹尾眠っていた。
 あー楽しかった。こんな弾丸観劇旅行なら悪くない。またいつか出来るといいな。
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# by tigersandcatlover | 2015-03-27 21:32 | 15/NY | Trackback | Comments(0)

Hedwig and the angry inch (late soiree)

 あっというまにmy last show。前から3列目という今までで一番前方席で〆た。

 まずは客の入り方が少々違った。19時からの回は開演30分前ごろにはずらりと列ができていたのだが、そういう光景もなくすんなり入場。15分前になっても半分くらいしか席が埋まってないような気がして心配になる。がが、そこから入ってくるお客さんがかなり多く、気づけばほぼ9割がた埋まっていた。極めつけは一曲目が終わってから席に案内されてくる遅刻組(自分のときのことを思い出すよ!)が20人近くいたことだ。ほかの劇場からのはしご組か、それとも夕食終えての観劇か。前方席の遅刻組がもたもたと座るときにJCMが「なによ、もういまのところ歌いなおさないわよ!」といじっていたのがご愛嬌。

 そして客層自体もずいぶん違ったな。ファン度が高いというか、たぶんリピーターがかなりの割合でいるのだろう。ノリが違う。もう冒頭から前方席はスタンディングして踊っていた。

 二度観てわかったのが、アドリブのように思える部分もすべてきちんと台本通りということだ(当たり前か)。怪我バージョンになって客席とのやりとりが増えてはいるが、ほんの少しのバリエーションはあるもののほとんど同じ。そして小さなハプニングをアドリブで切り抜けていくところもそのアドリブ風の部分と見分けがつかないほどに自然。やー面白い。いじわるな気持ちじゃなくて間違いさがしをするがごとく。ちょっと邪道な観劇方法かしらね。

 さすがに同日リピート(しかもインターバル一時間半くらいでw)すると、帰国してからもまるで録画を観るように舞台のあれこれが頭の中で再生されて楽しいったらない。やっぱり反復学習って効果絶大ですな(違)。

 ああ、本当に来てよかった。大大満足。もうこの作品に関しては思い残すこと、ないかも。

 おまけ。ステージドアではサイン入りsugar daddy candyをJCM自らが配って回る(後列には投げるw)ファンサービス。なんと無垢な笑顔だろう!
 このキャンディ、しばらく食べられそうもない・・・♡

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# by tigersandcatlover | 2015-03-26 19:35 | 15/NY | Trackback | Comments(0)

Hedwig and the angry inch (early soiree)

 続いて今回の観劇の本丸;Hedwig and the angry inch。土曜日は19時からと22時からの二回公演があるというので、もうこうなったらとことん行くよ!とばかりにどちらも観ることにしてしまった。だってこのためにはるばる片道15時間以上かけて(ええ乗り継ぎですからね)来たんだもの。

 ってんでまずは夕暮れ時のソワレ。 
 2月末に左膝を怪我してしまい、結局一週間ほど休養をとって復活したJCM。休んでいる間に演出を若干手直しして、その怪我自体を巧く物語に取り込んでしまっていた。こういう荒技ができるのも原作者にしてオリジナルキャストの強みと言えましょう。もう膝はずいぶん回復しているようだったので、もうもとの演出に戻してもいけそうに思えたが、そのまま左膝怪我してるバージョンで上演していた。ハイヒールはキラキララメ入りハイカットスニーカーに、膝にはブルーのサポーター、キラキララメ入り杖や足置き。そして何と言っても傑出してるのがイツハクの働きぶり。

 これで4度リピートしたことになるのだが、一回目の終演後にまず思ったのが、これまでで一番彼らの夫婦愛みたいなものがよくわかったということだった。怪我をしているヘドウィグにアゴでつかわれてるようにも見えるんだけど、時折みせる彼(彼女)への温かい眼差しや気遣う様子、目配せなど。JCMの映画版を含めてこれまでの演出では、打算と嫉妬が若干入った複雑な関係に見える瞬間もあったのだけれど、今回はそれを凌駕するような温かさを感じた。そのぶん最後にウィッグを戸惑うイツハクに渡すところで落涙。

 本当のところはよくわからないけれど、ひょっとしたらもう膝自体は癒えているJCMが、この当初は苦肉の策だったかもしれない新演出をかなり気に入ってるんじゃないかな?と勝手に想像したりして。
とにもかくにも、Bravo!!

John Cameron Mitchell (Hedwig)
Lena Hall (Yitzhak)

Justin Craig (Skszp)
Matt Duncan (Jacek)
Tim Mislock (Krzyzhtoff)
Peter Yanowitz (Schlatko)

21/3/2015 Belasco Theatre
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# by tigersandcatlover | 2015-03-25 23:29 | 15/NY | Trackback | Comments(0)

Manon

 さて各論(笑)。まずMETのマチネでマスネのManonを。とはいえ、この日は12時30分開演。飛行機の到着予定時刻が11時だから無謀っちゃ無謀だ。けれど蓋をあければなんとか滑り込みで劇場内のシャンデリアがするすると上がる直前には席につくことができた。いやまあ、本当のところ、かなりのドキドキものだったけど。
(初めてのバルコニー正面席。遠くて入り込めないかな〜と思ったけれど全くの杞憂だった。音は上がいい、というのが身にしみてわかった)

 この日のメインキャストはダムラウと先日HDでホフマン物語を観たグリゴーロ。細かいことはまあいい。もうとにかく可愛い!って誰がってグリゴロくんがですよ。遠景で俯瞰を楽しむくらいの気持ちだったのだけれど、彼のあまりの細かい演技にオペラグラスが手放せなかったほど。目で語るところとか、ちょっとした指の動きとか、細かい細かい。比較に出すのも変だけど、泉見洋平くんのトゥイ(ミスサイゴン)を思い出した。細か過ぎて目が離せない演技。声の演技もそれはそれは見事で登場の若々しい明るい声から苦悩に満ちて行く過程でのやや暗く重くなっていくところ、最後のマノンの絶命シーンでは雄叫び。この雄叫びは決してがなるようなものではなく声帯に負担がかからなさそうな、けれど絞り出すように聴こえるという絶妙なもので、かなりの技術を要するんじゃないかな?と素人ながらに思った。

 ダムラウも負けずの芸の細かさで、これまた見事と思ったのがこの演目で笑いを生んでいたこと。録画で観た同じ演出のネトレプコマノンのときはうわ〜とやや引くような圧倒されるような3・4幕のシーンでドカンドカンと笑いをとっていた。それも声音だけでも十分な可笑しさを出すんだよなあ。そのぶん5・6幕の転落ぶりが痛ましく感情移入してしまった。

 カーテンコール。あんなに悲劇的な声で涙させたのに、出て来たグリゴロくんは元気いっぱい。万歳して跪いて床にキスしてまたその姿勢で万歳して。皆で手をつないで、わ〜っと舞台前に駆け上がるのも最後の最後まで率先してやりたがって、一人つんのめってしまっていた。いやもう彼の可愛らしさに参ってしまったことに尽きる、そんな弾丸観劇1ステージ目。
飛び跳ねんばかりの勢いw

Conductor: Emmanuel Villaume
Manon: Diana Damrau
Chevalier des Grieux: Vittorio Grigolo
Lescaut: Michael Todd Simpson
Count des Grieux: Nicolas Testé

Production: Laurent Pelly
Set Designer: Chantal Thomas
Costume Designer: Laurent Pelly
Lighting Designer: Joël Adam
Choreographer: Lionel Hoche


 
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# by tigersandcatlover | 2015-03-25 15:09 | 15/NY | Trackback(1) | Comments(0)

DANG-GANG ☆

 わずか一泊三日という無謀なるNY旅行をしてきた。しかもマチネ1ソワレ2という、ほぼ劇場にしかいないというスケジュール。観光もちゃんとした食事もお買い物もなし。究極の弾丸観劇と言えましょうw

 もともとは3月13日までのJCMのHedwigのキャスティングが4月まで延長されたことから勢いで決めてしまった今回の弾丸。そのアナウンスを知ったのは2月上旬の朝だったが、すぐ特典航空券を確保し(一泊三日では割引運賃は適応されないので特典でいくしかない)、その日の午後のうちには観劇チケットからホテルまですべて手配を済ませて、職場での休みの確約までしてしまった。全くこういうときの決断には迷いがないなあ。

 それにしても現地で何度も頬をつねりたい気分になるほど自分が異国にいるという気分にならなかった。そして帰国してからもストンと日常に戻ってしまって実感がない。いろんな意味で夢のような3日間でありましたよ。
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# by tigersandcatlover | 2015-03-24 07:35 | 15/NY | Trackback | Comments(0)

東京バレエ団 ジゼル

 ザハロワさんとボッレさんがゲスト出演する、東京バレエ団「ジゼル」を観るべく上京。
 ジゼル自体は三度目の観劇。どうしても主役が舞台上にいない時間帯にいつも眠くなってしまうのだが、この日もちょっとそういう傾向あり(汗)。でも二幕のコールドバレエは好きなのでそこはパッチリ起きておりました。

 主役二人に関しては、いろいろ勝手に想像してたのとはいい意味で全然違った。静かで綺麗で控えめで、なんというか、本当に上品だった。体型の美しさも相まってぴたりぴたりと絵のようにポーズが決まる。踊りなのに動より静が印象的だった。ほぅとため息ばかりついてたような気がする。ただ魂が揺さぶられるような感覚にはならなかった。2階席で少し遠かったということもあったかもしれないなー。

ジゼル:スヴェトラーナ・ザハロワ
アルブレヒト: ロベルト・ボッレ 柄本 弾
ヒラリオン:森川茉央
ミルタ: 奈良春夏
ドゥ・ウィ:リ 乾 友子、吉川留衣
ペザントの踊り: パ・ド・ユイット 乾 友子、吉川留衣、川島麻実子、河谷まりあ、梅澤紘貴、松野乃知、原田祥博、入戸野伊織
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# by tigersandcatlover | 2015-03-16 21:13 | その他の舞台 | Trackback | Comments(0)

女のいない男たち 村上春樹 著

 表題だけで食わず嫌いになっていた著者の9年ぶりの短編集をようやく読んだ(収録作品;「ドライブ・マイ・カー」「イエスタデイ」「独立器官」「シェエラザード」「木野」「女のいない男たち」)。

 もともと彼の作品はなんらかのかたちで女性に去られている主人公が多いのだが(捨てられたり・浮気されたり・失踪されたり・自殺されたり)今回は徹頭徹尾そういう人物をめぐる物語ばかり。初期の短編集を彷彿させるような、どこか懐かしいような物語が続く。

 「女のいない男たちになるのはとても簡単なことだ。一人の女性を深く愛し、それから彼女がどこかに去ってしまえばいいのだ」

 には不遜にもちょっと笑ってしまったけれど、まあ、ね。
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# by tigersandcatlover | 2015-03-11 07:43 | 読書 | Trackback | Comments(0)

MET ライブビューイング 「ホフマン物語」

 珍しく予定のない日曜日。久しぶりにMETライブビューイングへ行って来た。ヴィットーリオ・グリゴーロくんがタイトルロールを演じるオッフェンバックのオペラ「ホフマン物語」。

 まーあ、グリゴーロくんのかわいらしいこと。幕間のインタビューや開演前ヴォイトが解説してる後ろでカメラを気にしてる!ってのがむっちゃわかる様子とか、ランニングでの殺陣練習姿とか。そしてインタビューでも触れていたけれど、劇の進行での声の変化。このなんとも感情移入しにくいホフマン(だってただのアフォな男なんだもんなあ)がどんどん可哀想に、幸せにしてやりたく思えてくる。彼の生歌を聴くのが楽しみだー。

 個人的にはあと、ミューズ/ニクラウスを演じたケイト・リンジーが良かったわあ。クールビューティでスリムで表情も仕草も正にズボン役にぴったりなキャラ。
 ところで、当初この舞台、アントニア・ステラ・オランピア・ジュリエッタというホフマンの想い人すべてをヒブラ・ゲルツマーヴァが歌うことになってたらしい。それはそれで凄い!が、そうなると最後にずらりと3人が並ぶエピローグはどんなふうに演出するつもりだったのかしらん。

指揮:イーヴ・アベル 演出:バートレット・シャー

ホフマン:ヴィットーリオ・グリゴーロ
ミューズ/ニクラウス:ケイト・リンジー
4人の悪役:トーマス・ハンプソン
ステラ/アントニア:ヒブラ・ゲルツマーヴァ
オランピア:エリン・モーリー
ジュリエッタ:クリスティン・ライス
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# by tigersandcatlover | 2015-03-08 20:30 | 映画 | Trackback(1) | Comments(0)

2015開幕・・・

 と言っても珍しく野球じゃありませんw。

  ヴィッセル神戸のJリーグ開幕ホーム戦に急遽お誘いいただいてホイホイいってまいりました。場所は和田岬あたりにあるノエビアスタジアム神戸。地元なんだけどこのあたりは歩くのさえも初めてじゃないかな?

 いい眺め!
キックオフ前にプラカードでこんな図柄をスタジアムに描くのがヴィッセル流らしい。肉眼ではわかりにくかったが、こうやってみると神戸の山と街を描いているのかな。
 贔屓のチームや選手がいるわけでない試合を観戦するのはイライラすることもなく、純粋にスポーツとして楽しめる感じ。負けてもあの虚脱感(笑)みたいなものはない。それでも周りのファンの人たちの悲鳴やため息、手拍子なんかを聴いているとホームチームが攻められるとひやっともするし、チャンスがあると身を乗り出す。ただただ楽しい時間でありました。


7/3/2015 ヴィッセル神戸 vs 柏レイソル (ノエビアスタジアム神戸)

           (63')工藤 壮人

 入場者全員に大盤振る舞いなマフラーの配布。チームができたのがちょうど震災の年1995年で今年は20周年と聞いてなんかしみじみしてしまったわ。

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# by tigersandcatlover | 2015-03-08 09:00 | おでかけ | Trackback | Comments(0)


舞台と音楽と本と、ときどき旅行。


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