Sleeping Beauty×2

 2年前にSwan Lakeでどっぷり嵌った New Adventures。そのときには4回、さらには去年の夏にはCar Manをロンドンまで観に行ったんだったっけ。その彼らの来日公演;Sleeping Beautyを観てきた。今回は一泊二日で二回だから大人しいほうだわねw

 チャイコフスキーの眠れる森の美女を絶妙なさじ加減で読み替えたこの作品。カラボスの息子が出て来たり、王子様は幼なじみの庭師の恋人だったり、はたまたリラの精が男性でしかもカラボスと同類?!みたいな、おとぎ話をリアルに感じさせる説得力。そういえば、以前どこかのブログでカラボスとリラの精は本当は同一人物で善なる面がリラの精・邪悪な面がカラボスなのではないか?(そうでないと一歳のお誕生日パーティにカラボスを招待しないのはありえない)、という考察を読んでなるほど〜と思ったことがあったっけ。

 たった17人でプリンシパルもアンサンブルも、パペット使いまでも役代わりでこなしてしまうという、まさにザ・劇団。昨日主役を踊ったダンサーが今日はアンサンブルを踊ったりするのを観るのがまた楽しい。これってレミゼラブルのアンサンブル探しと同じ楽しみかただなあとか思ったりして。

 一度目のプリンシパルキャストはこんな感じ。
e0164774_9144563.jpg
 アシュレーちゃんはかわゆいし、ドミニクは一途青年ぴったりやし、クリスはかっこえし、リアムカラドックはセクシーだし、の鉄板キャスト。特に惹き付けられたのがリアム。カラボスでの登場シーンであるシルエットからもう美しい。知らなければ女性?と一瞬思ってしまうだろう。カラドックになってからもどことなく影のある表情についつい目が行く。成人式のシーンでもSwan Lakeでストレンジャーが登場したときみたいに、彼が舞台の端にいるだけで目で追ってしまっていた。全キャストのボードはこちら。
e0164774_9195310.jpg


 二度目のプリンシパルキャスト。
e0164774_9204970.jpg
 にキャストボード。
e0164774_9311835.jpg
いや〜トレンフィールドさんに泣かされた。最初はドミニクに比べたら「青年感」が足らないかな?と思ってしまったのだけれど、そのぶん100年経ったときの切なさが出るというかなんというか。最後の最後、オーロラが正気に戻ったときの「僕、でもこんな姿になってしまったから・・・」と哀しい顔をしたあと、オーロラに羽をすりすりされて(笑)のあとの嬉しそうな顔といったら!もうここでぐぐっと泣けてしまった。翌日反芻していて、そう言えばこれまで観た役(スワンにルカ)で彼のあんな笑顔見たことない、というかあんな無邪気な表情を見せてくれるというイメージを彼に持ってなかったからなんだ、と気付いた。

 ライラックは二日ともマーニーさんだったのだけれど、これまたSwanのときのへたれ王子と全く違うイメージで小柄でかわいらしい外見なのに、なんかカッコいい。少しわけあり妖精ってのがぴったりでありました。贅沢言っちゃうと、リアムのライラックもちょっと観たかったかな。東京に住んでたら間違いなく全キャスト制覇しちゃってるな、危険危険。

 やっぱりマシューボーンは天才だなあ〜。一度観たら二度、そしてまた次の作品が観たい!と中毒性があるんだもの。

 そんなわけで新作のRed Shoesをなんとか観に行けないかとちょっと妄想中なのだった。
[PR]
# by tigersandcatlover | 2016-09-25 09:31 | その他の舞台

赤い甲子園

 今季マイラスト観戦は25年ぶりのリーグ優勝を先週決めたばかりのカープとの一戦。球場入りする前からカープのユニフォーム来た人が多いなあ~と思っていたけれど、スタンドみてびっくり。レフトスタンドはすべてまっかっか。ついでに三塁アルプスも内野も赤赤赤。ここまでビジターが多い甲子園って初めて体験するかも。

 ラッキーセブンの元祖ジェット風船。
e0164774_702740.jpg


~9月14日 対広島戦~

先発は阪神;藤浪、広島;薮田。どちらも立ち上がりが今一つでボール先行。一回の表裏はどちらもワンアウト満塁からのダブルプレーがらみで失点。タイムリーがもう一本出た広島がまずは2-1とリード。この時点で試合から40分経過(長っ)。その後藤浪はやや持ち直してストレート160km/秒を記録したりもしつつ、だがやはり不安定で6回に鈴木にタイムリーを打たれ3-1に。ああ~このままええとこなしで終わるんかなあ~と儚んでいたら7回にようやくチャンスが。四球に死球、さらにはエラー二つもらって1アウト満塁。福留が犠牲フライ~ゴメスタイムリーでようやく逆転に成功。やっと万歳三唱が気持ちよくできたわ~。が、これで終わらないのが今年のタイガース(今年のカープとも言う)。8回に交代したサターホワイトが鈴木に四球与えたあと野間にヒット打たれ、さらには安部に2点タイムリーであっさり逆転されてしまう。9回には代打のルナがセンターへソロホームランをほりこんで万事休す。

 ・・・ということで今季はなんと観戦成績全敗という哀しいシーズンになりました。でもまあ、これまでがあまりに得点シーンの少ない試合ばかりだったので、今日の7回裏の攻撃での盛り上がりですら嬉しく感じるという幸せへの閾値の低さ。優勝するチームってこういうことなんだなあ、と今年の広島の勢いを目の当たりにした夜でありました。

 今季最後の甲子園ご飯はちょっと贅沢して金本監督のスタミナカルビ丼弁当。1300円也。
e0164774_6593974.jpg

[PR]
# by tigersandcatlover | 2016-09-15 16:51 | 野球(タイガース)

連敗なう

 9月というのに熱帯夜の甲子園へ6連敗中のタイガースの応援にいってきた。ちなみに私の観戦成績も今季5連敗中。

〜9月3日 対横浜戦〜

先発は阪神;能見、横浜:山口。4回裏、高山のタイムリーでまず一点先制。能見はなかなか調子良さそうだったんだけど、6回の桑原のタイムリーの際のホームベースのバックアップのときに少し足を痛めたのか、その後四球を連発して降板。7回裏、福留のライナー性のライトスタンドへのHRで勝ち越しし、やっと六甲颪が歌えるかと思いきや・・・8回表、藤川が二連打浴びたあとのツーアウト1・2塁、筒香のレフトとショートのあいだにぽろんと落ちるヒット(正直打ち取ってたと思う)が2点タイムリーとなり、それが決勝打に。

 日曜日に負け試合観戦した次の土曜日の敗戦。ずーっと甲子園に居たような気がするねえ、と同行者と苦笑い。今季、あと一度チケットが残っているのだけれど、果たして六甲颪は歌えるのでしょうか!? なんかもう一生勝ち試合を観れない気がする・・・のは哀しき虎ファン心理やわあ。
[PR]
# by tigersandcatlover | 2016-09-04 13:38 | 野球(タイガース)

バイロイトの休日

 オランダ人と神々の黄昏のあいだの一日は公演がなかったわけではなく、パルシファルが上演されていた。が、チケットを持っていなかったワタクシ。実は最初にバイロイトいこうかな~と思った時はこのパルシファルを観たかったのだけれど、発売日にアクセスしたものの玉砕(涙)。そのときまだ買えた神々の黄昏をまずポチリ、とりあえず練習みたいな感じでバイロイト行くか~と思いつつも、当日券が出ることもあるというかすかな望みもありつつ、その前のオランダ人も観ることにした、という経緯なんだった(ああ、長っ!)。

 で、当日券売り場にも行くには行ったが、残念ながらチケットは手に入らず。この日はバイロイトの休日と相成った。そんな一日のスナップを少しだけ。

 朝からマキシミリアン通りをそぞろ歩く。ポキモンアイスなんか食べながら。
e0164774_1324653.jpg
e0164774_13243588.jpg
 町はどこもかしこもワーグナーだらけw
e0164774_13251145.jpg
e0164774_13253793.jpg
e0164774_1326146.jpg
 やはりここに来ねば、のワーグナーのおうち。
e0164774_13263117.jpg
 バイロイト先輩に教えてもらったインビスでブラットブルストを。うんまい!
e0164774_1327661.jpg
e0164774_13273232.jpg
 当日券を目指して町から祝祭劇場まで腹ごなしがてら歩いた。誰もいない劇場前は絵葉書のよう・・・。
e0164774_13282227.jpg
 汗だくになったので一風呂浴びて、Liebesbierにて遅めの昼食を。ここはMeisel's Weisの醸造所のそばにあるビア専門レストランで、テラス席で風に吹かれながらだらだらりんと過ごす。ああ、こういうのんびり休日もええなあ~。
e0164774_1329588.jpg
e0164774_13303544.jpg
 ちょっと仮眠してからパルシファルを観終えた友人と遅めの晩御飯。
e0164774_1331099.jpg


 なんとこの日はトータル2万歩も歩いていた・・・。これじゃ、休日というより、動日ですわね。
[PR]
# by tigersandcatlover | 2016-09-03 13:34 | 16/NY・SZG-Bayreuth

祝祭劇場椅子についての個人的覚書

 バイロイトへ行くことを決めたときから経験者の方々にいろいろアドバイスされたけれど、一番多かったのが「恐ろしく椅子の座り心地が悪い」ということだった。狭い・椅子が硬い(座面はぺらぺらのクッション・背面は木)・肘置きなし・座面が高くて背が低い人は足がつかない、などなど。とりあえずクッションは必須らしい(できたら座面用と背面用)、でも今年は持ち込み禁止(行ってみると持参してきてる人もいた)だからレンタルすることにした。

 以下今後のために、ちょっと覚書を箇条書きに。

1)開演10分前と5分前のファンファーレを聴いてからみなさん劇場入りするのだが、クッションは借りたものを外に持ち出せないのでその短い時間にささっと借りることに。これが初日はあたふたとしてしまった。

2)貸出しはクロークにて(今年は荷物は預からないことになっていて、クッション貸出しのみしていた)。張り紙に2€と記載あり。

クッションにはワルキューレたちの雄叫びがw
e0164774_2232161.jpg
3)二つ借りようかとも思ったけど、私は一つで十分だった。具体的には背面はジャケットやストールを入れたエコバッグを挟んでそれをクッションがわりにしてレンタルクッションは背面と座面の境目にL字型にひくようにしてその境目の隙間(結構空いてる)から荷物が落ちないようにブロックするように利用した。ちなみにクッションといっても厚みは1cmもなくて2つに折り畳めるタイプのもの(上の写真はたたんでる状態)。

4)椅子の高さはつま先がぎりぎりつくくらい。ザルツのHaus für Mozart 三階正面席の完全足ぶらぶらよりマシだった。高めのウエッジソールならもっとラクかもな〜。平土間サイド席だと前の座席の人たちの間の金具の部分(下の写真の黒いパイプの部分)に足を置けるのでだいぶ楽。逆に真正面席だとそれが出来ない。
e0164774_2252284.jpg
 いろいろ書いたけれど、正直私は予想していたより全然ヘーキだったんだよね~。狭さはまあ身体が小さいからってのもあるけど、椅子の硬さで身体が痛くなることもなかったし、特に二回目の 神々の黄昏 のときは全く舞台への集中が途切れることがなかった。なんでだろうなあ?よっぽど脳内麻薬でも出てたんかなあ?と思ってたんだけど、帰国後甲子園球場の内野席の椅子に座った時にハタ!と気づいた。前後の詰まり具合、椅子の幅の狭さ、背面はおろか座面にもクッションのない劣悪な椅子環境。基本3時間半~4時間を途中退席もあまりしないまま座りっぱなし(万歳三唱の時以外w)そうか~私、ここで鍛え上げられてたんだな。
[PR]
# by tigersandcatlover | 2016-09-02 12:49 | 16/NY・SZG-Bayreuth

Götterdämmerung

 間一日をあけて、この旅最後の観劇は神々の黄昏。リング4作の最終話だけを観るのって、小説の最後を先に読むみたいでちょっとどうかとは思うけど、今年のリング単券発売がこれだったんだからしゃーない。

 さすがに二度目の祝祭劇場になると緊張も取れて、自分の入り口も把握できてるし、ファンファーレ後にささっとクッションを借りて座り心地を整えて開演を待つ、ということもできた。やっぱり経験って大事だw この日は少しサイド寄りの席だったので前の人の頭が邪魔にならずに快適。

 まだまだ初心者でエラそうなことを書くのはどうかと思うけど、オランダ人同様、このリングも、すごく人間臭い演出だった。一人として聖人はおらず、みな愚かでややもすると暴力的で自分勝手なのが際立つ。神話めいた物語のように勝手に思っていたのが実にリアルな現代社会に置き換えても違和感ないというか、つながっている。100年やそこらで人間が変わるわけないんだよな、と思い知らされるような。なのに音楽だけが美しいってどういうことなんだろう。いろんな意味で揺さぶられたわ・・・。
e0164774_2272236.jpg
 観てから少し時間がたってしまったので、直後にツイしたのを少しコピペ。

全く眠くならなかったし、背中も脚も腰も大丈夫だったバイロイト神タソ。なんなんだろう…脳内麻薬でも出てるのかな?

椅子の硬さが全く気にならなかった、あの脳内麻薬の正体が知りたい。邪念なく音楽だけに満たされる感じ。

指揮も歌手も素晴らしかったし、演出も覚悟してたけど一つだけ。舞台上に映像を多用されると、私自身はどうしてもそちらを見てしまうクセがあるらしい。せっかくの生舞台なのに、映像演出は必要最小限にして欲しいな〜。


 二回の休憩時間(各々50分くらいある)は劇場のレストランのテラス席を予約した(バイロイト先輩にしてもらった)。開演前に料理を頼んでおくと幕間にすぐ食べられるように準備しておいてくれる。シャンパンあけて軽くお食事して次の幕の前にエスプレッソで気合を入れて、というペースが心地よい。贅沢で快適な幕間の過ごし方。
e0164774_22825.jpg
e0164774_2282888.jpg
Conductor;Marek Janowski
Director;Frank Castorf
Stage design;Aleksandar Denić
Costumes;Adriana Braga Peretzki
Lighting;Rainer Casper
Video;Andreas Deinert
Jens Crull
Choral Conducting;Eberhard Friedrich
Technische Einrichtung 2013-2014;Karl-Heinz Matitschka

Siegfried;Stefan Vinke
Gunther;Markus Eiche
Alberich;Albert Dohmen
Hage;nStephen Milling
Brünnhilde;Catherine Foster
Gutrune;Allison Oakes
Waltraut;eMarina Prudenskaya
1. Norn;Wiebke Lehmkuhl
2. Norn;Stephanie Houtzeel
3. Norn;Christiane Kohl
Woglinde;Alexandra Steiner
Wellgunde;Stephanie Houtzeel
Floßhilde;Wiebke Lehmkuhl
[PR]
# by tigersandcatlover | 2016-08-31 13:51 | 16/NY・SZG-Bayreuth

日本版)Kinky Boots

e0164774_19575939.jpg
 一週間前になってしまうけれど、日本版キンキーブーツを観てきた。BWでオリジナルキャストで観たときに、ああ、これは日本版の上演はローラのキャスト選びがキモで難しいだろうなあ、と思ったんだった。なので、三浦くんがローラにキャスティングされたことを知った時は、彼の舞台は新感線で観ていて素晴らしいことはわかってはいたけれど、あの若さ(26歳)でローラを演じるのは、あの哀しさみたいなのが出にくいかもなあと期待半分不安半分なのだった。けれどけれど、これがまーあ、すんばらしかったのよ。

 ピンピールでちゃんと踊れるなんてレベルじゃなくて、ピカ一に踊れる。余白の演技も素晴らしい。歌は高音がキツそうなところはあったけれど、声に味があって聴かせる。ローラはもう少し中年のイメージだったんだけど、彼をキャスティングした制作GJ! いやはや末恐ろしいわ~。彼の舞台をおっかけたいくらいだ。

 小池君・ソニンちゃんはじめ、他のキャストも絶妙で、これ以上のはもう思い浮かばない。いやはや参りました。惜しむらくはせっかくの日本版なのに歌詞が聞き取りにくかったこと。どうやら少し言葉遊びが多い訳だったようで、それはそれで悪くないんだけど、そこは日本語でミュージカルをするときに制作側としてはあきらめなければいけない部分なのではないかな?と思ったりもした。

キャスト

ローラ;三浦春馬
チャーリー・プライス;小池徹平
ローレン;ソニン
ニコラ;玉置成美
ドン;勝矢
ジョージ;ひのあらた
パット;飯野めぐみ
トリッシュ;白木美貴子
ハリー;JONTE
エンジェルズ;穴沢祐介、森雄基、風間由次郎、森川次朗、遠山裕介、浅川文也
[PR]
# by tigersandcatlover | 2016-08-30 21:57

球児600試合登板記念試合

e0164774_7202882.jpg
 この日は藤川球児の公式戦600回記念試合だった。

 ・・・で終わらせたいところだけれど、一応試合経過メモ。

 
~8月28日 対ヤクルト戦~

先発は阪神;岩貞、ヤクルト;山中。一回裏に上本ツーベース→北條犠打→高山犠牲フライで1点先制し、幸先よいな~でも逆に不安だな~と思うのが虎ファンの哀しい心理。で、その嫌な予感は的中し、その後は山中を全く打ち崩せず、完投させてしまう。守りは5回の先頭打者にサードエラーを許し、バレンティンのタイムリー~ワイルドピッチを挟んで~西浦の2点タイムリーとエラーがらみの勿体ない3失点。これが決勝になってしまった。そして2点ビハインドではあったものの岩貞-松田-サターホワイト-安藤-藤川と、まるで勝っている時のような継投で最後に藤川が出てきたときはなんだか泣けてきた。セーブつけてやりたかったなあ~。
[PR]
# by tigersandcatlover | 2016-08-29 13:00 | 野球(タイガース)

Der fliegende Holländer

 いよいよ祝祭劇場へ。バイロイトデビューは さまよえるオランダ人。

自分なりにドレスアップして、ホテルのエレベーター前にいたら、よほど私がわくわくとした気持ちを全身から出していたのだろう、老婦人が声をかけてくる。初めてのバイロイトなんです~というと、「ようこそ、バイロイトへ!」とハグ。パスポートは持った?クッションは二つお借りなさいね等々アドバイスしてくれる(ご自分の地元のオケのプロデュースをしておられる方だった)。彼女と話していると、そのあともロビーでそしてバスの中で、ワグナー好きのご年配の方々がいろいろ声をかけてくる。ああ、これが社交というものなんだなあ。

 バスが到着すると駐車場の端っこのような道路で一瞬??となるが、みなさん慣れておられるようで迷わずぐんぐん駐車場の中を車の間を縫うように歩いていく。すると左手に劇場見ながら裏から回り込むような形で祝祭劇場に到着。なんかもうこのあたりドキドキが昂じすぎてあまり周りを見てなかったように思う。

 でもしっかりと記念撮影スポットでパチリ。
e0164774_14412729.jpg
 開演10分前と5分前のファンファーレを聴いてから劇場入り。
e0164774_14415521.jpg
普段は10分前くらいには劇場に入って、さあこれからだ、わくわく、みたいな気分を楽しむのが好きなんだけど、すんごい慌ただしく座らされる感じ。小学校の体育館への入場みたいだったな。

 劇場に入ってまず思ったのは、なんだか教会みたい、ということ。少しかび臭いような古い建物特有の匂い。木の床、そして座り心地の悪い椅子(笑)。クッションをどういう風に使ったら楽か試行錯誤できずお尻の座りが悪いまま開演してしまった上に、前のヒトの背が高くて舞台が良く見えない。そんな感じで冒頭はすんなり入りこむことが出来なかった。楽しいはずの糸巻の歌あたりも直後のゼンタの歌で少し睡魔が襲ってくる始末。

 そんな悪条件の中、ぐわ~っとなったのは後半のダーランド家の男性のコーラスが出てくるあたり。前面に東洋人キャストを配し、全員がどこか東洋人のメイクを施したように見えるそのコーラスはものすごい厚みで声が内臓を突き抜けていく感じ。後日お話したワグネリアンの方の解説だと、どうやらバイロイトのコーラスはまず低音をしっかりそろえるために特にオーディションに力を入れているそう(その低音を担う多くはロシア人らしい)。とにかくそのあたりからは気に入った舞台を観るときに感じる「入り込むような」トランス状態になることが出来た。演出なのだろうけれど、えええ?と思うようなゼンタの性格(もう完全におかしい女のヒトみたいなんだもん)もこのぐらいからは気にならず、最後はオランダ人、よかったねええとハッピーエンドみたいに思えた。クライマックスではメルベス嬢とシャーガーさん・メイヤーさんの声量に圧倒されまくり。

 終演後はブラヴォーに名物の足ドンドン。ブーはなかったかな。
e0164774_14422648.jpg
 それにしても 生初オランダ人(ええ、実はそうなんです<汗)が聖地でやなんて贅沢過ぎやなぁ。あんなにキレのいい音と厚みある合唱とせまってくるような声量の絶妙なバランスで聴いちゃったら確かに他では物足りなくなるの、初心者の私でもわかるわあ。

Conducto;rAxel Kober
Director;Jan Philipp Gloger
Stage design;Christof Hetzer
Costumes;Karin Jud
Lighting;Urs Schönebaum
Video;Martin Eidenberger
Dramaturgy;Sophie Becker
Choral Conducting;Eberhard Friedrich
Technische Einrichtung 2012-2014;Karl-Heinz Matitschka

Daland;Peter Rose
Senta;Ricarda Merbeth
Erik;Andreas Schager
Mary;Christa Mayer
Der Steuermann;Benjamin Bruns
Der Holländer;Thomas J. Mayer
[PR]
# by tigersandcatlover | 2016-08-27 14:43 | 16/NY・SZG-Bayreuth

バイロイトへの道、とArvena Kongress Hotel

e0164774_13123715.jpg
  旅の中日はザルツブルグからバイロイトへ4時間半の列車の旅を経てバイロイトへ。具体的にはザルツブルグ〜ミュンヘン〜ニュルンベルグ〜バイロイトという道程。途中ニュルンベルグでの乗り換えがなかなかタイトではあったが、なんとかこなし、少し奮発して一等車に乗ったため指定席で椅子も快適WiFiも無料で快適快適。ニュルンベルグからバイロイトの間はWiFiに指定席ではないもののエアコン完備(二等にはエアコンなし)で電源もあるのでこれまただらだらりんと調べものしながらであっという間に到着した感じだった。天気もよかったので駅からはお散歩がてらホテルまで歩く。

 歩く道すがら、ワーグナーのオペラから名前をとった薬局が目について嬉しがってパチり。
e0164774_1313324.jpg
e0164774_13132010.jpg
 ホテルはArvena Kongress Hotel。部屋は正直たいしたことないんだけど、音楽祭のお客さんがたくさん泊まっていて至れり尽くせり。開演1時間前に祝祭劇場までのバスが出るのに合わせて、その1時間前くらいからロビーに飲み物やスナックが並んでそこでドレスアップした人たちが談笑しつつバスを待つ。帰りは終演25分後まで待ってくれて同じバスでホテルまで(ちなみに往路は無料・復路に3.5€を運転手に支払うしくみ)。ホテルのレストラン兼バーは終演後の社交のために深夜まで営業。朝食は朝6時半から昼過ぎまでで、12時半になるとメニューが追加されるので朝昼両方ここで食べちゃう、ということも出来る(私は結局1日だけしか食べなかったけど)。同席する人たちはみなオペラファンばかりなのでバスでもレストランでもロビーでもあちこちで話の花が咲く。なんだか音楽祭のための合宿所みたいだなあ〜と思った。
e0164774_13143285.jpg
 エントランスではワーグナーがお出迎え。
e0164774_13145654.jpg
e0164774_13152356.jpg
 一応、チェックポイント羅列も。バスタブあり・スリッパあり・ヘアコンディショナーなし・湯沸かしポットなし・WiFi無料・ミネラルウォーターは有料・エアコンあり・セキュリティボックスあり(ただし旧式で使い方がよくわからず)。ホテルの鍵が旧式のカードキーで(穴があいてるタイプ)、ぐいっと差し込まないと開かないので始めわからなくてフロントのお兄ちゃんにやってもらったw廊下がエコ対策の電灯でスイッチを押すとしばらく灯るタイプで深夜はちょっと怖かったかな?
[PR]
# by tigersandcatlover | 2016-08-26 19:17 | 16/NY・SZG-Bayreuth


舞台と音楽と本と、ときどき旅行。


by tigersandcatlover

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

カテゴリ

徒然やら日記やら
おでかけ
ミュージカル
歌舞伎・文楽
その他の舞台
読書
映画
野球(タイガース)
外食しました。
Sweets中毒
医療のハナシ
国内旅行
海外旅行 アジア
09/パリ・北欧・伊・VIE
10/AMS・パリ・VIE
11/NY・ロンドン・ドイツ
12/ ロンドン・スイス・NY
13/VIE・EDIetc・MUC・NY
14/NY・GVA・NY
15/NY・VIE・London・DRS・NY
16/NY・SZG-Bayreuth

タグ

(148)
(107)
(88)
(68)
(63)
(36)
(33)
(23)
(16)
(11)

リンク

お気に入りブログ

むさじんの部屋
黒川雅子のデッサン  B...
♪♪♪yuricoz c...
別冊matc
vie naturell...
ひつじのお散歩
ひと呼んで、三毛猫ミヤコ。
バリ島生活を夢見て・・・...
liliaの 瞬間湯沸かし記
白日記
マダム日記デラックス2 ...
salon de luxe
SoCute, SoSw...
Mizuma Art G...
Regina×マダム松澤...
一寸先のキキ
Okei's Next ...
おいしい暮らしと楽しい記憶
ソプラノ 山口和子のブロ...

以前の記事

2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
more...

最新のコメント

こんにちは。 私も京都..
by desire_san at 08:38
みやさま いやホン..
by tigersandcatlover at 17:31
お奨めした手前、×だった..
by lilymiya at 14:20
みやさま 図書館待..
by tigersandcatlover at 16:21
図書館の予約待ちがなかな..
by lilymiya at 15:51
藍色さま コメント..
by tigersandcatlover at 15:56
なんとなくすっきりしない..
by 藍色 at 13:35
ユートーモさま コ..
by tigersandcatlover at 20:08
突然失礼します。 コン..
by ユートーモ at 17:20
あっくん どっちも..
by tigersandcatlover at 18:00

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

旅行・お出かけ
演劇

画像一覧