ルーヴル美術館展~美の宮殿の子どもたち
仕事がない水曜の午後。頚の調子がイマイチだが、鎮痛剤をガッツリ飲んで、大阪は中ノ島にある国立国際美術館でに向かう。左の写真はエントランスを入って視線を上に向けたところ。ガラス越しの空といい、そこからエスカレーターで美術館に入っていく構造といい、なんかルーヴルにどっか似てない??いや、もちろん何万倍もしょぼいけどさ・・・。
<↓ こちらは当然、本家でありますよ>
そして、今回開催されているのは、ルーヴル美術館展~美の宮殿の子どもたち~(2009年6月23日~9月23日)であります。ええ、年末にあんだけルーヴル三昧したっていうのに・・・。この美術館は一昨年のベルギー王立美術館展を見に行って以来(しかもその直後、偶然とは言え、ベルギーに旅行したのだった・・・)。いろいろ興味深い展覧会をよくしているのだが、いかんせん、交通アクセスが悪い!暑いし、頚も痛いし、で、JR大阪から徒歩20分のところをタクシーに乗ってしまった(帰りはちょっと裏技を使ったが、ここには書けません・・・ありがとうロ○○○!)。
さて、展覧会。こどもをテーマに絵画や彫像はもちろん、美術工芸品やミイラまでもが計221点展示されている。朝日新聞に掲載されていたルーヴル美術館長ロワレット氏のインタビューにあったが、普段はかかわりの薄い、各部門が協力する展覧会はこれまで例がなく、長年の夢であった由。
『名作を並べるだけのミニ・ルーヴルではなく、子どもという感情を呼び起こすテーマを通して、異なる文明、時代と対話する。そこに面白さがあります』 <ロワレット氏のコメント;朝日新聞より>
そのコメントどおり、展示の仕方がユニーク。時代別とか作者別や部門別ではなく、以下のごとくの7つのテーマにわけて展示されていた。イヤホンガイドを借りて、いざスタート!(何故か藤村俊二さんの解説があるのが笑えたなあ)。
Ⅰ誕生と幼い日々
中王国時代の小像から展示が始まる。妊婦・授乳する女性・そして、新生児くらいの子どもがテーマの像や絵画。少しスルー気味に観てしまう。
Ⅱ子どもの日常生活
ここが個人的に一番のツボ、でありました。皮製の小さな靴や、書字版、ゲーム版に駒、ガラガラ、関節が動く人形、台車に乗ったハリネズミにライオンなどなど(ショップでこの台車シリーズの携帯ストラップを二つとも買ってしまったり)。ここで大半の時間をつかったなあ。こういうミニチュアもんに弱いんですよー。 古代オリエント美術部門《台車にのったライオン》《台車にのったハリネズミ》中期エラム時代、前12世紀
Ⅲ死をめぐって
ミイラやデスマスクといった死にまつわるものたち。ルーヴルにおいて、子どものミイラは今回展示のたった一体のみとのこと。ここもかなりキタ。悲しみにくれる精霊の彫像。ポスターなどでこの作品を見たときは、かわいらしい、と思ったが実物はかなり重厚。
Ⅳ子どもの肖像と家族の生活
このあたりは、かなり見覚えのある作品たち。マスター・ヘアや、ベラスケスのマリー=テレーズの幼き日の肖像や。 絵画部門 《マスター・ヘア》 ジョシュア・レノルズ 1788年
Ⅴ古代の宗教と神話のなかの子ども
ヘラクレスとかサテュロスとかギリシャ神話の神々子ども時代の物語がテーマの作品。このへんは、ちょっと予習していったらよかったかな。うろ覚え~な物語を一生懸命思い出しながら。
Ⅵキリスト教美術になかの子ども
今回の展覧会のポスターにもなっている、テッィツィアーノの聖母子と聖スパテノ、聖ヒエロニムス、聖マウリティウスなどなど。
Ⅶ空想の子ども
プッティやらアモールがたくさん、たくさん(ってもともとプッティは数で勝負!なところがあるアイコンだけど)。
ほー。堪能した。ルーヴルに実際行っても、観光でバタバタしていたら、Denonの絵画だけで終わってしまうことも多いし、工芸品や彫像までは手が回りにくいもん。実際、私も2日間観て回ったのに、Sullyの工芸品あたりはすっ飛ばしてしまったもんなあ。こんなんあったっけ?な自分の記憶力のなさに情けなさを覚えながら。
さすがに疲れたのでカフェでコーヒーと紅茶のロールケーキをぺろり。前回訪れたベルギー王立美術館展では、それにちなんでベルギービールやら、わりと本格的なワッフルなんかがあって楽しかったのだが、今回はそういうタイアップはなし。それがちと残念だったかなー(とあくまで、何故か食にこだわるのであった・・・)。
<↓ こちらは当然、本家でありますよ>
そして、今回開催されているのは、ルーヴル美術館展~美の宮殿の子どもたち~(2009年6月23日~9月23日)であります。ええ、年末にあんだけルーヴル三昧したっていうのに・・・。この美術館は一昨年のベルギー王立美術館展を見に行って以来(しかもその直後、偶然とは言え、ベルギーに旅行したのだった・・・)。いろいろ興味深い展覧会をよくしているのだが、いかんせん、交通アクセスが悪い!暑いし、頚も痛いし、で、JR大阪から徒歩20分のところをタクシーに乗ってしまった(帰りはちょっと裏技を使ったが、ここには書けません・・・ありがとうロ○○○!)。
さて、展覧会。こどもをテーマに絵画や彫像はもちろん、美術工芸品やミイラまでもが計221点展示されている。朝日新聞に掲載されていたルーヴル美術館長ロワレット氏のインタビューにあったが、普段はかかわりの薄い、各部門が協力する展覧会はこれまで例がなく、長年の夢であった由。
『名作を並べるだけのミニ・ルーヴルではなく、子どもという感情を呼び起こすテーマを通して、異なる文明、時代と対話する。そこに面白さがあります』 <ロワレット氏のコメント;朝日新聞より>
そのコメントどおり、展示の仕方がユニーク。時代別とか作者別や部門別ではなく、以下のごとくの7つのテーマにわけて展示されていた。イヤホンガイドを借りて、いざスタート!(何故か藤村俊二さんの解説があるのが笑えたなあ)。
Ⅰ誕生と幼い日々
中王国時代の小像から展示が始まる。妊婦・授乳する女性・そして、新生児くらいの子どもがテーマの像や絵画。少しスルー気味に観てしまう。
Ⅱ子どもの日常生活
ここが個人的に一番のツボ、でありました。皮製の小さな靴や、書字版、ゲーム版に駒、ガラガラ、関節が動く人形、台車に乗ったハリネズミにライオンなどなど(ショップでこの台車シリーズの携帯ストラップを二つとも買ってしまったり)。ここで大半の時間をつかったなあ。こういうミニチュアもんに弱いんですよー。
Ⅲ死をめぐって
ミイラやデスマスクといった死にまつわるものたち。ルーヴルにおいて、子どものミイラは今回展示のたった一体のみとのこと。ここもかなりキタ。悲しみにくれる精霊の彫像。ポスターなどでこの作品を見たときは、かわいらしい、と思ったが実物はかなり重厚。
Ⅳ子どもの肖像と家族の生活
このあたりは、かなり見覚えのある作品たち。マスター・ヘアや、ベラスケスのマリー=テレーズの幼き日の肖像や。
Ⅴ古代の宗教と神話のなかの子ども
ヘラクレスとかサテュロスとかギリシャ神話の神々子ども時代の物語がテーマの作品。このへんは、ちょっと予習していったらよかったかな。うろ覚え~な物語を一生懸命思い出しながら。
Ⅵキリスト教美術になかの子ども
今回の展覧会のポスターにもなっている、テッィツィアーノの聖母子と聖スパテノ、聖ヒエロニムス、聖マウリティウスなどなど。
Ⅶ空想の子ども
プッティやらアモールがたくさん、たくさん(ってもともとプッティは数で勝負!なところがあるアイコンだけど)。
ほー。堪能した。ルーヴルに実際行っても、観光でバタバタしていたら、Denonの絵画だけで終わってしまうことも多いし、工芸品や彫像までは手が回りにくいもん。実際、私も2日間観て回ったのに、Sullyの工芸品あたりはすっ飛ばしてしまったもんなあ。こんなんあったっけ?な自分の記憶力のなさに情けなさを覚えながら。
さすがに疲れたのでカフェでコーヒーと紅茶のロールケーキをぺろり。前回訪れたベルギー王立美術館展では、それにちなんでベルギービールやら、わりと本格的なワッフルなんかがあって楽しかったのだが、今回はそういうタイアップはなし。それがちと残念だったかなー(とあくまで、何故か食にこだわるのであった・・・)。
by tigersandcatlover
| 2009-06-25 10:30
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舞台と音楽と本と、ときどき旅行。
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