またまた顔見世

こないだ行ったとこですが・・・はい。

実は今回の顔見世、
夜の部の最後の最後に魅力的な演目が。

今年は源氏物語千年記念。
それにちなんで夕顔の章をかけるというではないか。
しかも、光源氏;海老さま、六条の君;玉三郎さま。
ひえ~、こりゃあ、即日完売するはずだよ。

これだけでもちょっと観たいかも・・・と思っていたら
友人よりA席でよかったらチケットとったよ~との悪魔のささやき。

午前の仕事を終えて、いろいろあって、
始めの演目には間に合わないのと、
終演がかなり遅くなるので翌日がしんどいやろうなあ、と
逡巡していたのですが
なかなか取れないチケットだし、無駄にするのも、と
思い切って行って参りました。
e0164774_833235.jpg
e0164774_8333917.jpg




鴨川沿いに
ぽっかり浮かぶ夜の南座は
幻想的でわくわく。










e0164774_8385929.jpg

席は三階。
けれど南座自体が
ちんまりしているので
舞台がそれほど遠く感じない。
そればかりか舞台面が見えるので
一階では見えなかった
仕掛けもわかるので楽しい。

周りには大向うさんがたくさん。
お値段のことを考えたら
リピーターにはうれしい席だ。







始めの演目が終わってから席につく。

第一 傾城反魂香(けいせいはんごんこう)
   土佐将監閑居の場
             おとく  藤十郎
          狩野雅楽之助  扇 雀
          土佐修理之助  亀 鶴
           将監北の方  吉 弥
            土佐将監  竹三郎
            浮世又平  翫 雀

吃音の又平とおしゃべりなおとくとの夫婦の姿を描く一幕。
上方歌舞伎の重鎮から若手までの役者ぞろいで楽しい演目。
亀鶴さんが、ええ役してたよーとは友人談。
藤十郎さんの舞いもあったとのことで、見逃して残念やったな。

第ニ 元禄忠臣蔵
   大石最後の一日(おおいしさいごのいちにち)

           大石内蔵助  吉右衛門
             おみの  芝 雀
         磯貝十郎左衛門  錦之助
            細川内記  種太郎
            久永内記  桂 三
          荒木十左衛門  歌 昇
          堀内伝右衛門  歌 六

やっぱり12月と言えば、忠臣蔵。
浪士たちに切腹の沙汰が下り切腹する、最期の一日を描いています。
若い浪士とその許婚のエピソードにスポットが当たる
(討ち入りの準備のために結納をすっぽかし
結果的には利用して裏切った形になったのだが、許婚の女性が男装して
やってきて、その浪士に合わせてくれ、と大石に頼む)。
大石がこだわりにこだわった『初一念』がずっしり。

大石といい、昼の部の景時といい、
吉右衛門はさんにはこういう男気のある役が似あうなあ~。

第三 信濃路紅葉鬼揃(しなのじもみじのおにぞろい)
              鬼女  玉三郎
             平維茂  海老蔵
              鬼女  門之助
               同  吉 弥
               同  笑 也
               同  笑三郎
               同  春 猿
              山神  仁左衛門

紅葉を見物している美しい女性の一群に通りがかり、
誘われ、宴を共にする平維茂。けれど彼女達は実は鬼であった。
山神は鬼女たちを討つようにと、維茂に八幡の刀を授ける。

能の舞台を模した演出から始まる。
静かな、美しい玉三郎さんの舞い。
そこに出てくる海老蔵さんのこれまた美しいこと!

仁左衛門さんはキュートな動きの山神
(隈取でお顔がはっきり見えなかったのが残念!?)。
短い出演なのだけれど、独特の舞いでおいしい役やなあ。

鬼女の正体をあらわしたころから能から歌舞伎へと舞台が一変。
前半とは対照的な妖しい玉三郎さんの舞。うう、すごい。

これ観ただけでも、頑張ってきたかいあったわ~。

第四 源氏物語千年記念
   源氏物語(げんじものがたり)
   夕顔
   五條
   夕顔の屋敷
   池のほとり

             光の君  海老蔵
              夕顔  扇 雀
              惟光  猿 弥
           六條御息所  玉三郎

ストーリーはもういらんやろう、くらいの夕顔の章。
源氏物語では物の怪に憑き殺されたとされる夕顔が、
六条の生霊に殺されたという解釈での新作歌舞伎。

35分と短い演目なのだけれど、三幕構成。
このため、海老蔵さんは三種類の衣装で登場。
彼が登場するたびに溜息が聞こえるような美しさ。
それにしても、声までちゃうやん。
どちらかというと、太く張りのある声(女形を演じているときすらも)
の彼が、優しく静かな声の、完全な光源氏になってはりました。

玉三郎さんは言わずもがなですね。
ともかく妖しく悲しい。この歳になると夕顔より六条に感情移入しちゃうし。

それにしても、二演目続けて玉三郎さん海老蔵さんの組み合わせとは
なんと豪華な。
顔見世最後はだいたい舞をかけることが多く、
帰りを急ぐかたもおられることもあり、空席が目立つこともあるのだけれど
今回はさすがにびっしり、みなさん残っておられた。

そして、終演は夜9時40分。そこから帰宅で深夜でありました。
ああ、しんど。

こんな強行軍、なんで出来るんやろう、われながら。
感心するやら、呆れるやら。
[PR]
by tigersandcatlover | 2008-12-18 08:47 | 歌舞伎・文楽


舞台と音楽と本と、ときどき旅行。


by tigersandcatlover

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

カテゴリ

徒然やら日記やら
おでかけ
ミュージカル
歌舞伎・文楽
その他の舞台
読書
映画
野球(タイガース)
外食しました。
Sweets中毒
医療のハナシ
国内旅行
海外旅行 アジア
09/パリ・北欧・伊・VIE
10/AMS・パリ・VIE
11/NY・ロンドン・ドイツ
12/ ロンドン・スイス・NY
13/VIE・EDIetc・MUC・NY
14/NY・GVA・NY
15/NY・VIE・London・DRS
16/NY・SZGバイロイト・Paris
17/ZRH-MUC・バイロイト・LA

タグ

(148)
(123)
(94)
(85)
(63)
(37)
(34)
(23)
(19)
(13)

リンク

フォロー中のブログ

むさじんの部屋
黒川雅子のデッサン  B...
♪♪♪yuricoz c...
別冊matc
vie naturell...
ひつじのお散歩
ひと呼んで、三毛猫ミヤコ。
バリ島生活を夢見て・・・...
liliaの 瞬間湯沸かし記
白日記
マダム日記デラックス2 ...
salon de luxe
SoCute, SoSw...
Mizuma Art G...
Regina×マダム松澤...
一寸先のキキ
Okei's Next ...
おいしい暮らしと楽しい記憶
ソプラノ 山口和子のブロ...

以前の記事

2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
more...

最新のコメント

こんにちは。 私も京都..
by desire_san at 08:38
みやさま いやホン..
by tigersandcatlover at 17:31
お奨めした手前、×だった..
by lilymiya at 14:20
みやさま 図書館待..
by tigersandcatlover at 16:21
図書館の予約待ちがなかな..
by lilymiya at 15:51
藍色さま コメント..
by tigersandcatlover at 15:56
なんとなくすっきりしない..
by 藍色 at 13:35
ユートーモさま コ..
by tigersandcatlover at 20:08
突然失礼します。 コン..
by ユートーモ at 17:20
あっくん どっちも..
by tigersandcatlover at 18:00

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

旅行・お出かけ
演劇

画像一覧