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ガラスの街 ポール・オースター著

e0164774_942496.jpg 2ヶ月前に購入して積読していたのをやっと読了。柴田元幸氏による新訳、というので単行本を買った。ちなみに山本 楡美子氏・郷原宏氏による共訳の文庫本もある(「シティ・オヴ・グラス」という邦題)。

 息子を亡くし、妻にも去られてしまった推理小説作家クイン氏のもとに、ある日間違い電話がかかってくる。「探偵のポール・オースターさんお願いします」。そこから長い夢のような行き着く先が見えない物語が始まる・・・。てな物語。

 ミステリーのようでファンタジーのようで、ああ、でもそういう分類は意味がない。アイデンティティの喪失とか都会の孤独とか不条理な世界、だなんてありきたりな言葉でひとくくりにできないような、ぞわ~とする感じ。でも妙に静かな感じ。このあとの彼のキャリアを知っているからなんとかついていけるけど、これを出すことを決めた出版社って勇気あったよなぁ。

e0164774_1129068.jpg ところで、彼のエッセイ集「トゥルー・ストーリーズ」(これも柴田氏の訳)にこの作品にまつわるエピソードが収録されていてそれがまたぞわぞわ。このエッセイ集(と言ってもこれに相当する原著はなく、日本版のみの編集らしい)、前半は彼の赤いノート(!)に綴られた小説のネタみたいな、けれど実際にあった話なのだが、彼の小説のみならず、前妻リディア・デイヴィスの短編の元となったエピソードなんかも入っていて面白い。つまりは見る目によって物事というのは捉え方がここまで違うのかという意味合いも込めて。

 それにしても、こういう不思議な偶然に囲まれた人生を送る人って確かにいる。もうこれは小説家になるべくしてなったという運命か。もちろんそれを拾う目というのが才能なんだろうけれど。
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by tigersandcatlover | 2011-06-30 20:56 | 読書

W 台北に泊まる

少し前のある週末。1泊2日弾丸台湾へ。

と言っても観光も何もせず、
北京ダック食べたり蟹おこわ食べたり小籠包食べたりしただけですが。

宿泊したのは今年2月に開業したばかりのW台北。
一番安いカテゴリーのお部屋でも
Times Squareのんに比べるとかなりゆったり快適。

Wのベッドの寝心地、かなり好みだなぁ。
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スタイリッシュだが使いにくい洗面台。歯ブラシ・ソーイングセットなどなどはNYとは違い無料。ああ、アジアって素敵。ちなみにスリッパあり。無料のミネラルウォーターもあり。
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バスタブにつかるヒマなくシャワーだけで寝てしまったが快適そうなバスルームだった。
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※酔っ払ってどんどん倒れこみつつの撮影ではありません(笑)。

惜しむらくはまだ少しオペレーションに問題があるのか
チェックインに手間取ったり、
部屋がちゃんと3時に準備されていなかったことかな。

でもまた泊まりに行きたいなぁ~と
両替したのに余ってしまった台湾ドルを握り締めて夢想するのでした。
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by tigersandcatlover | 2011-06-28 22:11 | 海外旅行 アジア

フェルメールからのラブレター展

 もはや真夏の暑さの京都へ週末行ってまいりました。で、ついでと言っちゃなんなんだけど、日曜の朝一番で京都市美術館へ。目指すは フェルメールからのラブレター展(~10月16日迄)。カンディンスキーは会期末ぎりぎりだったけど、今回は会期開始早々に(笑)。

 まずは、副題が長い。「コミュニケーション;17世紀オランダ絵画から読み解く人々のメッセージ」。つまりはオランダの風俗画を中心に、家族の団欒や絆・学術的なもの・最後の最後に手紙が描かれた作品を展示する、というものらしい。そう考えるとかなり「フェルメールからのラブレター」ってのは強引といえば強引なネーミング(笑)。でもま、作品数も43と決して多くはないうちの3枚がフェルメールの作品ということなら比率的には十分とも言えよう。

 9時開館の15分前くらいに会場前に着いたところ、すでに30人くらいは並んでいかな~(チケットを持っていても持っていなくても同じ列に並ばされる)。けれど10人ずつくらい区切ってその全員が入場してから次を入れるので、あまりストレスはなかった。

 ピーテル・デ・ホーホやヤン・ステーンのおなじみなオランダ風俗画をささっと観て、最後の最後のフェルメールの三枚にほとんど直行。ちょっと邪道な鑑賞法だけど、おかげでほとんど鑑賞者の居ない快適な環境でじっくり堪能できた。まるで鮨屋でとっぱしから上トロばっかり食べるみたいな??(違うか)。前回この美術館に「レースを編む女」が来たときは(リンクはその日の日記)額の前に無粋なアクリル板でガードされた上、かなり高いところに展示されていて物々しかったけれど、今回はごく普通(近づき過ぎないようにささやかな工夫はされていたが)に展示されていてうれしい。

 今回来日したフェルメールは以下の三作品(この順に展示されていた)。
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《手紙を書く女》 1665年頃、油彩・キャンバス ワシントン・ナショナル・ギャラリー所蔵
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《手紙を読む青衣の女》1663~64年頃、油彩・キャンバス アムステルダム国立美術館、アムステルダム市寄託(A.ファン・ホープ遺贈)
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《手紙を書く女と召使い》1670年頃 油彩・キャンバス アイルランド・ナショナル・ギャラリー、ダブリン

 この三作品のうち、最も大きな目玉は「手紙を読む青衣の女」でありましょう。というのも、昨年から今年にかけて修復されたところなのだ。ちょうど修復直前にアムステルダムでこの作品を観たので思い入れもひとしお。ちなみに上の画像は修復前のもの。

 実はそのライクスで観たときと全くイメージが変わっていて驚いたのだった。正直修復前は隣に並んでいる「牛乳を注ぐ女」にぐっと目がいってしまうくらいに「青衣の女」は女性の顔色も悪く、椅子の青もぺったりしていたし、絵全体がどことなく痛んで精彩を欠いてみえてしまっていたので。ところが、今回はほんのり頬に赤みがさしていて、髪やドレスのリボンもはっきりし、椅子の色とドレスの青の違いがくっきりとわかり、女性の後ろの地図の色合いも鮮やかになっていた。びっくり。思わずその前の部屋に戻って修復についてのあれこれをじっくり読んでしまったくらい。

 国内の展覧会では滅多に図録は購入しないのだけれど、今回はその修復の説明読みたさに買ってしまいましたよ。いや~、読めば読むほど面白い。約4ヶ月と会期も長いことだし、もう一度観に行きたいな。
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by tigersandcatlover | 2011-06-26 19:39 | おでかけ

カンディンスキーと青騎士

 兵庫県立美術館で開催されている カンディンスキーと青騎士 展 に行って来た。会期末ギリギリに駆け込み(~6月26日迄)。

 青騎士(der Blaue Reiter)とはヴァシリー・カンディンスキーとフランツ・マルクが創刊した芸術誌の名前で、彼らのほかアレクセイ・ヤウレンスキー、ガブリエーレ・ミュンター(彼女はカンディンスキーと10年ちょっと生活を共にしたパートナー)を中心とした当時の新しい美術グループを指す。1911年に結成されたというから、丁度今年で100周年となる。その青騎士グループの作品をミュンヘン市立レンバッハハウス(Lenbachhaus)美術館所蔵品を中心に。

 カンディンスキーと言えば、何を書いているのか一見してはわからない、けれど色彩の独特な抽象画というイメージで、それほど好きというわけではない。
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ヴァシリー・カンディンスキー《印象Ⅲ(コンサート)》1911年 オイルテンペラ、カンヴァス、レンバッハハウス美術館蔵 これは彼が抽象画へ一気にシフトすることになる記念碑的作品、らしい。が正直よくわからない。私って所詮、保守的な感覚しか持ち合わせてないんよねぇ。

 が、当たり前だがキャリアの前半にはとっつきやすい絵も描いていて、それが意外にツボだった。ちょうどガブリエーレに出会った前後くらいの作品群。
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ヴァシリー・カンディンスキー《花嫁》1903年 グアッシュ、褐色のカードボード、レンバッハハウス美術館蔵

 でも一番最初に立ち止まったのはガブリエーレの描いたカンディンスキーの姿だったりして。いや、なんか惚れた男の姿をこんなふうに描くって愛やなぁ・・・。
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ガブリエーレ・ミュンター《風景を描くカンディンスキー》1903年 油彩、カンヴァスボード、レンバッハハウス美術館蔵

 このあとの二人の人生がどうなるかを知ってからこの時代の作品群を観るとなんとも言えない気持ちになるけれど。
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by tigersandcatlover | 2011-06-24 22:26 | おでかけ

ランメルモールのルチア

 クラシック漬け週末第三弾の日曜日。早起きして上京して上野は東京文化会館を目指す。この日はメトロポリタンオペラ来日公演の最終日。私の目当てはダムラウ演じるルチアであります。GWのMETで彼女のジルダを見逃してしまったのが大いに背中を押したのはいいが、実際に彼女(生まれたばかりのお子さんがいるのだ)が来日するまでは期待半分不安半分といったところだった。でもフタを開けてみると、キャスト変更の嵐が吹いたこのツアーで唯一予定どおりでの上演となった。ありがたいことです(嬉涙)。

 木の影をあしらった不吉なイメージの幕があくと、まず犬が二匹登場するのに驚く(って其処?w)。登場したダムラウはもっと少女っぽいかと思っていたら意外としっとりと大人の女性のイメージ。衣装のせいもあるかもしれない。声はふくよかで透き通るような高音。第一幕からホレボレとしてしまった。そしてそのしっとりとした雰囲気から、うってかわっての狂乱の場では動く動く(笑)。階段を降りたり上がったり、くるくる回ったりケープを引き裂いたり。けれど当然なのかもしれないが、全く声がぶれない。フルートとの掛け合いとなるところは、幻聴が聞えているという解釈を私は勝手にしていたのだが、それよりむしろ彼女の混乱した心の声を表しているように思えた。最後の高音が、もう一声!と思ってしまったけれど贅沢というものでありましょう。

 個人的なツボはルチッチ。先日のリゴレットのタイトルロールではちょっとイメージと違うな~と思ってしまった彼のエンリーコで、物語がぐっと締まったような感じ(サイン会で「リゴレット観たわよ~」と声をかけるとむちゃ嬉しそうにしていた)。

 べチャワは愛を語っていてもどこか冷静に見えるオトナな(笑)エドガルドだったのだけれど、最後の最後「神に向かって羽ばたいた君よ」では急に少年のような目になり、ルチアの亡霊にすがるときのギャップにホロリ。死に方も巧い(ってどういう感想や)。ちゃんと声をコントロールして弱々しく、けれどもちろんきちんと歌っていた。それにしても、この亡霊に抱きしめられる演出はええなぁ。物語の救いのなさが少し和らいだ気がする・・・。
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写真のエドガルドはアレクセイ・ドルゴフ(asahi.comより)

 ルチアと結婚の誓いを交わすとき、エドガルドがコートをさっと脱いでその上に二人で跪くシーンがあった。そのときはルチアの服を汚さないようにだろうと、そんなに気にならなかったのだけれど、絶命のシーンにもコート脱いでその上でってのが、妙に気になってしまった(笑)。三階席だったので舞台面がよく見えていたせいもあるけど(ルチアが床に転がるシーンが多かったのである意味、上からの席でよかったかも)。

 終演後、帰りの予定まで時間があったのでミーハー根性でサイン会に並んでみた。べチャワ・アブドラザコフ・ルチッチ・ダムラウ・ノセダの順に全員と少しづつおしゃべり出来て、いろんな意味で哀しい終演が明るい気持ちに。べチャワに「その帽子いいね!」と褒められたのがあまりに素だったので「プレゼントしたいけどあなたには小さすぎるわね~」と軽口で返してしまったりして、あとから失礼やったかしらんと汗が出たりもしたけれど、まあ、ええとしよう(笑)。

Licia di Lanmmermoor

Conudtor; Gianaudrea Noseda

Lucia; Diana Damrau
Edrardo; Piotr Beczala
Lord Nerico Ashiton; Zeljko Lucic
Raimondo; Ildar Abdrazakov
Normanno; Deuardo Valdes
Alisa; Theodora Hanslowe
Arturo; Matthew Plenk

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by tigersandcatlover | 2011-06-21 20:51 | その他の舞台

佐渡裕指揮 PAC&MCO マーラー3番

 土曜日は兵庫県立芸術文化センターへ。前週、ハーディング指揮でブラームスを聴かせてくれたマーラー・チェンバー・オーケストラ(MCO)が芸術文化センター管弦楽団(PAC)と共演でマーラー3番演奏すると言うコンサート。指揮は佐渡さん。なかなかゴージャスだけれど、一応PACの定期演奏会なのだった。

 まず、冒頭で佐渡さんが挨拶~コメント。指揮者の挨拶だなんて珍しいなぁ。定期演奏会を聴くのは初めてなのだけれど、これが通例なんだろうか。「佐渡さん、(ベルリンフィルでの指揮)おめでとう!」の声が飛ぶ。なんか微笑ましい。少し曲についての説明があって、私みたいなクラシック初心者にはうれしいかも。

 マーラー3番と言えば、6楽章・100分にもなる長大曲。前日の夜更かしで、居眠りしてしもうたらどうしよ?と不安だったけれど、全くの杞憂に終わる。それはマーラーの交響曲の物語性というか、緩急の激しさというかのおかげか。途中メゾソプラノの独唱あり、合唱あり。よくこんな贅沢な曲、作ったよなぁ。

e0164774_19582999.jpg 音源はゲルギエフ振るロンドン交響楽団の盤で予習していたのだが、文字中毒の私としては音だけでなくどうしてもその曲の成り立ちみたいなものを読みたくなるわけで。そんな中、面白かったのが文藝別冊のマーラー没後100年記念総特集。交響曲総曲の解説がねちねちとされていてよかった(笑)。もちろん、アルマ・マーラーはじめとした彼の人生のあれやこれやなども。去年、交響曲1番を2回聴く機会に恵まれたけれど、彼の交響曲をいつかちゃんと全部生で聴いてみたいな。

 そうそう。今後の自分のためにメモ。ともかく芸文のホールは冷房が強い!途中寒くて寒くて、持参していた大判のストールを、始めは膝にかけていただけだったのに、最終章では全身をすっぽり覆うようにしてしまったほど。次回、夏に来ることがあったら防寒対策(笑)をしっかりせねばならんな。

マーラー:交響曲第3番 ニ短調

指揮 佐渡 裕
メゾ・ソプラノ ミシェル・デ・ヤング
共演 マーラー・チェンバー・オーケストラ
女声合唱 オープニング第9合唱団
児童合唱 大阪すみよし少年少女合唱団
管弦楽 兵庫芸術文化センター管弦楽団

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by tigersandcatlover | 2011-06-20 20:12 | その他の舞台

ミュージック・ア・ラ・カルト7

 ライヴに交響曲にオペラ、とクラシック漬けな週末でありました。

 まずは金曜日。もはや恒例となりつつある、ソプラノ歌手;山口和子さん・ピアノ;西村彩さんのライヴへ。場所はサロン・ドゥ・アヴェンヌ。今までちゃんとチラシを見ていなくて気づかなかったのだけれど、表題の如くのタイトルがついていたことから、今回が7度目となるらしい。

 この日は6月にちなんでジューンブライドと雨をテーマにいろんな曲を。こういった企画が彼女たちのライブの面白いところ。

 曲目は以下のとおり。

一部~結婚式~

ワーグナー:結婚行進曲
メンデルスゾーン:結婚行進曲(ピアノソロ)
グノー:アヴェ・マリア
シューベルト:アヴェ・マリア
ショパン:英雄ポロネーズ(ピアノソロ)
グリーグ:「叙情小曲集」より トロルドハウゲンの婚礼の日(ピアノソロ)
シューマン:献呈 兵士の花嫁
モーツァルト:オペラ「フィガロの結婚」より とうとう嬉しい時が来た
 
二部~梅雨~

ヴォルフ:水の精ビンゼフース
ドビュッシー;「版画」より 雨の庭(ピアノソロ)
ヘンデル:オペラ「アチスとガラテア」より
   小鳥たちよ、にぎやかなさえずりをやめてちょうだい
   愛する人よ、優しい喜びに満ちた人よ
ラヴェル;「夜のガスパール」より オンディーヌ(ピアノソロ)
ロルツィング:オペラ「ウンディーネ」より
   人間の姿に似た精霊がいると言われているでしょう


 お馴染みの結婚行進曲やアヴェ・マリアから始まって、大好きな「フィガロの結婚」、そして雨に限らずの水にまつわる曲がずらり。個人的にはオペラなどの物語性のある曲を歌う和子さんの声や顔の表情が好きやなぁ。そして初めて彼女たちのライヴに行ったとき(リンクはその日の日記)にもリストに入っていたラヴェルのオンディーヌがなんだか懐かしい(ピアノの音ってなんと雨にぴったりなんだろう!)。と言うのも、まさに彼女たちの演奏を聴くきっかけを作ってくれたかたもこの日は一緒だったから。ああ、あれから一年近く経つんやね~と懐かしくおしゃべりしながら。
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by tigersandcatlover | 2011-06-19 23:11 | その他の舞台

三塁側からの風景

e0164774_23503591.jpg 梅雨真っ只中というのに風の爽やかな水曜日に甲子園行脚してきた。対するは北海道日本ハムファイターズ。ソフトバンクと交流戦の首位を争っているというツワモノである。只でさえ失速しまくりのタイガースには手強すぎる相手だ。

 しかも敵の先発は目下連続完封を3試合続けているダルビッシュ。なんかもう負けは覚悟・ダルビッシュの記録更新をこの目でしっかと見てやろうじゃないか、みたいな半ば自棄とも思えるような覚悟で球場入りしたんだった。

 ところで3月1日のチケット販売の日に観戦会議の結果に従って選んだ日程の中で、最も接続しにくく・席の確保がしにくかったのがこの対日ハム戦だった。どうやら、かの<祐ちゃん効果>によるものだったらしい。まぁそんなわけで、普段は一塁側内野席を好んで購入するのだがこの日は久しぶりに三塁側内野席に。スタンドに応援隊もいないし、少し音が遅れるのでメガホンを鳴らす音もどこかのんびりしている。おかげで心静かに観戦することが出来た、かな?

~6月15日 阪神対日ハム戦~

 ダルビッシュとメッセンジャーが先発で始まった一戦。タイガースは一回裏から鳥谷・新井のヒットになどで三塁まで走者を進めて幸先がいいように思われたが、そこはさすがにしっかりダルビッシュに抑えられてしまう。転機となったのは3回裏。マートンのヒットをセンターがファンブルしているあいだに二塁に進んで、それを平野が送りバントで三塁へ。バッターは新井。そこでなんとダルビッシュが高めのワイルドピッチで1点先制。6回表に金子誠のタイムリーで追いつかれるも7回裏で関本と林のヒット、桧山のデッドボールのあとマートンのヒットで1点勝ち越し。これが決勝点に。榎田~小林宏~藤川で逃げ切り。


 やー。まさか点を取ってしまうとは!そして勝ってしまうとは!!今更だけど、(野球の)勝負に絶対はない ことを思い知ったのだったよ。ちょっと複雑な気分だったけどね~。はっ、三塁側に座っていたから、無意識のうちに日ハムを心のどこかで応援してしまっていたんだろうか??
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by tigersandcatlover | 2011-06-16 00:38 | 野球(タイガース)

ダニエル・ハーディング指揮 マーラー・チェンバー・オーケストラ

 大雨の予報の日曜日。表題のコンサートのためにザ・シンフォニーホールへ。本当は土日でブラームスの交響曲全作を演奏すると言うブラームスチクルスだったのだが、スケジュールの都合で私は日曜日のみを聴くことに。
 
~この日の演目~

指揮:ダニエル・ハーディング
管弦楽:マーラー・チェンバー・オーケストラ

ブラームス・チクルスⅡ

ブラームス:交響曲 第2番
ブラームス:交響曲 第4番

アンコール;ブラームス交響曲 第3番第3楽章

 交響曲全曲と言っても順番に1→4と演奏していくのではないってのが面白い。ちなみに前日は3→1番の順に演奏したとのこと。

 席がステージ真横あたりの席だったので若くて溌剌とした(35歳!)ハーディングの優美かつシャープな腕の動きが堪能できた。表情はむしろ熱いくらいだったけど。袖に下がるときに小さくガッツポーズするのが見えてなんか嬉しくなったり。あと、交響曲 第4番の第4楽章でなんとチェロの弦が切れると言うハプニングが!ひゃ~どうするんやろ?と思っていたらものすごい勢いで弦を張り替えて即座に演奏に戻っていた。さすがプロや・・・。

 そんなわけで演奏は素晴らしく満足だったのだが、ちょっと気になったのが同じ列に座っていた二人連れがやたら身体を動かしまくること。音楽にあわせて右に左に身体揺れまくり。盛り上がるところでは軽くジャンプみたいにするんで椅子が揺れるっちゅうねん!しかも微妙にタイミングがずれるんで気持ち悪いったらない。なんかの罰ゲームですか??(涙目)。しかもあの席やったら指揮者や奏者の視界に入ったんちゃうかねぇ。困ったもんだ。


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※自分メモのためにザ・シンフォニーホールのHPより今回の演奏の解説を以下コピペ。


 現代をリードする指揮者として世界中の注目を集めているダニエル・ハーディング。サイモン・ラトルやクラウディオ・アバドのアシスタントを務め20歳前後からいち早く世界の檜舞台に踊り出たハーディング。35歳の現在、スウェーデン放送響の音楽監督、母国イギリスでロンドン響の首席客演指揮者、そしてマーラー・チェンバー・オーケストラ(MCO)初代音楽監督のポストを含め、ウィーン・フィルやミラノ・スカラ座など超一流と言われる名門オーケストラへの客演などまさに新世代の代表として我々音楽ファンの期待を集め続けています。
そしてMCO。アバドによって選抜された極めて質の高い演奏家集団として、現在でもブーレーズ、コープマン、そしてアバドなどを迎えて広範囲のレパートリーを精力的に研究し着実に成果を遺しています。また、チェンバー(室内)と言っても今回の来日は総勢60名以上の精鋭たちで弦楽器は12型の予定!
プログラムは今回の日本ツアーでは、ザ・シンフォニーホールでしか聴けないブラームスの交響曲全4曲!そして最後の最後までこの2日間の曲順を悩み抜いたハーディング…。
ホットな話題がいつも絶えないハーディングとMCOがどんなアプローチでこれら傑作交響曲を披露するのか?“現在=旬”を聴くこの2日間は間違いなくホットな時間となるでしょう!!!

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by tigersandcatlover | 2011-06-13 17:14 | その他の舞台

やわらかなレタス 江國香織 著

e0164774_9394833.jpg 疲れが溜まっているせいか読書欲が落ちていたこの頃だったけれど、するするっと読めてしまった一冊。週刊誌に連載されていたエッセイをまとめたもの。彼女の小説と言うのはもともと物語の筋よりも細かいディティールや、ともすれば脱線ぎみな部分が結構好きで読んでいるのだけれど、なんかそういう散りばめられたものの元になっている「彼女の眼」が堪能できた。

 江國さんと言えば、優雅な雰囲気・毎日2時間の入浴・お酒が大好き・愛煙家・夢を見て泣いたりとどこか情緒過多(失礼!)、と書けば書くほど私とは対極的なところで生活しているかたなのに、見てきたものが似ていることにはっとする。単に同年代だからってことなのだろうけどね(笑)。例えば『ムーミン谷の冬』に出てくる「あたたかいジュース」のこと(私もこの物語が大好きでくだんのジュースの記載も鮮やかに思い出せる)、年の数だけ食べねばならない(笑)節分の豆のこと(実はこっそり今でも実践している)、なぜか何度もいろんな店で出会ってしまうウェイターのこと(ウェイトレスバージョンで経験あり!)、レストランの予約にまつわるエピソード、『大きな森の小さな家』に出てくる魅惑的な食べ物の話などなど。なのでなんだか小学生の頃の懐かしい友達と話しているような不思議な感覚になった。

 同じ時代を生きて、かつ言葉の選び方が自分好みの作家さんが活躍しているっていうのは、いろんな意味で幸せなことよね。
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by tigersandcatlover | 2011-06-12 09:35 | 読書


舞台と音楽と本と、ときどき旅行。


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