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絲山秋子女史の本三冊

 ある日、先輩から宅急便が届いた。中には先輩ご推薦の絲山秋子さんの本が三冊+α。彼女が「沖で待つ」で第134回芥川賞を受賞したことはぼんやりと知っていたが、作品を読むのは初めて。
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 横書きというのが妙に不安定な気持ちにさせる、6台の車が主役のような短編集「スモールトーク」。精神病院から脱走して福岡から九州を車でどんどん南下していく男女を描いた「逃亡くそたわけ」(凄いタイトルだ)。腐れ縁の男女の関係を一人称で描いたのと、三人称で描いたのを対比させたような「袋小路の男」(本当はもう一作品収録されている)。

 どれもちょっと荒々しくて乱暴で乾いた感じの物語。三冊続けて読むと、その荒涼とした雰囲気に引き摺られて、ちょっと気持ちがしんどくなってしまった。何度も読み返したい気持ちになるわけではないだろうけれど、それだけ読む側を引き込む力強さがある小説家さんなんやろうな〜。時にはこうやって自分の意志で読もうとした以外の本を読むのも、普段使わない心の回路に油を注すことになってええよね。
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by tigersandcatlover | 2011-10-27 23:01 | 読書

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 10月21日、ミシュランガイド京都・大阪・神戸・奈良2012が発売になった。本当にたまたまなのだが、まさにその前後に星付きの店を2日連続で訪問することになった、ので久しぶりに外食メモ。


植むらe0164774_2002847.jpg

 一枚板のカウンターが美しい11席だけの店。店に入った途端、スタッフの多さがまず目を惹く。剃髪の男性ばかり4人?5人かな?あとで店主に訊くと、一組の客に一人ずつ対応できるようにしたいとのこと。なるほど。カウンター越しに厨房が見えているのもこういう雰囲気の店にしては珍しいかも。BGMが宮崎アニメの曲ばかりというのも異色だ(店主の好みらしい)。


 お料理の説明はいろいろ受けたのだけれど、しゃべってばかりで記憶の彼方だ(爆)。iPhoneに残っている写真は二枚だけ。こちらは前菜。
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器が季節の飾りを盛りつけたものとパズルのように合体して見せるというユニークなもの。これ以外も三種類の料理を一皿に盛りつけたりと、オリジナルな器が皆独特で面白かった。お料理自体は高級食材ばかりというわけではないのだけれど、どれもひねりが効いていて、おっ、という感じ。最後の秋刀魚ご飯は絶品で、おかわりまでしてしまった。
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 是非また季節ごとに末永く再訪したい。
 


オルフェe0164774_2022918.jpg

 居留地のビルの三つ並んだエレベーターを10階で降りると革張りのソファが居心地良さそうなレセプションになっていて、まるでホテルの中のダイニングのようだ。ちょっとしたお祝いの席だったので、個室をお願いしたらレセプションの裏手のカーテンの後ろにテーブルが用意されていた。ほう、こんなスペースあったんやなぁ。何度か来店しているがカーテンの向こうは窓かと思っていたよ。

 ちょっと奮発して料理長おまかせのコースを選ぶ。

 アミューズはすっぽんの血をマカロン仕立てにしたという一品で不思議な食感。
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 あとは、記憶をう~んと辿ると、あわびを使った前菜に・フォアグラのポワレにトリュフぶっかけの一皿に・オマール海老。ってこう書くとなんか高級素材ばかりでごてごてしてるように思うが、いずれも上品で美味であった。メインとデザートがプリフィクス。私は子羊を選んだが、メインに到達するまでに満腹になってしまい半分ぐらいは同席者に食べてもらった。デザートの直前にミニロールケーキと焼きナスのアイスクリーム(ホンマに焼き茄子の味がするという微妙なモノw)が挟まったが、選んだ「柿のスープ仕立て」はぺろりと平らげた。このあたりは別腹の威力ですわね。全体的に店の雰囲気と相まって、華やかな料理だな~と思った。ハレの日向きの店かしらね。

 それにしても外食メモと言いながら、料理の写真はたった三枚だけ。やっぱり私はグルメブロガーには決してなれないことを再認識するのであった・・・。
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by tigersandcatlover | 2011-10-23 23:10 | 外食しました。

25th !

 今年25周年を迎えたThe Phantom Of The Opera。10月1・2日にThe Royal Albert Hall(RAH)で行われたその25th Anniversary を映画館で鑑賞してきた。
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このパターンは昨年のLes Miserablesの同じく25周年コンサートの二匹目のドジョウのような気もするが、現地に赴くことが出来ないファンにはすこぶるありがたい企画だ。

〜キャスト〜

The Phantom; Ramin Karimloo
Christine; Sierra Boggess
Raoul, Vicomte de Chagny; Hadley Fraser
Carlotta Guidicelli; Kiera Duffy
Monsieur Firmin; Barry James
Monsieur André; Gareth Snook
Madame Giry; Liz Robertson
Ubaldo Piangi; Wynne Evans
Meg Giry; Daisy Maywood

 Love never dies(LND)で痛々しいほどに10年後のファントムを熱演していたRaminくんがタイトルロール 。のせいで、つい二作品を繋げて考えてしまいそうになるのがちょっと困ったが(困るのか?w)彼の色気のある美声を堪能できて満足。Hadley FraserはLes Miserableのジャベールの熱い演技でノックアウトされたのだけれど、ちょっとラウルとはキャラが違うような気がした(むしろ声質なんかも含めてファントム向きかも?)。少し屈折感が出てしまうところとか、クリスティーヌに苛つく表情を見せてしまうところとか。それもLNDでアルコールに溺れてしまってたラウルに繋がるのなら納得はできてしまうわけだけど。クリスティーヌもLNDオリジナルキャストだから(私が観たのはCelia Grahamだったが)、ALWの中では完全に2作品は一つに繋がってしまってるのね・・・orz。まぁ、彼の作品やから文句は言えないがのう。

 RAHには幕はないし、シャンデリアの仕掛けも難しいだろうし、コンサート形式なのかな?と思っていたけれど、モニターを巧く使ってちゃんと舞台仕立てにしていた。シャンデリアなんかは舞台よりゴージャスやったし。

 終演後にはALWが進行を勤めるような形でオリジナルキャストが舞台に出てきた。初代ファントムのMichael Crawford氏が出てきたのにSarah Brightmanの姿が当初見えなかったのであれ?と思ったら、最後にサプライズゲストとして登場。The Phantom of the Operaを歌ってくれた。バックコーラスに歴代ファントムの中からAnthony Warlow、John Owen-Jones 、Colm WilkinsonにPeter Jobackの4人が登場したのだが、Sarahが歌い終わったあとLaminと合わせて5人ででThe Music of the Nightを熱唱。これが素晴らしかった〜。個人的にはロンドン版現ファントムのJohn Owen-Jones氏の高音がしっかり聴けたのが嬉しい。や〜痺れましたわ。

 うーむ。DVDはもちろん(笑)購入するとしても、もう一回映画館に行ってもいいくらいやなぁ。ああ、やっぱリピーター!
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by tigersandcatlover | 2011-10-22 23:20 | 映画

ロミオ&ジュリエット

e0164774_1332683.jpg ミュージカル版 ロミオ&ジュリエット を観てきた(梅田芸術劇場にて)。知らない人はおらんだろう、のシェークスピア原作をフランスのジェラール・プレスギュルヴィックがミュージカル化して2001年に初演されたもの。2008年5月のウィーンミュージカルコンサートで、数曲をロミオがルカス・ジュリエットがマジャーンというウィーン版オリジナルキャストで垣間見せてもらったのが素晴らしくよかったので、日本で上演されないかなぁと楽しみにしていた。


~キャスト(10月19日ソワレ)~

ロミオ;山崎育三郎
ジュリエット;昆夏美
ベンヴォーリオ;浦井健治
ティボルト;上原理生
マーキューシオ;石井一彰
パリス;岡田亮輔

キャピュレット卿;石川禅
ロレンス神父;安崎求
モンタギュー夫人;大鳥れい
ヴェローナ大公;中山昇
モンタギュー卿;ひのあらた
乳母役;未来優希
キャピュレット夫人役;涼風真世

死のダンサー;大貫勇輔

 のっけからネガティブなことを書くと、動物柄多用の衣装と妙に現代的な演出(携帯電話を多用したり)は漫画っぽく感じて違和感を覚えてしまった。無理に若作りしたようなセンスというか(←毒)。もっとシンプルにしたらええのに。あとやはり生オケでないのは寂しい~~。どうにも薄っぺらく思えてしまう。

 ロミジュリカップルは可愛らしく、微笑ましく。育三郎くんの歌は期待通りとして、昆さんも可憐で伸びのある歌声。ミュージカルの設定では16歳ということだったが、むしろ原作の13歳に近いような雰囲気。って要するにまだ未成熟な感じということですが。でもジュリエットだからそれでいいんだろうな、うん。

 存在感がひときわあったのは浦井くん。彼は決して器用な役者さんには見えないんだけど、ダンスを含めた身のこなしに不思議な色気があって目を惹いた。そして、ダンスと言えばの大貫さん!やー、美しく妖しい。初めは「うーん、こういう死を現すアイコンって、エリザベートの二番煎じみたいでちと食傷気味だなぁ」とも想ったんだけど、今回の舞台は彼がいなければ、正直物足りなかったであろう。

 何故だかほろほろ泣けたのは乳母がジュリエットを想って歌うソロ。いい曲なのはわかっていたが、未来優希さんの笑顔が瀬川瑛子っぽかったり、衣装があんなんやったので、感情移入できるかな?とちと不安だったのだけれど、結果的にはこの日一番の拍手をしてしまった。逆に同じジュリエットを想っての禅ちゃんの父親としての歌は彼の美声が聴きたかったので、ちと残念。ま、役作りってことではしゃあないのかもしれないけどね・・・。

 この日は育三郎くん、石井くん、大貫さんの楽日。一人一人挨拶があったあと、最後にロミオのダブルキャストである城田くんが育三郎くんに花束を持って登場。穴の開いたジーンズにボーダーセーターというカジュアルな格好だけど、充分過ぎるオーラを放ってはりましたね。

 来年のフランスからの来日版はどうするかな・・・。
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by tigersandcatlover | 2011-10-20 22:55 | ミュージカル

Hello, again.

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iCloud利用したさにパソコンを新調した。10年ぶりのMac。職場との兼ね合いと、当時つかっていたiMacがあまりにもフリーズするので業を煮やして見切った(笑)のだったが。

またよろしく頼むよ!xx
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by tigersandcatlover | 2011-10-16 10:04 | 徒然やら日記やら

小説のように  アリス マンロー 著

e0164774_16262730.jpg アリステア・マクラウドの小説に一時期嵌っていた(のっけから主題から外れまくりですいません)。彼はスコットランドからカナダへ移住した自らのルーツを物語に織り込んで行くことで一族の脈々とした血と結束を丁寧に語っていく小説家で、中でも13年かけて執筆した集大成のごとくの 「彼方なる歌に耳を澄ませよ」は読み終えたくないような、 いつまでもこの一族の物語を聞いていたいような感覚になったものだった。貧困と死、動物との絆、ゲール語とその歌。

 で、アリス・マンローである。マクラウドと同じルーツ(スコットランドからカナダへの移民)であることから興味を持って彼女の自伝的短編集「林檎の木の下で」を読んだときは正直それほど心惹かれなかったのだった。決して情に溺れるようなやわな物語ではなかったのだけれど、微妙に湿った感じがしてしまって。こちらの受け止め方が悪かったのかもしれない。

 ところが、今回はかなり印象が違っていた。市井に生きる人たちの日常の中の歪みみたいなものを淡々と描いていて、あくまで目線はドライ。ともすれば不安定に思えるほどの幕切れ、時間の流れの緩急の大きさ、なんか不安定。なのに淡々としている。そのバランスが絶妙で余韻が心地よい。

 短編ってのはこの余韻が楽しみたくて読むのかもしれん(と偉そうにw)。

内容(「BOOK」データベースより)

子持ちの若い女に夫を奪われた音楽教師。やがて新しい伴侶と恵まれた暮らしを送るようになった彼女の前に、忘れたはずの過去を窺わせる小説が現われる。ひとりの少女が、遠い日の自分を見つめていた―「小説のように」。死の床にある青年をめぐる、妻、継母、マッサージ師の三人の女たちのせめぎあいと、青年のさいごの思いを描く「女たち」。ロシア史上初の女性数学者として、19世紀ヨーロッパを生き抜いた実在の人物をモデルに、苦難のなかでも潰えることのなかったその才能とたおやかな人物像を綴る「あまりに幸せ」など、長篇を凌ぐ読後感をもたらす珠玉の10篇。国際ブッカー賞受賞後第一作。「短篇の女王」70代の集大成。最新作品集。

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by tigersandcatlover | 2011-10-15 21:19 | 読書

スーパー・コーラス・トーキョー

 ちょっと間が空いてしまった。ええと、10月の連休上京の目的その2。

 東京都主催のMusic Weeks in TOKYO 2011の中のイベントである、スーパー・コーラス・トーキョー。プロの合唱団とオーディションで選ばれた出場者が織り成す合唱のコンサートなのだが、これにお友達のご家族が出演されるということもあり聴きにいってきた。場所は初めての新国立劇場オペラパレス。まあ、なんと贅沢に空間を使った立派な施設だろう。さすが東京都、お金あるなぁ~~と下世話な感想を抱いたりして(笑)。

 曲目は以下の通り。

モーツァルト:レクイエム ニ短調《レヴィン版》 K.626

 ソリスト:ソプラノ 澤畑恵美/メゾソプラノ 加納 悦子/テノール 福井 敬/バリトン 牧野正人

ブルックナー:テ・デウム ハ長調

 ソリスト;ソプラノ 高橋薫子/メゾソプラノ /坂本 朱/テノール 中鉢 聡/バリトン 河野克典

e0164774_167093.jpg指揮:ヘルムート・ヴィンシャーマン、
合唱指揮:ロベルト・ガッビアーニ、
管弦楽:東京都交響楽団

 指揮のヴィンシャーマン氏はなんと御年92歳!

 で、合唱である。実は恥ずかしながら第九以外の合唱って聴いたことないかも。あ、マタイ・パッションとウィーン少年合唱団があったか。あ、あと今年の夏のロンドンのPROMSも。でもそんなもんかな?そのせいか、演奏に直接関係のないことに妙に興味を持って観察してしまった。例えば、レクイエムは男性・女性が左右に分かれて、テ・デウムは前方が女性・後方が男性という編成なのだが、こういうのって曲ごとに作曲家が決めてるのかな?とか(すいません、無知で)、どのタイミングで立ったり座ったりするのかなとか。さらには、歌詞の和訳がわかれば尚楽しめたかな~と、思ってしまったのは私が活字中毒のせいだろう(笑)。

 そんなわけで、荘厳であるはずの2曲なのだけれど、子供のようにワクワクと過ごした2時間だった。
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by tigersandcatlover | 2011-10-14 21:00 | その他の舞台

エディタ・グルベローヴァ ~オペラ・アリアの夕べ~

 10月の連休。ちょっくら上京してきました。目的その1はこちら。
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 エディタ・グルベローヴァ ~オペラ・アリアの夕べ~ サントリーホールにて。

 先日、神奈川県民ホールでバイエルン歌劇場来日公演のロベルト・デヴェリューで彼女の鬼気迫る、なのにうっとりするエリザベッタでノックアウトされたばかり。なのでもちろん大いに期待もしていたけれども、リサイタルだから多少は無理をしないレベルでのパフォーマンスかもしれないと思ったりもしつつ。でもその予想はあっさり鮮やかに気持ちよく裏切られたのだった。

 オペラの序曲とアリアを交互に挟んでいく進行。楽曲は以下のとおり。

W.A.モーツァルト  
歌劇『後宮からの逃走』序曲 <オーケストラ>

歌劇『後宮からの逃走』より コンスタンツェのアリア 「あらゆる苦しみが」

G.ドニゼッティ  
歌劇『ロベルト・デヴェリュー』序曲 <オーケストラ>

歌劇『ランメルモールのルチア』より ルチアの狂乱の場 「苦しい涙を流せ」

G.ロッシーニ  
歌劇『ウィリアム・テル』より パ・ド・シス <オーケストラ>

G.ドニゼッティ  
歌劇『ルクレツィア・ボルジア』より 「私の願いをきいて~彼は私の息子でした」

A.トマ  
歌劇『レーモン』序曲 <オーケストラ>

V.ベッリーニ  
歌劇『清教徒』より エルヴィラの狂乱の場 「あなたの優しい声が」

A.ポンキエッリ 
歌劇『ラ・ジョコンダ』より 「時の踊り」 <オーケストラ>

G.ヴェルディ  
歌劇『椿姫』より ヴィオレッタのシェーナとアリア 「ああ、そはかの人か~花から花へ」

~アンコール~
バーンスタイン
『キャンディード』より 「きやびやかに着飾って」

J.シュトラウスⅡ
オペレッタ『こうもり』より 「田舎娘の姿で」

指揮:Andriy Yurkevych
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団


 登場した女王は前半はシルバーのドレスに髪を下ろして可愛らしいイメージ、後半は黒のドレスにアップにした髪がゴージャス。それにしても選曲が凄い。長い狂乱の場が二つに椿姫。正直、コンスタンツェのアリアでは、ふむふむ、という感じだったのだけれどルチアでは演技も舞台さながらで息を呑むほど。最後の歌い上げが少し苦しそうになってしまうのが、さすがにお疲れなのかもしれないとは思ったけれども、後半になればなるほど調子を上げていく。そして細かい声色をつかった演技。「こりゃ~、小娘にはマネできへんわ」と思いつつホレボレしながら聴いていた。

 もともとオペラのお客さんってミュージカルなどよりは年齢層が高いのだけれど、この日はさらにその傾向が強く。きっと多くの人がグルベローヴァの若かりし頃を被せて楽しんでいたに違いない。自分の好きな歌手が歳を重ねても第一線で活躍してくれるって幸せなことだなぁ。

 すべての演奏が終わってオケがはけていこうとする最中に、舞台の近くに歩み寄る人たち全員の手を一人ずつ丁寧に握っていく彼女の姿が印象的だった。
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by tigersandcatlover | 2011-10-11 21:15 | その他の舞台

ワシントン・ナショナル・ギャラリー展

e0164774_17172017.jpg 急に肌寒くなった10月の週末、京都市美術館で開催中(~11月27日まで)の ワシントン・ナショナル・ギャラリー展~印象派・ポスト印象派 奇跡のコレクション へ行ってきました。大規模改修による巡回らしい。ちょうど隣では フェルメールからのラブレター展 が10月16日まで開催されていて、それまでの間だけは同時開催となるわけだ。なかなかゴージャス。

 開館(9時)15分前に美術館に到達すると、遠くからすでに人だかりが見えた。ひえ~と思ったが、それはフェルメール展への行列だったようで、ワシントン~のほうはそこそこ並んではいたものの、あっさり。入場してもそれほどの混雑も無く、ゆったり鑑賞することができた。早起きは三文の得なり。

 肝心の展示。83点の作品がバランスよく来日していたように思う(ってエラソウ?)。昨年のオルセー展~ゴッホ展~からの流れで印象派の展覧会の来日が続いていたので、規模としては少々物足りない面もあったけれど、50点が初来日ということもあり、見ごたえ充分。やはり本家が改修中っていうのは大きいよね。

e0164774_1881597.jpg セザンヌの父を描いた大作に、ゴッホの自画像、美しいのにどこか寂しい雰囲気の白薔薇なんかも圧倒はされたが、個人的にはメアリー・カサットの作品群に心惹かれた。子供のほわほわした肌の質感なんかが。少々甘ったるい雰囲気の絵だと言われればそれまでなんだけど、これまであまり彼女の作品をじっくり観たことはなかったので余計に、だったかもしれない。



Mary Cassatt
Child in a Straw Hat, c. 1886
Collection of Mr. and Mrs. Paul Mellon
1983.1.17



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Mary Cassatt
Little Girl in a Blue Armchair, 1878 Collection of Mr. and Mrs. Paul Mellon 1983.1.18
 
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by tigersandcatlover | 2011-10-04 21:23 | おでかけ

美しき哉 秋の空

今シーズン最後の(たぶん)野球観戦。

空ばかり見上げてしまったのは
ふがいない戦いぶりのせいだけではないかも。
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秋空の下の野球って どこか切ないねぇ。

10月1日 対 中日戦
3-4 で敗戦。

今シーズンの観戦成績 5勝2敗也

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by tigersandcatlover | 2011-10-03 16:10 | 野球(タイガース)


舞台と音楽と本と、ときどき旅行。


by tigersandcatlover

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