<   2012年 06月 ( 7 )   > この月の画像一覧

三輪山登拝

e0164774_21543560.jpg
 日本最古の神社の一つであるとされる大神神社のご神体である三輪山へ登拝してきた。観光気分で神社自体には何度か訪れたことがあったけれども、無宗教・霊感ゼロでパワースポットに全く興味なし・登山だって本当は好きじゃない。そんな私が何で?といわれると自分でもよくわからない。でもこういうのってタイミングなんだろう。

 (神山の中は撮影禁止なので写真は無し)

 摂社である狭井神社で登拝料を納めて襷を受け取り、お祓いを済ませてから入山。どこか物々しい。この狭井神社の標高が80mで三輪山の頂上が467.1m。片道約2kmでこの高度を登るのだから結構な急勾配だ。

 そんなわけで、始めはおしゃべりしながら歩けるほどだった道も三光の滝を過ぎたあたりから険しく、どんどん無言になっていく私たち。一歩一歩、参拝のための襷の鈴の音に励まされながら、上を見すぎず(見上げると気力が萎えてしまいそうだったので)登る。狭い山道を降りてくる人がすれ違える場所で待ってくれるのにお礼を言うのが精一杯。下ってくる人たちが大きく頼もしく見える。

 頂上付近の祠まで約1時間15分(健脚のかたなら1時間弱で登れるとのこと)。まさにガチ登山でありました。登り切った瞬間、これまでの自分の苦しい息遣いが楽になったことと、平地になったことで小さくなった鈴の音との相乗効果で急にぽっかりと静寂に包まれたような感覚に。頂上奥津磐座はそこだけ唐突にごつごつと黒い岩が妙に生々しい感じで横たわっていて、なるほど、ここに神がいるとされたのも納得。

 我々が下山していったのが正午過ぎだったのだけれど、一気に入山してくる人たちが増えてなかなかの光景だった。サンダルやフラットシューズにハンドバッグ姿で登ってくる女の子たちあり、クロックスに短パンで赤ちゃんを抱っこしての男性あり、かと思うと途中追い抜かれた白装束に裸足の女性にまた出会ったり(一体一日何回お参りされてるんだろう?)。そんな風に下りは行き違う人たちを観察したり、さらには気遣う余裕も出来たような気がする。これも一つの信心のかたちかと思うと、人間って単純だねぇ。
e0164774_21553050.jpg
参拝許可証でもある襷。汗でどろどろになってしまった〜。

 おまけ。

 三輪さんに来たら必ずここで、の森正さんで冷やしそうめんと柿の葉すしを。炭水化物ばっかだw
e0164774_21574526.jpg
 ちょっと欲張って長谷寺に足を伸ばす。この登廊はいつ来ても惚れ惚れする。牡丹や芍薬が両脇にびっしり植えられていて、4月末から5月にかけての季節は天国に昇る階段のようなんだった。
e0164774_2158898.jpg
今はちょうど紫陽花が素晴らしく見ごろ。
e0164774_2158253.jpg

[PR]
by tigersandcatlover | 2012-06-27 22:01 | おでかけ

梅雨の晴れ間の甲子園

 梅雨の最中、しかも台風4号5号が続いてやってきたという嵐の一週間の終わりに奇跡的に晴れた土曜日、甲子園のデーゲームへ行ってまいりました。交流戦も終わり、通常のペナントレースが再開された初カードは対DeNAベイスターズ戦。雨のあとのわりに空気は乾いていて風が心地よく、なかなかの観戦日和。

~6月23日 対横浜戦~

 先発は阪神が能見、DeNAはブランドン。立ち上がりの能見は中村紀にソロホームランを浴びてしまい、いや~なムード。だが1回裏になんと金本のスリーランHRが飛び出す。最近の貧打な虎から考えたらこれだけでも奇跡的やのに、続く2回裏には平野の2点タイムリー、3回にはブラゼルのツーランHRと続き、前半だけで7点という大量得点。能見は中盤以降はやや不安定で2点をとられたが、そのまま福原→榎田で〆。ヒーローインタビューは久々の金本でありました。この日のHRは彼にとっての通算474号で、歴代10位に並んだらしい。

 気候よく、テンポよく、結果よく、の好試合に当たるのって年に1回あるかないかではあるけれど、この日は間違いなくその試合だったなぁ。惜しむらくは席がかなり上段だったため、プラチナシートが被さって圧迫感があったこと。そしてちょうどそれを支える柱のせいでセンター方向が見えなかったこと。さすがにこういう席はちょっと値段を安くするくらいの配慮が欲しいところだ(ま、そんな細やかなことは球団に求めてもしゃあないやろうけど)。
e0164774_13363136.jpg
 今年の観戦予定は残り2つ(今のところはw)。こんな試合にまためぐり合えますように。と、どこまでも強欲なファン心理やのう。
[PR]
by tigersandcatlover | 2012-06-25 23:00 | 野球(タイガース)

カミーユ・ピサロと印象派展

e0164774_2232395.jpg
 兵庫県立美術館で開催中(〜8月19日まで)のカミーユ・ピサロと印象派展へふらり。

 不見識ながらピサロの名前を聞いてもパッと作風が頭に浮かばなかった私。そのせいか、丁寧できっちりした印象の彼の作品を年代順に観てその筆致の変遷を知ることで、同世代に印象派として活躍した画家たちとの交流・影響が分かる、という感じだったかな。

 そんなわけなので今回の展示で一番印象的だったのはモネの「霧の中の太陽(ウォータールー橋)」(1904年・個人蔵) だった。ごめんよ、ピサロ。
e0164774_223254100.jpg

[PR]
by tigersandcatlover | 2012-06-20 22:45 | おでかけ

omnibus

 久しぶりに図書館の書架から本を選んで借りた。このごろはもっぱら気になる本をあらかじめ予約しているので、カウンターだけで貸し出し・返却も済んでしまい、直接本を手にとって選ぶということをしていなかったのだけれど。

 選んだのはこの三冊。外国文学のオムニバスのコーナーの一つの棚からものすごくあっさりと選び出したのだけれど、三冊並べると妙にいい感じ。水色と茶色とアイボリー。この組合わせって凄く好きやなぁ。
e0164774_22292291.jpg
 以下、読んだ順番に感想メモ。

昨日のように遠い日  柴田元幸編 

 少女少年小説選ということだが、大人が読んでも充分に楽しめる。というか、大人が振り返って読むほうがずっと味わい深いんじゃないやろか。ああ、こういう事情でこうなってるんやな~ってのがわかるのがいいことなのか寂しいことなのかはわからないけど。好みだったのはアルトゥーロ・ヴィヴァンテ「ホルボーン亭」(ユダヤ人の少年が慣れないロンドンで家族と高級レストランで食事をした夜を振り返る)、レベッカ・ブラウンの「パン」(女子ばかりの寄宿舎生活の中で、カリスマ的な魅力を持つ孤高の同級生への複雑な感情を描いたもの)、マリリン・マクラフリンの「修道者」(大人になることを拒否して食事をしなくなってしまった少女が大雑把ともいえる祖母の家に預けられてひと夏を過ごす物語)かな~。

短篇で読むシチリア  武谷なおみ編訳

 シチリア~青い海、みたいな連想で勝手に明るい物語群をイメージしていたけれど、なかなかどうして暗い(笑)。古い迷信に凝り固まった宗教に生々しい生活。かなり前の映画だけれど、シェール主演の「月の輝く夜に」に出てきた婚約者の実家の様子をふと思い出した。

バースデイ・ストーリーズ  村上春樹編訳

 タイトルとちょっとお洒落な装丁から誕生日プレゼントにしたっていうレビューをちらちら見つけたけれど、それは全くもってオススメできひんな~という感じの、ほろ苦かったり切なかったり悲惨だったりの誕生日にまつわる物語集。中でもラッセル・バンクスの「ムーア人」(50代の男性がある夜、ダイナーで家族と80歳の誕生日を祝う見覚えのある女性と出会う)とウィリアム・トレバーの「ティモシーの誕生日」(老夫婦が息子の誕生日を祝おうと準備している中、彼の欠席を伝える若者がやってくる)がええなあと思っていたら、この二編がきっかけで編者はこの本を企画することを思いついたらしい。納得。それにしても、ついついその日の出来事に意味を見出そうとしてしまうのが誕生日。別にただの一日なんだけどね。
[PR]
by tigersandcatlover | 2012-06-15 22:48 | 読書

ノンベエな週末

あまりアルコールに強くない私だけれど、珍しく色々美味しいお酒を楽しんだので自慢スナップ(笑)。

<金曜日>札幌で買ってきた 北の誉 の夏吟生を手抜き料理と一緒にちびちびと。
e0164774_1451863.jpg
<土曜日>友人宅におよばれ。総勢5人でルイロデレール~セロスの「V.O」~同じくロゼ~カリフォルニアの赤ワイン~セロスの「EXQUISE」を空けて~デザートと一緒にグラッパをちょっぴり。
e0164774_145373.jpg


<日曜日>神戸オクトーバフェストにてヴァイスビアを。晴天なれどテントの下は風も爽やかで、500mlを気持ちよくあける。
e0164774_1473356.jpg
一緒に過ごして楽しい人たちとは、ついたくさん飲んでしまいますね。
[PR]
by tigersandcatlover | 2012-06-11 14:08 | 徒然やら日記やら

初札幌ドーム観戦

 週末、はるばる札幌まで飛んで野球観戦してきました(観劇に飽き足らず観戦でも遠征w)。対するはもちろん日本ハムファイターズ。初めての札幌ドームであります。

 午前の仕事を終えて、関空から札幌へ1時間半のフライト、そこからバスで約一時間のはるかな道のり。到着したのは7時ちょっと前くらい。
e0164774_19464374.jpg
 我々の席は一塁側内野席。一塁側がビジター席なので多少はタイガースファンがいるかと思ってはいたが、まさかここまでびっちりとは!の驚きの光景。スタンドの一塁側が完全に黄色で埋め尽くされていた。
e0164774_1947436.jpg
そういや、飛行機やバスの中にも黄色のユニフォーム着た人々が目には入っていましたがね、ええ(まさに同じ穴の狢w)。

 球場入りしたのは丁度3回表のタイガースの攻撃の最中だったのだが、虎ファン達が前のめりで異様な雰囲気で盛り上がってる。それもそのはず、平野がデッドボールを受けて満塁になったところだったのだった。その後大和がへなへなの内野安打で1点先取。おお、幸先ええわ!と思ったのもつかの間、そのあとは凡退。先発の能見はボールが先行する不安定なピッチングで4回裏には陽に素晴らしい当たりのセンタータイムリーヒットを打たれたちまち同点。攻撃ではファイターズの先発ウルフを打ち崩せず、宮西→増井→森内→武田久の継投に押さえ込まれてしまう。そしてそのまま延長・・・のあげく藤川が打ち込まれて田中にサヨナラ打を浴びて、ジ・エンド。くー、はるばる来たぜ札幌~♪なのだが、目の前でサヨナラで湧くファイターズ選手・ファンの喜びの姿を見せ付けられる結果になりました。

 が、結構楽しかったのですよ、これが。観客を飽きさせないようにする工夫とか、青い風船で染まったホーム側のスタンドや、勝ったあとのかなり大掛かりなヒーローインタビューを手際よく準備する様子とか(スタンドをあとにしながらちょろっと見ただけやけど)、ともすればワンパターンに陥りがちな甲子園とは違った空気を味わえたなぁ。
e0164774_19473077.jpg
 ・・・ってやっぱりどう考えても負け惜しみですかいね??
 
[PR]
by tigersandcatlover | 2012-06-04 22:00 | 野球(タイガース)

アゴタ・クリストフの本三冊

 アゴタ・クリストフはハンガリー出身の女性。ドイツの侵略を受けた第二次大戦の中で幼少期を過ごし、ソ連によって社会主義化されてしまった祖国から1950年代に西側に亡命しスイスに居を移したのち、母国語ではなくフランス語で小説を書き始めたという経歴だ。彼女のデビュー作である「悪童日記」は双子の兄弟が両親と別れて祖母の家に預けられて、一心同体のごとくの結びつきで何者にも屈さずに逞しく生きていく物語で、10年前に図書館で借りて読んだときは、双子の視点が一つしかないのが面白いなぁ、そして厳しい時代の物語なんだけど、どこか痛快だなぁと思った記憶があるが、それっきり忘れていた。ところがひょんなことで、クリストフが昨年亡くなった、そして「悪童日記」には続編が二冊があったことを最近知り、今度は三冊いっぺんに購入して一気に読んだのだった。続編のタイトルは「ふたりの証拠」・「第三の嘘」。
e0164774_12591062.jpg
 物語の続編には1)時系列を追ったり遡ったりしていくもの、2)語り手が変わっていくもの、もしくはその両方、くらいなものが多いんじゃないだろうか。今回もそんな風だったし、充分満足しながら読み進めていたのだったが、どちらも最後まで読んで、ぐらっと世界が反転するような感覚を覚える結末。そういや、「悪童日記」も最後の一文でぐらっと来たことをあとから思い出した。そして読了後、即座にもう一度読み直してしまったのだった。

 やー、まいった。もちろんそんなびっくりだけではなく、そうなってしまった時代の厳しさと、これは現代にも共通しての孤独の深さがもたらす心理みたいなものを痛感せずにはいられない。こういう作品に出会えるから本って止められないんだよなぁ・・・。

 こないな拙読書感想文でご興味をもたれた方には、ぜひ三冊続けてお読みになられることを強烈にオススメさせて下さいな。
[PR]
by tigersandcatlover | 2012-06-01 23:51 | 読書


舞台と音楽と本と、ときどき旅行。


by tigersandcatlover

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

カテゴリ

徒然やら日記やら
おでかけ
ミュージカル
歌舞伎・文楽
その他の舞台
読書
映画
野球(タイガース)
外食しました。
Sweets中毒
医療のハナシ
国内旅行
海外旅行 アジア
09/パリ・北欧・伊・VIE
10/AMS・パリ・VIE
11/NY・ロンドン・ドイツ
12/ ロンドン・スイス・NY
13/VIE・EDIetc・MUC・NY
14/NY・GVA・NY
15/NY・VIE・London・DRS・NY
16/NY・SZGバイロイト・Paris
17/ZRH-MUC・バイロイト

タグ

(148)
(122)
(94)
(82)
(63)
(36)
(34)
(23)
(19)
(13)

リンク

フォロー中のブログ

むさじんの部屋
黒川雅子のデッサン  B...
♪♪♪yuricoz c...
別冊matc
vie naturell...
ひつじのお散歩
ひと呼んで、三毛猫ミヤコ。
バリ島生活を夢見て・・・...
liliaの 瞬間湯沸かし記
白日記
マダム日記デラックス2 ...
salon de luxe
SoCute, SoSw...
Mizuma Art G...
Regina×マダム松澤...
一寸先のキキ
Okei's Next ...
おいしい暮らしと楽しい記憶
ソプラノ 山口和子のブロ...

以前の記事

2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
more...

最新のコメント

こんにちは。 私も京都..
by desire_san at 08:38
みやさま いやホン..
by tigersandcatlover at 17:31
お奨めした手前、×だった..
by lilymiya at 14:20
みやさま 図書館待..
by tigersandcatlover at 16:21
図書館の予約待ちがなかな..
by lilymiya at 15:51
藍色さま コメント..
by tigersandcatlover at 15:56
なんとなくすっきりしない..
by 藍色 at 13:35
ユートーモさま コ..
by tigersandcatlover at 20:08
突然失礼します。 コン..
by ユートーモ at 17:20
あっくん どっちも..
by tigersandcatlover at 18:00

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

旅行・お出かけ
演劇

画像一覧