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Dear Evan Hansen

今回唯一のBW観劇はこちら。
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旅行前にミュージカルに詳しいお友達に、今BWで観たほうがいい作品教えて?と訊いたら、迷わずの一番がこれだったので、チケット手配しようとしたのだけれど、一か月前にして滞在中の公演はすでにすべてソールドアウト(一月末くらいならばほんの少しは残っていた)。再販サイトにはかなりの枚数残っているがやはり高い・・・(メザニン5列目くらいで最低200ドルなんだもん)。そしてチケット受け取りの煩雑さもあるしさ。それでもねちねちと戻りチケットがでないかは毎日チェックしていたものの、やはり出ない。まあこれもご縁のものだからねえとほとんど諦めていたのだった。ががが、

大晦日のカウントダウン~ハッピーニューイヤーと盛り上がって深夜までおしゃべりしての現地朝の三時ごろ。そろそろ寝るか、でも一応もう一度だけtelecharge観てみるか・・・とベッドの中でチェックしたところ

なんと、プレミア席ペアチケット2枚だけが燦然と戻っていました!!

見つけたときは眠気もあって、一瞬目を疑ったよ~。でもでも二人で650ドル以上。どうする???とほんの3分ほど悩んでw、震える手で決済。いや~そのあとコーフンでしばらく寝付けなかったよ。チケットの神様ありがとう!!

とはいえ、そんな感じだったのでどんな作品かはぼんやりとしかわかっていない。正直これまでのMET4枚の分のチケット代に匹敵する値段だけの価値はあるのかいな?と楽しみ半分不安半分で元日の夜の公演にいってまいりました(ああ、前置き長っ)。

Evan Hansen; Ben Platt
Heidi Hansen; Rachel Bay Jones
Connor Murphy; Mike Faist
Cynthia Murphy; Jennifer Laura Thompson
Zoe Murphy; Laura Dreyfuss
Larry Murphy; Michael Park
Alana Beck; Kristolyn Lloyd
Jared Kleinman; Michael Lee Brown

で、感想。いやもう前半からぼろんぼろんに泣いてしまった。わたしゃこういう男の子ものに弱いんだよ・・・。SNSや動画サイトのタグ付など、市井の人たちがあっというまに情報拡散の波にもまれてしまうさまを描く、みたいな感じで予習していたのだけれど(もちろんそういう一面はしっかり描かれているんだけど)、基本は家族の物語だった。誰も悪くなくて、というかむしろ優しくて、でも少しずつ歯車がずれてしまって傷つけあってしまう。

もっといろいろ思うところはあるのだけれど、文章にしようとするとうまく拾えない感じでアップできないでいたので、漠然とした感想になっちゃったけどもうこれで。ともかく結末はきっとこうなってしまうんだろうな、とわかっていても、大いに揺さぶられた作品でした。そしてなんといってもBenくんの怪演だわねえ。のっけから彼のすんごい早口(冒頭が特にそれを際立たせていた)でおどおどとつんのめるように話して自虐的に笑うところなんかではもっと英語がわかればなあ~~といつも思うことなんだけど、歯がゆい思いをした。でもこれ、たぶん日本語での上演でも聞きとれないかもだわw

涙目のまま出待ちしたんだけど、Benくんの笑顔とちゃんとギプスにサインしてくれたところにまた感動(ギプスにサインっていうのが、ストーリー上すごく大事なポイントなのだ)。
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by tigersandcatlover | 2017-01-24 19:53 | 16/NY・SZGバイロイト・Paris

Roméo et Juliette

今回唯一事前にチケット購入していた公演。
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グノーのロミジュリであります。

パンフレットの後ろに写り込んでいるごとくのお屋敷の中庭のようなスペースですべての物語が進む。真ん中の少し高い部分がベッドに見立てられたりして動きを出しながら。シンプルだけれどいかにも演劇っぽい。いろいろ展開があるのも楽しいけれども、基本こういうのでいいんだよね~。

Conductor; Gianandrea Noseda

Roméo; Vittorio Grigolo
Juliette; Diana Damurau
Tybalt; Diego Silva
Paris; David Crawford
Mercutio; Elliot Madore
Capulet; Laurent Naouri
Gertrude; Diana Montague
Gregorio; Jeongcheol Cha
Frere Laurent; Milhail Petrenko
Stephano; Virginie Verrez
Benvolio; Tony Stevenson
The Duke of Verona; Oren Gradus

Procution; Bartlett Sher

ともかく、主役二人がすべてだった。まあそういう作品だけれど。特にぐりごろくんに尽きた。だって彼が第一声発するだけで他の男性陣と格が違うってわかっちゃうんだもん。一人浮いてしまうくらいに。それまでの三作品では少々男性陣が弱かったのもあって、この夜はテノール充♡、と思いながら観ていた。ダムラウ譲は貫禄たっぷりだけど、ちゃんと少女らしく見えた。ドレスが先述の高くなってる部分の角にひっかかってしまったりしたのを、とっさにぐりごろくんが駆け寄って自然に直したりしていて、当たり前だけど二人とも舞台慣れしてはったわあ。
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ぐりごろくん恒例の舞台にキス&観客に♡を~~。

振る舞い酒で乾杯♪ 2017もいい年になりますように。
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by tigersandcatlover | 2017-01-16 19:45 | 16/NY・SZGバイロイト・Paris

Nabucco

サロメも遥かなる愛も、よかった。楽しかった。面白いオペラ体験だった・・・が、あのオペラ特有のうわ〜っという気持ちの盛り上がりを感じることができなかった。いや、しにくい作品だった。でで、やっぱり王道のオペラ欠乏症のところに、三日目はヴェルディ先生のナブッコをば。
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Conductor; James Levine

Zaccaria; Dmitry Belosselskiy
Ismaele; DmitryThomas
Fenena; Jamie Barton
Abigaille; Liudmyla Monastyrska
Anna; Danielle Talamantes
Nabucco; Zeljko Lucic

Production; Elijah Moshinsky

別の日にはドミンゴ先生がキャスティングされていたのよね。
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やー、やっぱりオペラはこうじゃなくっちゃね〜、のカタルシス。特に女性陣、なかでもAbigaille役のMonastyrska嬢の大迫力にもうわくわく。いいぞもっとやれ!みたいなw 逆に少々男性陣は弱く、Lucic氏の声が弱い・・・てか籠ってて聴きづらい・・・。でも何よりうわ〜と来たのは合唱。今回これまで観た2作品ではなかった(あ、遥かなる愛にはちょっとだけあったな、シンクロ団体みたいな合唱がw)ってのもあって、厚みのある声の重なりにうっとり。そして驚いたのが、なんとその合唱の聴かせどころである 「行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って」Va, pensiero, sull'ali dorate で鳴り止まぬ拍手に応えてアンコールがあったということ。それだけ素晴らしい出来だったということなんだろうな。一度目は感情の波にもまれるような感じに、二度目は少し冷静にじっくり噛み締めるように楽しんで聴くことができた。
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by tigersandcatlover | 2017-01-15 19:08 | 16/NY・SZGバイロイト・Paris

L'Amour de Loin

二日目はこちら。
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北欧出身の現代作曲家Saariaho(1952/10/14 〜)のオペラ。プレミアは2000年のザルツブルグ音楽祭でMETは今回が初演。あらすじも音源も全く予備知識なしに初めての作品を観ることになった。我ながら珍しいパターンだ。

Conductor; Susana Mälkki

Jaufre Rudel; Eric Owens
Clemence; Susanna Phillips
The Pilgrim; Tamara Mumford

Production; Robert Lepage

で、これが実に実に不思議なオペラ体験だったんだよねえ。まずはリングを手がけたLepage氏の演出の舞台装置のシンプルで無機質な美しさ。電飾がオケピまで被るように張り巡らされてあって、これがまさに海なんだった。劇中うねって波のようになったり、その隙間からコーラスが顔を出したり(ちょっと笑ってしまったけれど)、Rudelの想像上のClemenceがシンクロナイズスイミングの選手のように飛び出てきたり。
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そしてあの音楽。いや、決して耳に残るようなメロディがあるわけじゃないのだ。ややもすると単調ですらあり、まるで波音を繰り返し聞かされているようでもあり。α波でまくり。が、舞台を観ていると眠くならない。時折背後のスピーカーからコーラスの唸るような声が聴こえて来たりして、音の波に漂うような体感型オペラみたいだった。

Pilgrim(ズボン役ってことになるのかな)の歌い方が独特で、時々ふと歌声から話し声になるようなパートが随時あり、これが不吉な響きを醸し出す。そして終盤のClemenceの悲鳴にも似た嘆きの歌は圧巻で、これまで陽気な役でしか観たことがなかったPhillips嬢の新たな一面を見せて貰った気がする。

この日は観客も少しいつもの雰囲気と違って、比較的年齢層が若く、男性の二人連れが多かった印象。3月にドンパスクワーレを観たときに年齢層の高さに少々METの行く末を案じてしまったが、こういう客層でしっかり客席が埋まってるところを見るとちょっと明るい気持ちになったりして。って余計なお世話かw
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この日の夕食は部屋食。ライス入りチキンスープがまるで雑炊みたいになってしまってて、まあ美味しかったんだけれど、こっちの人的にはありなのかしらん??
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by tigersandcatlover | 2017-01-13 19:40 | 16/NY・SZGバイロイト・Paris

Salome@MET

やはり初日からこちらへ(笑)
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大晦日ガラのロミジュリの垂れ幕がお出迎え。いつ来てもこの瞬間は本当に胸が高鳴る。
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一本目はシュトラウスのサロメをば。チェックインしてすぐにホテルのPC前でラッシュチケットをゲト(nさんありがと♡)。平土間最後方の二階の天井がかかる席とはいえ、25ドルでオペラが鑑賞できるだなんて、なんと素晴らしいことであろうか。周りはたぶんみなさんラッシュで買ってはるのだろう、どこかゆる~い雰囲気で、直前までスナックを食べていたり、始まってしばらくはささやき声が聞こえたりで少々気が散ったが、舞台が始まるとすとんと物語に入ることができた。のは、やはりなんやかんや言っても一定のレベルを保っているからだろう。一時間半ほどの一幕ものってことで初日としてはちょうどいい感じだったかも。

Conductor; Johannes Debus

Salome; Patricia Racette
Jochanaan; Greer Grimsley
Harraboth; Kang Wang
Herod; Gerhard Siegel
Herodias; Nancy Fabiola Herrera

Production; Jürgen Flimm

ヨハナーンのGrimsley氏は長身でなかなかのイケメンくん。この役はやはり見た目の魅力もないと説得力ないもんなあ。声もなかなかよいのだけれど、どうしても役柄上歌い上げることもなく地下からの単調な歌声がメインになってしまいちょっと寂しいかも。できたらワグナーあたりで聴きたいな〜。サロメのRacette嬢は脚をぶらぶらさせたり少女らしい仕草は見せてくれるとはいえ、やはり10代にはちょい見えずw。ストリップショーみたいになってしまう踊りのシーンは少々はらはらしながら観てしまった。あと、Siegelはこないだミーメで聴いたんだったなあとか思いつつ。

舞台本体とは関係ないけれど、どうでもいいよな覚え書き。
☆昨シーズンには動かなくなってた開演前のシャンデリア。今年はまた動くようになっていた。が、このあと1日だけ作動しなかった日もあり。調子悪いのかしらん?
☆大晦日ガラのロミジュリの垂れ幕。この日目にした以降は外されてしまっていた。これも??
☆計4公演観たのだけれど、3公演が上演時間になっても始まらず。10−15分ほどおしてしまうことに。これも珍しいなあ。

終演後は三度目になるかな?のE'd chawder houseで。23時までの営業なので、二幕もの以上の公演だとちょっと間に合わないけれども、すんなり座れてアフターシアターには便利便利。
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by tigersandcatlover | 2017-01-12 20:15 | 16/NY・SZGバイロイト・Paris

ちょっと遅くなりましたが

あけましておめでとうございます。

2016年末~2017年始はここのところ嬉しい恒例になっているNYで過ごしてまいりました。振り返ってみると5年目になるかしらん。これまでは出発までにガツガツと枠を埋めてしまって、現地ではそれをこなしつつ間を縫うように買い物に食事にと予定てんこもりな感じだったんだけど、今回事前に用意していた観劇チケットは大晦日のMETガラ一枚のみ。あとは現地でゆる~く気分次第で予定を組むような感じで、なんか新鮮だったな~。本来はこういうのが旅の醍醐味というのかもしれん。
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そんなわけで今年もよろしくお願いいたします(ぺこり)。
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by tigersandcatlover | 2017-01-12 19:49 | 16/NY・SZGバイロイト・Paris


舞台と音楽と本と、ときどき旅行。


by tigersandcatlover

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