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2017は(も?)黒星スタート

 観戦して一週間経ってしまった・・・が一応記録のために。

 今季初観戦は対巨人戦。5月になって珍しく勢いよく首位を走っていたタイガースなのだけれど、前週あたりからカード負け越しが目立って来たなあ、なんかやだなあ、と思っていたら案の定、で去年一年歌い損ねた六甲颪はまたもおあずけ・・・。一体どこまでこの観戦連敗記録が伸びるのか自虐的に楽しみになってきたわ。とほほ。

〜5月24日対巨人戦〜

先発は阪神能見、巨人吉川光。7回終了時点でヒットが阪神が3本、巨人が2本でどちらも無得点という完全なる投手戦。吉川調子いいなあ・・・と思っていたらなんと5回に鳥谷の顔面に死球を当ててしまい危険球となり退場。当たった鳥谷はしばらく身動きできず球場は騒然となる(結果的には歩いてベンチに下がることが出来たので少しホッとしたが、翌日のニュースで鼻骨骨折の重症だったと知る)。こういうときは打線が奮起してどどっと攻め込むパターンになるか?と思ったんだけど、試合は動かず。このまま延長になっちゃうのかなあ・・・と7回裏終わって小腹が減ったのでたこ焼きでも食べるか〜とスタンドから離れていたあいだに代打相川にヒットが出て、そこから送りバント→代打亀井にタイムリーが出て均衡破れる。更には桑原〜藤川の継投で9回の表にもアンラッキーなピッチャーヒット(イレギュラーしてしまい、手を出さなければファウルになるような打球に藤川が触ってしまった)を皮切りに2点献上。上本にソロHRが出たが焼け石に水。最後はマシソンに〆られてしまった。
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by tigersandcatlover | 2017-05-31 19:38 | 野球(タイガース)

五月花形歌舞伎

 花形歌舞伎っていうと若手役者が中心になってのイメージなんだけど、もはやもう若手とは言えない(いい意味で)の猿之助さん・中村屋兄弟での松竹座へ行って参りました。昼の部は実はリピートしちゃった。

〜昼の部〜

戻駕色相肩

 浪花の次郎作 勘九郎
 禿たより 児太郎
 吾妻の与四郎 歌昇

三代猿之助四十八撰の内
金幣猿島郡
序幕・二幕目

三代猿之助四十八撰の内 金幣猿島郡
大喜利所作事 双面道成寺

 清姫・藤原忠文・白拍子花子実は清姫の霊 猿之助
 北白川安珍実は文殊丸頼光 勘九郎
 七綾姫 七之助
 田原藤太 歌昇
 およし実は侍女桜木 笑三郎
 寂莫法印 猿弥
 如月尼 門之助

 いや〜楽しい。スーパー歌舞伎感たっぷり。本物の火ありーの、派手な照明ありーの、宙乗りのときのちょっと微妙な音楽ありーの。まずは清姫の前半のしおらしいさまとの「あなたじゃ、あなたじゃ、あなたじゃわいな〜」からあとの嫉妬に狂う豹変ぶりににんまり。いやそれでもなんか可愛いのよねえ。双面道成寺はこの数ヶ月に2回歌舞伎座で観ているけれど、どんどん凄くなってない?後半右半身忠文・左半身清姫の歩みで出て来た時は息を呑んだ。それにしても中村屋兄弟の贅沢な使い方よ!

〜夜の部〜

野崎村
 お光 七之助
 久松 歌昇
 お染 児太郎
 後家お常 竹三郎
 百姓久作 彌十郎

 彌十郎さんのお父ちゃん役には毎度泣かされる・・・。七之助さんが百姓の娘に見えなくて困った。最後の舟と籠が去って行くところが長く感じてウトッとしてしまった(汗)。

怪談乳房榎
 菱川重信・下男正助・うわばみ三次 勘九郎
 重信妻お関 七之助
 住職雲海 寿猿
 松井三郎 猿弥
 磯貝浪江 猿之助

 実は今回この演目が一番嵌ったかも。金幣猿島郡だけをリピートしたけれど、こちらももう一回観たかったくらいに。勘九郎さんの早変わりの早いこと早いこと。まるでマジック。替わると見せかけて替わらなかったり、代役(っていうのかな?)の役者さんが体型だけでなく横顔までも勘九郎さんに凄く似ていて、何度か あれ?  と声に出してしまった。早変わりと言えば猿之助さんで彼の替わりますよ〜替わりますよ〜ほおら!というテンポも大好きなんだけど、勘九郎さんのさりげなさすぎてびっくりの早業も凄く楽しい。こういうのにも個性って出るんだねえ(当たり前か)。猿之助さんの浪江は配役発表当時はイメージできなかったけど、ここまで徹頭徹尾悪いともう嫌悪感より気持ちよく感じてしまう。終演時の口上は猿之助さんで〆。

 や〜大阪でこんなんやってくれてホンマにありがとう!って感じでしたわ。
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by tigersandcatlover | 2017-05-24 14:08 | 歌舞伎・文楽

エサ=ペッカ・サロネン指揮 フィルハーモニア管弦楽団

 初夏の爽やかな日曜の午後、兵庫県立芸術文化センターへ。

エサ=ペッカ・サロネン指揮 フィルハーモニア管弦楽団
   ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調
    [ピアノ]チョ・ソンジン
       ソリストアンコール;ドビュッシー「子供の領分」より 人形のセレナーデ
   マーラー:交響曲 第6番 イ短調 「悲劇的」

 いつものように手抜き感想メモ。

 ピアノコンツェルトはすんごい前のめりな感じのテンポ。ソリストのペースなんだろけどちとせからしかったかな。ソンジン氏は技巧的には素晴らしいんだろうけど指がオケより先に流れちゃうのが気に障ってしまい集中できなかった・・・。カデンツァのところは悪くなかった、と思う(エラそうだなw)アンコールは打って変わって可愛らしい曲をゆったりと。こういうのも弾けるのよ、っていう感じかしらん?

 マーラー6は、すんごい音量で(珍しく平土間ど真ん中席だったせいもあるけど)音に射抜かれる感覚。サロさま、第1楽章の最後の直立不動での指揮の終わりがむちゃカッコいい。第2・第3楽章はスケルツォ→アンダンテ・モデラートの順。第3楽章は指揮棒なしの優しい手つきで。この曲はここが一番好きなところ。フィナーレはじっと手を下ろさずに。観客もフライング拍手なく、ホール全体がその残響を慈しむようだった。2年前にドゥダメル指揮のロサンゼルス・フィルハーモニックで聴いたときにもそうだったけど、ついつい打楽器に目が行ってしまうのはもうしょうがないよねw

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by tigersandcatlover | 2017-05-16 12:37 | その他の舞台

ハムレット

  GWの旅行から帰っての翌日、兵庫県立芸術文化センター中ホールへ ハムレット を観劇に。なんだかまだ旅の途中みたいだなあ。
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 劇場に入ると舞台下手側にも客席が。そしてほぼ正方形の盤があってその向かいに役者たちが座って、自分の出番を待つ。みな一人何役かを演じる(ホレイショー以外)。

作 ウィリアム・シェイクスピア
翻訳 松岡和子
上演台本 ジョン・ケアード 今井麻緒子
演出 ジョン・ケアード
音楽・演奏 藤原 道山

内野 聖陽 ハムレット・フォーティンブラス他
貫地谷 しほり オフィーリア・オズリック他
北村 有起哉 ホレイショー
加藤 和樹 レアティーズ・役者達 他
山口 馬木也 ローゼンクランツ・バーナード・役者達他
今 拓哉 ギルテンスターン・マーセラス・役者達 他
壤 晴彦 ボローニアス・墓堀野相棒 他
村井 國夫 墓堀り・役者達・コーネリアス・隊長 他
浅野 ゆう子 ガートルード 他
國村 隼 クローディアス・亡霊 他
大重 わたる・村岡 哲至・内堀 律子・深見 由真

簡単な印象羅列)

 衣装や決闘シーンの武器などが韓国風?ゆったりと楽そうで着てみたいようなデザインの衣装だったな。

 場面展開がゆるやかで重なるようになっていて面白い。つまり、一つの場面の終盤に次の場が少しずれたところから演じ始められるのだ。ので不思議なテンポで物語が進む。

 内野さん、ハムレットを演じている時の声が蜷川さんのハムレットを演じていた藤原くんにそっくり。口調とか絞り出すような声質とかが。真田丸で徳川家康を演じていたのと同じ人とは思えない若々しさ。

 圧倒されたのは國村さん演じるクローディアスの独白のシーン。全編の中で一番キタ。ちょっと噛んではったけどそんなん全く気にならないくらいに。

  一人生き残ったホレイショーを置いて登場人物たちが後ろへはけていくのだが、そのときにハムレットがそっとホレイショーの顔を撫でるようにするところでぐぐっと来た。
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by tigersandcatlover | 2017-05-12 19:39 | その他の舞台

Gasteigでコンサートを聴く

 チューリッヒのホテルで朝ごはん食べてたら、ミュンヘンで合流する友人からメールが。「3日の夜、ミュンヘンフィルと ヴァンゲーロフのベトベンバイコンがありましたんで、独断でチケットを買ってしまいました」。4度目のミュンヘンにして初めてのガスタイク、喜びはあれども文句ありません!はて、で、指揮者はだあれ?訊くと「今回はなんとヴァンゲーロフの弾き振り。もう一曲は新世界より」。ひえー、それは珍しい!

Beethoven: Violin Concerto in D Major
Violin; Maxim Aleksandrovich Vengerov

Dvořák: Symphony No. 9 in E minor

Conductor; Maxim Aleksandrovich Vengerov
Münchner Philharmoniker

 ヴァンゲロフは復帰直後に台湾でのシカゴ交響楽団とのチャイコフスキーのコンツェルトを聴いたっけ(→そのときの日記)。ベートーヴェンのコンツェルトはサロネン指揮のウィーンフィルとフィッシャー譲で(→そのときの日記) どちらも2013年だった。

 それらに比して、なんだか優しくまったりと感じた。ヴァンゲロフの演奏も、曲調自体も。あくまで自分の中だけでの印象。
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 それにしても写真では見たことがあったけど、面白い構造の客席だなあ~。特にあの仕切り壁の横とかどんな感じなんだろう。歌劇場の椅子に比べるとクッションが心地よく、背もたれにゆったり身体を預けてリラックスして聴いていたらスイマーがw まあ最終日で疲れがピークだったのと、演奏会直前にビアとニュルンベルガーで満腹になってしもてたからしゃあないか。二曲とも第二楽章はうとうと夢の中だったけど、盛り上がる第三楽章にはぱっちり目覚めて、ホテルへの帰り道は新世界の第三楽章のメロディを口ずさみながら。
 

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by tigersandcatlover | 2017-05-10 22:09 | 17/ZRH MUCバイロイトLA NY

La traviata@Bayerische Staatoper

 さて三つ目の滞在地、三つ目のオペラ。ミュンヘンはバイエルン歌劇場にやってまいりました。
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La traviata


Conductor; Andrea Battistoni
Director; Günter Krämer

Violetta Valery; Sonya Yoncheva
Alfredo Germont; Arturo Chacón-Cruz
Giorgio Germont; Leo Nucci

 前日の神々の黄昏のチケット確保も大概ぎりぎりだったけど、ここバイエルンの一般発売は公演の2か月前。でもまあトラヴィアータやからそんなに苦労しないんやないかなあと高をくくっていた。バッティストー二の指揮とヌッチのジェロモンパパが観れたらいいくらいな軽い気持ちだったし。ところが、発売開始早々にサイトにアクセスして席をもたもた探していたらどんどん恐ろしい勢いで売れていき、30分後くらいにはほとんどフルハウスの状態に。ひえ~バイエルンおそるべしだなあ、と思っていたら・・

 感想羅列。

1)バッティストー二、歌いまくり。この日は2列目で鑑賞してたのだけれど、いやもうずっとフンフンタンタンフガー!と鼻歌レベルでない歌い方。私のひとつ前の席のカップルはかなり険しい顔で指揮者方面を睨んでいたと思うw

2)ヨンチェバ凄い!見目良し歌良し演技良し。決してボリュームのある体格じゃないのにすんごい声量。ヴィオレッタ絶命の場面でもド迫力もので、それを良しとしない人もいるかもだけど、もうそんなん吹っ飛んでた。それくらい説得力のある歌声だった。で、全く予備知識なくて言ってたので知らんかったんやけど、彼女最近の注目株らしい。ひょっとしてあのチケットの売れ行き好調は彼女の効果やったんかもしれん。いやきっとそう。

3)アルフレート役のChacón-Cruzはちょっと見た目の雰囲気がグリゴロくんに似てる。彼をあっさりにしたような感じ。体格とか仕草とかが。アリアのときは、お~気持ちいい、って感じでスコーンと来るんだけど、これがヴィオレッタと一緒だと声が霞んでしまう。そこだけが少々残念だったかも。

4)ヌッチさまはもうね~いぶし銀だなあ。ヨンチェバとの二重唱も、ヴィオレッタが歌い上げない曲だったからてのもあるけれど、むっちゃ気持ちよくハーモニーを聴かせてくれた。あの暗く重いシーンをずっと聴いていたくなったくらいに。

5)二幕目の最後、アルフレートに侮辱されて悲しみに暮れるヴィオレッタのシーンで、なんとなくイメージ的にはアルフレートとジオルジョとの三重唱にコーラス、だと思うんだけど、この日の演出はヴィオレッタだけにスポットがあたって、ジェロモン親子にも照明あたらず、薄い幕に隔たれて後ろでその他大勢扱い。いや~なんか、徹頭徹尾この日はヴィオレッタ=ヨンチェバメインな感じだったねえ。まあ私の感想もそんな感じになっちゃってるな・・・。


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by tigersandcatlover | 2017-05-08 19:43 | 17/ZRH MUCバイロイトLA NY

Götterdämmerung@Wiesbaden

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 快晴のチーリュッヒの翌日は雨のWiesbadenへ。フランクフルトからS Bahnに乗って30分ほどの保養地であります。本当にドイツって各都市にオペラハウスがあるんだなあ〜。

 演目はGötterdämmerung。もちろんリングチクルスが上演されていたのだけれど、日程的にこの日しかいけなくて(無理をすればSiegfredもなんとか行けたのだけれど)、それでもフライト的には日本からFRA-ZRH-FRAと行ったり来たりすることになってしまった。のに行こうと思ったのは去年の東京春祭で素晴らしいSiegfredを聴かせてくれたシャーガーが歌ってくれるからなんだった。

 で、このリング。4月にすでに二回上演されていて、それは通常通り半年ほどまえにチケット販売されたのだが、私が行った日はMAIFESTSPIELEの一貫だったため、シングルチケットの発売日が今年の2月中旬になってからというキワキワさ。まったく遠征族には辛いわ・・・。そんなわけで、2月に博多座で観劇中の幕間にこれまたドキドキしながらチケットを買ったんだった。こんなんばっかりやわ。

 劇場はHessisches Staatstheater Wiesbaden。初めての劇場は気分があがるねえ。席は二階のバルコニー最前列で視界良好。舞台も想像してたより近い!てか劇場がじつにこぢんまりとしてていい感じ。丁度チューリッヒ歌劇場くらいのサイズ感かな?
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これなら大劇場で歌うより喉にも優しいかもねえ〜とか開演前は思っていたのだが・・・

Conductor Alexander Joel
Director Uwe Eric Laufenberg

Siegfried; Andreas Schager
Gunther; Matias Tosi, Samuel Youn
Alberich; Thomas de Vries
Hagen; Shavleg Armasi (当初はAlbert Pesendorferがキャスティングされていたが体調不良で降板)
Brünnhilde; Evelyn Herlitzius
Gutrune; Sabina Cvilak
Waltraute / First Norn; Bernadett Fodor
Second Norn; Silvia Hauer
Third Norn; Sabina Cvilak
Woglinde; Gloria Rehm
Wellgunde; Marta Wryk
Flosshilde; Silvia Hauer

 もう冒頭の主役二人の二重唱でじんわり涙と、そして笑いが込み上げてしまう。なんという声量・なんというパワー。劇場の空気が太鼓のように響き渡る。人間ってあまりにも凄いものを観たり聴いたりすると笑うか泣くかしてしまうんだなあ〜と思った。あとはもう推して知るべし。がつんと冒頭やられたあとはそのまま物語の世界に入り込んでしまって、言葉がわからないことも全く気にならない観劇体験だった(ちなみに字幕はあったがドイツ語だけw)。本当に時々だけどこんな感覚になるんだよねえ。まだ数えるほどだけれども。

 演出はバイロイトほどわけわからんことになってなく、適度に現代的できちんと物語との整合性があって違和感なかった。こういうのも入り込める要素だよな。あんまり読み替えが過ぎる演出だと頭に中に<?>が出てしまうんだもん。
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  惜しむらくは自分の体調。3幕目の最後、ジークフリートが絶命してしまってからは目が覚めてはいるんだけど、ちょっと脱水+酸欠みたいでぼーっとなってしまった。劇場が小さい上、外は雨で湿度が高く、幕が進むごとに暑くなってきて汗をたくさんかいてしまったせいかもしれない。ワーグナーは演じる方はもちろん、観る方にも体力気力を要求するねえ、全く。
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by tigersandcatlover | 2017-05-07 22:51 | 17/ZRH MUCバイロイトLA NY

Werther@Zürich

 ここほんの数年のことだけれども、METやヨーロッパのオペラハウスの来季の演目が発表されると、自分が休める日に気になる演目がないかな〜とチェックするようになった。妄想で終わってしまうこともあるし、観劇が実現することもある。で、今回のGWはそんな感じでごりごりと実現させてしまったオペラはしご旅をしてまいりました。かなり動線無視で無駄の多い移動をしまくっての旅程ではあるけれど、あくまで目的は舞台だからしゃあない(のか?)。

 で、まず一本目はこちら。
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チューリッヒ歌劇場のWertherであります。

 この日のチューリッヒは快晴!でも一週間前には雪が降ったらしく、湖の向こうに見える山々はしっかり雪景色だった。
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 で、オペラハウスはその湖沿いにあるのよね〜。本当に気持ちいい立地やわあ。
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Conductor;Cornelius Meister
ProducerTatjana Gürbaca

Werther; Juan Diego Flórez
Charlotte; Anna Stephany
Sophie; Mélissa Petit
Albert; Audun Iversen

 初めてチューリッヒでオペラを観たのが5年前。そのときはフローレスとヌッチが出演するRigolettoだったなあと懐かしく思い出しながら(→そのときの日記)。実は今回最初のチケットを買ったのはこの演目で、去年の6月の発売初日に旅行先のバスの中でドキドキしながら購入したのを覚えている。そんなわけなので1列目ガン見席確保(笑)。オケとの融合とかなんとかもういいの。フローレスの声を一番近くで聴きたかったんだもん。

 で、感想。

 舞台の上に白木の小さな部屋が作ってあるのだけれど(客席まで木の匂いがしていた)、たくさんのドアや棚がしつらえてあって、そこですべての物語が進む。ソフィーやなぜかアルベルトが洗濯物畳んだり、一幕二場がなぜか老人ホームの慰安会みたいになったり、ドアがたくさんありすぎて二幕一場のアルベルトの家のときにどこからウェルテルが入ってくるのかむっちゃドキドキしたり、二幕二場のウェルテルの家のシーンではドアの外の雪が見えてるのかと思ったら宇宙からの星々と地球の映像がどーんと出て来たり、なんかこうやって書いてると不思議過ぎる演出だよね・・・。

 面白かったのが、ご老人を何人か登場させていたこと。一幕二場で哀しみに沈むウェルテルの頭をおばあちゃんがなでてあげたり。特にぐぐっと来たのが、一幕でウェルテルがインデアンハットを、シャルロッテが王冠ついたカチューシャを被って二人がダンスするんだけれど、最後のウェルテルの部屋に老カップルが登場してそのかぶり物を被って踊るの。少しおぼつかない足取りで、でも温かく手を握り合って。なんかその姿をみたときに、ぶわっと涙出た。ウェルテルとシャルロッテも二人でこうやっておじいちゃん・おばあちゃんになっていたのかもしれないんだよな〜(下のカーテンコールの写真、後ろにそのおじいちゃんおばあちゃんが写ってます)。

 つらつらとこんな感じなので、前半はぷぷぷと笑えてしまって困った・・・。特にフローレスがまた可愛らしいので。そう、まるで彼に当て書きしたみたいな演出でキャラはすごく合ってたと思う〜。ただ声的にはドンピシャな役ってわけではないんだろうな、うん。でも実に実に彼らしいWertherだったなあ〜と後からしみじみ思い出したりしてる。
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 そうだ、褒めてばっかりじゃなくてちょっと演出に苦言。二幕のウェルテルの一番聴かせるアリアの最後手紙燃やす演出で、一度め火がつかなくて、一番歌に集中せんならんとこでつけなおししててハラハラしたよー。それにどばっと火と煙でて喉に悪いやんか!と思っちゃった。あれはもちょい考えて欲しい〜⇦って単なるファン目線ですね、はい。
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by tigersandcatlover | 2017-05-07 00:48 | 17/ZRH MUCバイロイトLA NY


舞台と音楽と本と、ときどき旅行。


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