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das Feuerwerk !

 大晦日の午後にホテルの近くのスーパーで夜食を購入していると(ちなみに16時には閉店)、スーパー前にこんなものが売られていた。
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 普段は個人での打ち上げは禁止されている「クラス2」サイズの花火が12月29日から31日の限定で販売されているらしい。

 こうもり終演~夕食のあと、ホテルの部屋でシャンパンあけながら眠気と戦いつつ、カウントダウンを待っていると、そこかしこからとても個人で上げてると思えないほどの立派なw花火が続々と上がり始めた。
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 いや~。凄い。眼福眼福。

 暖かい部屋で「たまや~」と言いながらほろ酔い気分で迎える2012年。さてはて、どんな一年になりますでしょうか。
# by tigersandcatlover | 2012-01-09 00:00 | 11/NY・ロンドン・ドイツ

Wurst !

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 ドイツと言えばWurst(ソーセージ)。滞在中、たくさんのWurstを食べました。そんな中からいくつか。

1)Weißwurst(白ソーセージ)
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こちらはミュンヘンはMarienplatzから少し東へ歩いたところのSchneider Weisseというビールの醸造所(=Bräuhaus)が直営で経営しているレストランWeisses Bräuhausのもの。保存状態の決して良くなかった時代の名残で今でも正午の鐘がなるまでしか注文を取ってもらえない名物メニューらしい。
 
 テーブルに乗っている壷に入っている白ソーセージ専用のマスタードをかけて食べる。これがなんかマスタードというよりチャツネみたいな風味の甘みがある代物で、かなりたっぷりかけても全く辛くない。でも単独でもおいしい。そして美味しく白ソーセージを食べるコツは皮を剥くこととのこと。皮は食べられないわけではないが、かなり分厚くしっかりしていてゴムのようなのだった。
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こんなふうに手際よく剥いて行きます。
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できあがり〜。

 味は白身魚のようにあっさりほっこり。塩分も少なめ。なるほどこれだとやはり足は速いかもしれないな。

2)Bratwurst(焼きソーセージ)
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ミュンヘンのFrauenkircheの近くにあるNürmberger Bratwurst Glöckl am Domという地元のおっちゃんらで賑わってる店にて。こちらは一つずつはずいぶん小ぶり。一人でも10本くらいは軽くいけるんちゃうかな?皮が薄すぎず厚過ぎずで香ばしくてちょうどいい。少し塩味がしっかりついているのでビールにザワークラフトが進む。

3)Currywurst(カレーソーセージ)
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ドイツはドイツでもベルリンやルール地方などのやや北部が発祥の地。焼いたソーセージにカレー味のケチャップが乗っているだけと言えばそうかもw。フレンチフライと一緒に食べるのがお約束。こちらはベルリンのWestin Grand 一階のラウンジにて。ちなみに何故かビールではなくシャンパンとのセットになって17€だった。

 いろいろググっていくと、神戸にこのCurrywurstを食べさせてくれる、その名もまさにそのまんまのDie Currywurst元町というのがヒットした。これはちょっと行ってみたいな。
# by tigersandcatlover | 2012-01-08 00:00 | 11/NY・ロンドン・ドイツ

ミュンヘン観光スナップ

 舞台しか観とらんのかい!と呆れられそうなのでちょっぴり観光スナップも。いや、ホンマにちょっとだけなんですが(汗)。ミュンヘンの中心街は意外にこじんまりしていて歩いて充分観光できた。このサイズ感がなかなか快適。ちょっとウィーンぽいかな?

 Marienplatz駅直上のNeues Rathaus(新市庁舎)。
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 Kaufingerstrasse(カウフィンガー通り)。
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 Frauenkirche(聖母教会)外観。北側の塔は補修中。南塔は夏期にはエレベーターで登れるらしかった。ちぇ(←高いところ好き)。
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 同教会の中。ゴシック建築が美しい。
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こういうパターンで十字架がかかっているのって珍しい気がする・・・。
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 St. Michaels Kirche(聖ミヒャエル教会)の外観。補修中ってのもあるがあっさりしてる。
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 が、中はかなりゴージャス。個人的には先ほどのFrauenkircheほうが好みやな・・・。
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ちなみに地下の墓所にはバイエルン支配者であったWittelsbach一族が眠っている。Schloss Neuschwanstein建造などで知られる狂王(って甚だ酷い呼び方だが)ルードヴィヒ2世もその一人。

 Nationaltheater(州立オペラ座)
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 Wittelsbach家の邸宅であったResidentz(レジデンツ)外観。
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 かの有名なビアホール:Hofbräuhaus。
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 民族衣装のウィンドー。オクトーバフェストでは皆さんこの格好をするらしい。
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 犬グッズのかわいいお店。
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 道を歩けば犬に出会う。
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 スーパーの前でも犬に出会う。
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 ・・・あれっ?なんか観光スナップというタイトルから随分外れて来たような。ま、ええか(笑)。
# by tigersandcatlover | 2012-01-07 00:00 | 11/NY・ロンドン・ドイツ

大晦日はやっぱり「こうもり」!

 観光も食事のことも後回しにして、ミュンヘン観劇日記第二弾に参ります。

 こうもり(Die Fledermaus)。秋の来日公演の興奮さめやらぬバイエルン州立歌劇場(Bayerische Staatsoper)の本拠地があるミュンヘンで年越しをするのに、これ以上観劇中毒を悦ばせる演目があるだろうか。
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 そんなわけで行って参りました。チケットがずっとsold outになっていたのだが、同行のHさんのご尽力で3階(現地では2階と表現する)の立見席ではあるが人数分確保していただいた。ええっ、立ち見?と侮るなかれ。ちゃんと立ち位置が番号で割り振られていて前にバーがあってもたれながら観ることができる。私たちの場所にはなかったが軽く腰掛けられる段がついている場所もある(値段が違うのかもしれない:ちなみに我々のは15.5Euro)。

 劇場内は撮影禁止だったらしいのだが、4階席まで上がったところで何枚か撮影してしまってからそれを知った(汗)。
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ひぇ、さすがに怖いくらいの高さ。

 序曲が始まった当初は少し音が迫ってこないように感じてしまったのだが(なんといっても立ち見席だからね・・・)、緩急をつけながら盛り上がっていくうちにあっという間に音楽に惹き込まれていった。そしてその緩急がかなりはっきりしていた。途中止まってしまうんじゃないかと思うくらいに遅く、終盤は目にも留まらぬ弓捌きで。大好きなこの序曲だけでもう満足。

 舞台そのものは、意外にクラシカルでふつう。いやいや、悪い意味じゃなくてね!ついバイエルンだったら現代的に過ぎる演出なのかと危惧していたので。でももちろん少しはそういうところもあって、Prinz Orlofsky邸では舞台上に幕が設置されていて(それも歌劇場とおそろいの幕!)、EisensteinとRosalindeの懐中時計を巡るあれこれを幕の向こうからパーティに参加している連中が眺めているような構図にしていたりと、シンプルで洒落ている。ちなみに一幕はチャウダーシュのあとポルカで終わるという趣向だった(オリジナルの全三幕を二幕にしていた)。

 キャストはRosalindeの歌がイマイチ声量不足で物足りなかったけれど、そのほかは満足~。

 元日のウィーンでの こうもり に始まり、大晦日も こうもり に終わる。そんな2011年の観劇納めと相成りました。

Die Fledermaus  Nationaltheater
Johann Strauß
Richard Genée based on Henri Meilhac and Ludovic Halévy/Karl Haffner

Cast

Conductor: Paolo Carignani
Stage Director: Helmut Lehberger
Choreography: Vivienne Newport
Based on a production by: Leander Haußmann
Set: Bernhard Kleber
Costumes: Doris Haußmann
Lighting: Michael Bauer
Chorus: Sören Eckhoff

Gabriel von Eisenstein: Bo Skovhus
Rosalinde: Silvana Dussmann
Frank: Alfred Kuhn
Prinz Orlofsky: Daniela Sindram
Alfred: Pavol Breslik
Dr. Falke: Michael Nagy
Dr. Blind: Ulrich Reß
Adele: Anna Virovlansky
Frosch: Michael Lerchenberg
Ida: Stefanie Erb
Ivan: Ivan Michal Unger

The Bavarian State Orchestra
The Chorus of the Bavarian State Opera
# by tigersandcatlover | 2012-01-06 07:30 | 11/NY・ロンドン・ドイツ

Elisabeth~ドイツ・ツアー

 旅の目的は色々あれど、観劇が第一義ってのがいかにも私らしい(?)。まずは2012年に初演から20周年となるミュージカル:Elisabethのドイツ・ツアーが丁度ミュンヘン滞在中に上演されるということを知り、もちろん(笑)行くことにした。
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 これが今回の旅行中、最も大変な目に遭うことになろうとは・・・(遠い目)。

 この日は朝から遅めの朝食がてらビールにWurstなどなどを楽しんだあと観光してまわって、私一人で劇場に向かうべくMarienplatzで解散となった。

 会場であるDeutsches Theaterはガイドブックにも載っている由緒ある劇場でMarienplatzからS-Bahnで1駅のKarlsplatzから南西に10分ほど歩いたところにある。初めての劇場に行くときは余裕をみて開演30分前には到着するようにしていたのだけれど余裕で45分前にはついてしまいそう。せっかくだからKarlsplatzあたりでなにか買っていこうかな〜でもま、一応劇場を見てからにしよう、と現地に向かったところ・・・

・・・ない(劇場が)。
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 どうもそれらしき場所は取り壊されて工事中の大きな看板が。でも哀しいかなその内容がちゃんと読めるほどドイツ語がわからない。しかもかなりのパニックになってしまった私。裏に入り口があるんちゃうか?とささやかな希望を胸にぐるりと周辺を回るがやっぱり劇場は陰も形もない。さあ困った。iPhoneで検索する手もあったが、すでにその時点で開演35分前を切っている。もうその時間も惜しい。ってんで取り壊された劇場の隣にある、その名もHotel Deutsches Theaterに駆け込んでフロントのお姉さんに泣きそうになりながら訊く。

「あの〜Deutsches Theaterって、どこにあるんですか?」

すると、「新しい劇場の住所はここよ」とチラシをくれるではないか。が、そんなんもらってもどこかわからへんよ??(涙目)なので必死でどうやっていくのか、聞くとMarienplatzからU-Bahnに乗って10駅くらい、とのこと(実際には11駅だった)。

 あまりのことになんかもうあきらめようかと絶望的な気分になる。タクシーのほうが早いか?と聞くと、それなら20分くらいで行けると思うというのでタクシーを呼んでもらおうとしたが、今度は電話がなかなかつながらない。もうあかん!とここで業を煮やして自力で行くわ!ありがとうっ!と叫びつつ駅までダッシュ。この時点で開演30分前。

 さあ、そこからが普段運動不足の私には心臓破裂ものの激走でありました。駆け込み乗車〜乗り換えに7分のロスでイライラ〜走ったあとの汗&脂汗のまま目指すFröttmaning駅に着いたのが開演5分前。駅から劇場は見えてはいるのだが、それはそれ、あちらの縮尺なので意外に遠くて全速力で息も絶え絶えについたのがまさに開演直後。すでにルキーニの声が聴こえてきていた(余談だが同じようなぎりぎり飛び込み客があと5人ほどいた)。けれどもう客席は暗くて自分の席に辿り着けない(涙)。案内のお姉さんにここが空いてるから座っていいわよ、と10列目の通路側の席に誘導してもらってそこで一幕は見ることに。せっかく5列目センター席を取ってたのに、とはもう言うまい。もうここまでこれただけで良いとしよう。あ〜疲れた。

 さて肝心の舞台。この日はElisabethがオリジナルのAnnemieke Van Damではなく、Alice Macura。エリザベートにしてはかなり小柄でかわいらしい雰囲気の女優さんで、中年以降はちょっと違和感。でもいいの。今回はなんといってもDer TodのMark Seibertが目的だったんだから。やー、かっこよかった。クールで美しくて、自信たっぷりでまさに死の帝王。
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この高慢そうなドヤ顔よ!

 演出は2007年のウィーン版来日とほぼ同じ。仮説会場みたいな劇場なのに、ちゃんと回転盆が二つ作ってあったし、ヤスリモチーフの跳ね橋もそのまま。来日版ではIch gehör nur mirで床が山のようにせりあがってくる演出だったように記憶しているが、今回はそれはなくてElisabethは降りてきたヤスリの途中まで登って歌う。あと衣装はかなり変更されていて、ハプスブルグ家の人々の衣装にほどこしてあった蔦のような模様は一切なし。オケピがないのでカラオケ??と思ったが、カーテンコールで後ろからオケが出てきたので下で演奏していたようだ。

 そうそう。ドイツの観客に向けてということをつい考えてしまうせいか、Hass!のシーンとそのときの静まり返った客席は本当に怖かった。来日版よりひょっとしたら恐ろしさが強かったかもしれない。

 二幕目には自分の本来の席に移動できて、ちょっと落ち着いて会場を見渡すことができた。
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ああ、ここから1幕も観たかった・・・(涙)
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青いテントみたいな外観(さすがに余裕なく、写真はなし)で遊園地の中みたい。でもよく考えたらこの舞台、登場人物の動きといい、演出といい、すべてが遊園地の中の出来事のように見立てられてることを考えたら、この作品に実にぴったりな劇場だったのかもしれない。

CAST

Alice Macura: Elisabeth
Mark Seibert: Der Tod
Kurosch Abbasi: Luigi Lucheni
Oliver Arno: Kronprinz Rudolf, Cover Tod
Mathias Edenborn: Kaiser Franz Joseph
Betty Vermeulen: Erzherzogin Sophie
Elissa Huber: Herzogin Ludovika/Frau Wolf
Dennis Kozeluh: Herzog Max in Bayern
# by tigersandcatlover | 2012-01-05 15:00 | 11/NY・ロンドン・ドイツ


舞台と音楽と本と、ときどき旅行。


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