マリア・ジョアン・ピリス ピアノリサイタル

 今シーズンで引退を発表しているピリスさんのリサイタルを聴いてきた。ベージュの少しハイネックなゆるりとしたカットソー?に深緑のロングスカートにトレードマークの銀髪のショートカット。華奢な少女のような姿からは想像できないような力強い演奏。2015年の11月にも演奏してくれたピアノソナタ32番の第二楽章を聴いているとき、不思議とこの10年くらいのことがぐるぐる思い返された。ホント、10年前までは自分がこんなに舞台や音楽を楽しむことになるとは思わなかったよなあ。

 アンコールのあとも鳴りやまぬ拍手に何度も何度も頭を深々と下げて感慨深い表情を浮かべる彼女の姿にじんわりしてしまった。ふっと気がかわってまた演奏会してくれたりしないかな。

  ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 op.13「悲愴」
  ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調 Op.31-2「テンペスト」
  ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 op.111
     アンコール;ベートーヴェン:六つのバガテル第5曲 ト長調 Op126-5

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# by tigersandcatlover | 2018-04-17 17:12 | その他の舞台

100点満点!なマイ開幕

 2018年我が開幕は昨年の覇者なる広島との戦い。前日勝利しているだけに確率的にさすがに連勝は難しいかな~、先発はルーキーだしなあ~とあまり期待せずに臨んだのだがだが。

~4月11日 対広島戦~

タイガースの先発はドラフト2位のルーキー高橋遥人(カープは中村恭)。立ち上がりから低めにバシッと決まるストレートが素晴らしく、カープ打線に対して7回投げてヒットわずか3本とお見事。本人もヒーローインタビューで100点満点の投球、と満面の笑みでありました。打線のほうは一回に糸井のタイムリーの一点だけだったので、はよ援護してやれよ~とやきもきしたものの、5回に押し出し四球と糸原の2点タイムリーでようやく安心。まあ、8回にマウンド引き継いだ岩崎がエルドレッドにタイムリー打たれるもなんとかしのいで、最後はドリスで〆。なんかひさびさに<あと一球>コールを聞いた気がする~~。

 ここ2シーズンほど観戦成績すぐれず、こんな風に初戦をリラックスして楽しく観ることができたのは久しぶり。気分も100点な感じで帰路につきましたよ。
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今年のスローガンは 執念 らしいわ。


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# by tigersandcatlover | 2018-04-12 22:38 | 野球(タイガース)

ワンピース歌舞伎@松竹座 二回目

 一週間前の初日と全く同じキャストで観劇。

 なのにこの印象の違いはなんだろう?猿之助さん、なんだかより一層はじけていた、楽しんでるオーラが出ていた。
 
 以下自分のツイコピペ)

 こんなやんちゃな可愛い表情してたっけ?な四代目ルフィ

 あまりにくるくる表情が変わるのでルフィが中心じゃないシーンも目が離されへん。四代目、カーテンコールのTETOTEでずっと身体でリズムとりながら歌っていて、もう可愛いと言う感想しかない。

 今日はこれまでみた何回か(新橋、博多座含む)のワンピースの中で一番大向こうさんが多かった。ので、あー歌舞伎だ、古典になったんだ、と思った。牢屋から出るボンちゃんに「ちょっとうるさいわよ」と憎まれ口叩かれてたけどww
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# by tigersandcatlover | 2018-04-12 08:57 | 歌舞伎・文楽

初日! ワンピース@松竹座

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 これまでの歌舞伎観劇の中で初日の公演を観たのは初めて。こんな風になってるんだ~。観劇前に食事しようと、友人と開演2時間ほど前に松竹座前で待ち合わせしていたんだけど、道行く人たちが立ち止まって撮影しまくっていて嬉しくなる。

 いわずもがなの、猿之助さん完全復帰公演。あの大きな怪我のあと、歌舞伎座ですでにいくつかのお役をつとめてはったけど、出ずっぱりの主役を演じるのはこれがはじめてになるわけで、公演前のインタビューでは自ら「あまり動けないので仏像を観に来るつもりで来てください」みたいにおっしゃってたのにのに。

 どれだけの痛みとリハビリを耐えたんだろうと空恐ろしくなるくらいの回復ぶりで、左腕でパンチを繰り出したり、体制を崩して左腕で身体を支えたり、さらにはタンバリンを左手で握って鳴らしたり、と事情を知らない人が見たら「どこ怪我しはったん?」レベル。あの怪我のときにはすでに決まっていたこの松竹座公演が奇跡みたいに思えるわ・・・。

 初日に絡めた台詞の数々、タンバリン販促コーナーでの「神戸のパンダの名はタンタン」とか、ニョン婆の「そだねー」とか、ルフィの「ゴム人間だから骨折しても痛くないんだ」とか、いろいろこの日に合わせたアレンジはあったけど、もうすべて「おかげで おかげで なおったーーーー!」で吹っ飛んだよね。オリジナルの台詞なのに、この日のリアルそのものじゃあないか。

 生の舞台っていうのは、演じる方はもちろんのこと、受け止めるこちらの感受性・世情・タイミング、すべて含めての生なんだと強く思ったのは、同じこのワンピースの博多座公演のときだっけ(→そのときの日記)。


ルフィ/ハンコック 市川 猿之助
白ひげ  市川 右團次
ゾロ/ボン・クレー/スクアード 坂東 巳之助
サディちゃん/マルコ  尾上 右近
サンジ/イナズマ 中村 隼人
ナミ/サンダーソニア 坂東 新悟
アバロ・ピサロ 市川 寿猿
チョッパー 市川 猿
はっちゃん/戦桃丸 市川 弘太郎
ベラドンナ 坂東 竹三郎
ニョン婆 市川 笑三郎
ジンベエ/黒ひげ 市川 猿弥
ニコ・ロビン/マリーゴールド 市川 笑也
マゼラン 市川 男女蔵
つる 市川 門之助
エース/シャンクス 平 岳大
ウソップ/赤犬サカズキ 嘉島 典俊
ブルック 下村青
イワンコフ/センゴク 浅野 和之
序章 中村七之助

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# by tigersandcatlover | 2018-04-06 13:22 | 歌舞伎・文楽

Benjamin Millepied, Maurie Béjart @Opéra Bastille

 欧州内での乗り継ぎで色々痛い目にあってるので(シンプルなディレイはもちろん、霧や豪雨で空港閉鎖とか着陸したもののドアが開かないとか)出来るだけ帰国日には乗り継ぎしたくない・・・ってんで、前日にパリに飛ぶことにして(って前日と言ったってトータル2泊なんだけどさ)さくっとバレエ鑑賞。

 前半のDaphnis et Chloé。黒い衣装の男の子(アリュくんらしい)と白い衣装の女の人がよかったわ〜、と素人目線。
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 後半のボレロ。メロディはバレエクラスタさんたちが絶賛するマチアス・エイマンくんではなかったけれど、やっぱり素晴らしい作品。アマンディーヌさんは熱さみたいなものは感じなかったけれどその分クールで清廉な感じで巫女のように見えた。それとなんといってもリズムの男性達の色っぽさよ。
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Daphnis et Chloé
Daphnis•Germain Louvet
Chloé•Valentine Colasante
Dorcon•Marc Moreau
Lyceion•Léonore Baulac
Bryaxis•François Alu

Boléro
Soliste•Amandine Albisson
Danseurs principaux•Florian Magnenet•Arthus Raveau
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# by tigersandcatlover | 2018-03-29 19:43 | その他の舞台

Tristan und Isorde@Berlin Staatsoper Unter den Linden

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 海外でちょろちょろ観劇するようになってから一度は入ってみたかったBerlin Staatsoper Unter den Linden。2011年末にベルリンへいったときは改装工事まっただ中でシラー劇場へ行ったんだっけ。当初は2010年から3年間の改装工事とアナウンスされていたはずだったんだけれど、延期延期で結局ようやく今シーズンからのリニューアルオープンということで、念願叶って行ってまいりました。
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 中は適度にゴージャスに適度なサイズ。大きすぎず小さすぎず(だってやっぱりMETとかバイエルンは大き過ぎるよなあ)。

 演目はバレンボイム振るトリスタンとイゾルデ。シャーガーとカンペ。鉄板。

 演出は例によってのドイツ演出。今回はマフィアかなんかのボス(マルケ王)とその片腕(トリスタン)みたいな。舞台の一番手前に薄い幕がかかっていて時折そこに過去の映像が映し出される(その間舞台の上はストップモーション)というもの。なので微妙に舞台上に紗がかかったみたいに見えた。

 シャーガーのトリスタンは、声も演技もハイテンションでまるでドラッグ中毒のよう・・・。1幕の媚薬飲んだ後もイゾルデとゲラゲラ笑って床に転がりまくったりするし。2幕最後ではメローに首を締められそうになるけど怪我をするわけでもなく、なのに3幕の弱り方は薬の禁断症状か?。で飲まず食わずで脱水になってるところにイゾルデが来るってんでコーフンして心筋梗塞起こした??な絶命の仕方で、笑っちゃいけないのにちょっと笑いのスイッチが入りそうになって困った。そーいやテンションあがって椅子を壁に投げつけたらそのままぐさっと壁に突き刺さってたけどあれはたぶん偶然だよな(思い出しニンマリ)。イゾルデとブランゲーネの関係性もちょっと謎な感じではあったな~。上から目線のブランゲーネ(最後はマルケ王とできちゃったの?)に嫉妬深いイゾルデ。

 目からの情報は終始そんな感じなのに歌をはじめとした音楽は至福。疲れも相まってか3幕イゾルデの 愛の死 ではほろほろとしてしまったほど。去年のバイロイトのマイスタージンガーのときも思ったけど、耳と目が別々に情報を処理してあとからいろんな解釈をああだこうだと反芻する。まるごと全身その世界に入ってしまうオーソドックスな読み替えなしのオペラが基本好きだけれども、こういうオペラの楽しみ方もあったんだね。
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 あと、これは時々素人発言的に書いてるけど、眠くならないオペラは指揮とオケが自分に合ってるとき、ってのがあって、この日はかなりのハードスケジュールで到着後すぐに観劇する憂き目となったんだけれども、ほとんど眠くならなかったことも自分メモしとく。
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(ちなみにこんな席。これじゃあ眠くなりようがないか・・・)

MUSIKALISCHE LEITUNG;Daniel Barenboim

TRISTAN;Andreas Schager
KÖNIG MARKE;Stephen Milling
ISOLDE;Anja Kampe
KURWENAL;Boaz Daniel
MELOT:Stephan Rügamer
BRANGÄNE;Ekaterina Gubanova
EIN STEUERMANN;Adam Kutny
STIMME EINES JUNGEN SEEMANNS, EIN HIRT;Linard Vrielink
TRISTANS MUTTER;Kristin Becker
TRISTANS VATER;Mike Hoffmann
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# by tigersandcatlover | 2018-03-27 13:21 | その他の舞台

三月大歌舞伎~夜の部

 ニザ玉祭鑑賞目的で切符とったはずなのに、気づいたら白糸に塗りつぶされていた・・・みたいな三月大歌舞伎夜の部鑑賞メモ。

 ついこないだ博多座で観たばかりの於染久松色読販のうち、サブストーリーのようなお六と喜兵衛のハナシのみを切り取った一演目め。小梅莨屋のニザさまの悪さムンムンの見栄と瓦町油屋の玉様の悪い女ぶりを別々に堪能する、みたいな感じ。

 神田祭はもうね~国宝ものだわ。絵になるとはまさにこのこと。大人の色気たっぷりで眼福眼福。ただ一演目めのときも思ったけれど、花道を下駄で歩く玉様のおみ足がちょっと痛そうに見えて、お大事にしてくだせえ~って心の中で叫んじゃった。

 さて、問題(?)の滝の白糸。いろいろ細かくはあるけれども、私はとにかく引き込まれて観ていた。引き込まれ過ぎて最後が本当に辛くて、欣さんの法廷での語りで松也くんのほうを正視できなかった。終演後、近くに座ってはった老紳士が「宝塚ならこのあと天国で結ばれて後味よく帰れるんだけどなー」と言うてて、たしかに!と頷くなど。そんなわけで、脳内でドライアイスの中でマツヤとかずくんをラブラブさせて気持ちを静めて座を後にした。そんな感じだったのであとから 法廷内の人たち、どこから、あ!こいつが白糸のイロか、と気付くのかちゃんと観察したらよかった、と後悔(聞くと歌六さん以外は徹頭徹尾無反応な感じだったらしい。それはそれで歌舞伎らしいといえばそうだが)。

 で、なんでこんなに辛かったんだろう、舞台を正視できないくらいにこちらが居心地悪くなってしまったんだろうと、帰宅してからようやく原作である「義血侠血」を読んで、なるほど少し合点が行く。原作の酔狂だったりあっけらかんな部分があったり、ややもすると子供っぽくて愚かしいくらいのトモに比べて歌舞伎ではウエットで大人の女寄りなんだな。3幕の強盗後はああするほうが共感されやすいんだろうけど、原作から変えるなら橋のシーンもウエットにしないと違和感がでちゃう気がした。逆に三幕をあのままでいくなら橋のシーンはもっとラブラブな感じ、切ないドギマギする感じがあれば、キャラ的に整合性があったかもしれない。松也くんの欣さんは、わざと心が読めないようなあっさりした感じにしてるんだろうけれど、それだけに余計にやるせない。もうお金いらないよ~金沢に帰るよ~ってあんたが一言いえばややこしいことにならなかったのになにエラそうに正義かざして説教してるん!?とか思っちゃって。

 そんな感じで土曜日からずっとこの作品についてあれこれ考えを巡らせている。これもまた観劇の醍醐味。

四世鶴屋南北 作

渥美清太郎 改訂

一、於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)

小梅莨屋の場
瓦町油屋の場
土手のお六
山家屋清兵衛
髪結亀吉
庵崎久作
油屋太郎七
鬼門の喜兵衛

玉三郎
錦之助
坂東亀蔵
橘三郎
彦三郎
仁左衛門

二、神田祭(かんだまつり)

鳶頭
芸者
仁左衛門
玉三郎

泉 鏡花 作

坂東玉三郎 演出

三、滝の白糸(たきのしらいと)

滝の白糸
村越欣弥
南京寅吉
松三郎
桔梗
裁判長
郵便配達夫
お辰
おえつ
青柳太吉
春平
壱太郎

彦三郎
坂東亀蔵

吉之丞
寿治郎
歌女之丞

調


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# by tigersandcatlover | 2018-03-12 13:02 | 歌舞伎・文楽

マイケル・ボール&アルフィ・ボー コンサート

 ミュージカルファンなら名を知らない人はいないであろう、のマイケル・ボール&アルフィ・ボー来日コンサートへ行ってまいりました(それも二回w)。一人ずつでも十分客が呼べるであろう二人がタッグを組んでイギリス国内のみならずワールドツアーをしている演出そのままに持ってきてくれるというのが、なによりありがたい。そしてこの二人、これまで動画サイトで二人が出演するテレビ番組なんかを観ていると、いたずらっ子弟アルフィーにあったかいユーモアのお兄さんマイケルという兄弟みたいな感じで本当に仲が良い。そして声は人を表すというかなんというかで、歌声のハーモニーも少し硬質で力強いアルフィーにおおらかに柔らかいマイケル、と同じ高音域の声なのにお互い補い合い・高めあう如くで、要するに相性ぴったりなんだった。

 ここ数年鑑賞したミュージカルスターたちの繰り広げる来日コンサートの中でも出色の出来の完成度の高いコンサートだったわあ。これはキャリアの違いか、はたまた呼び屋の大人の事情の違いか。

 どれもこれも素晴らしく惹きこまれたけれど、一番脳天ガツンと来たのはマイケルのゲッセマネ。泣いたわスタオベしたわ、一日目終わった時にまたゲッセマネ聴ける!二度観ることにしてよかった!!と心から思ったわ。

 一度目は生声がしっかり聴こえるような席で、二度目は少し後ろの端の席で。となると二度目は音響のあらがどうしても耳についてしまって困った、のもメモしとく。


Somewhere
Tonight
Once in my Life
You’ll be back
Music of the Night
Anthem (二公演目はNever say goodbyeに変更)
Tell me it’s not true
Not while I’m around
The Rose
Hero
A thousand years
He lives in you
You’re the voice

Stairway to Paradice
My shadow
New York New York
007 メドレー
Keep me in my heart (Alfee)
Run(Alfee)
Gethsemane (Michael)
Love Changes Everything(Michael)
Les miserables メドレー
The prayers
Wham!メドレー

自分ツイをコピペ)

生声しっかり聴こえるかぶりつき席だった幸運を差し引いてもむちゃんこ楽しかった幸せやったー!特にスタオベ&ショーストップかかったマイケルのGethsemaneは今思い返しても涙でるわ…

しかしノリのいい2人にしっかり応える観客だったなぁ。ミューファン大集結、みたいな。そりゃそうか。手拍子はもちろん、ライト振ったり、レミメドレーでは歌冒頭拍手出たり、アンコールのワム三連発のときは彼らが着てるTシャツを着た熱烈ファンの方々もいた。

B2二公演め。曲の説明が増えてたのや、三色旗のかわりにリトコゼの絵、anthemが省略されたかわりにサンセットのnever say goodbyeが、などのマイナーチェンジあるも昨日とほぼ同じ。客席のノリは冒頭から全開!楽しかったー!今日帰らなあかんのが残念なような満足なような。

耳が繊細じゃない私が聴いてもオーヴの音はホンマあかん。初日生声では聴き取れた歌詞が2日めは3分の1くらい聴こえてこなかった…あの2人でこれだったら他は推して知るべしで、ミュージカルで歌詞聞こえないって致命的じゃなかろうか?
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# by tigersandcatlover | 2018-02-28 10:38 | ミュージカル

花形歌舞伎@博多座

 日帰り博多座マラソン。

 磯異人館はハリソンさんがどうしても笑いを抑えることができなかったけど、後半の橋之助くんの演技に惹きこまれた。転げまわりかたが上手!(褒めてます)。マツヤくんの五代がすんごくいい役おいしい役。ちょんまげにスーツ着てもかっこいいって稀有なことじゃなかろうか。

 お染の七役。ごめん・・・凄く・・・眠かった。いや、早変わりは見事で特にお六のいけず~な感じとおみっちゃんのキュンキュンしてるところはしっかと目が覚めてたんだけどあとがちょっと・・・。こういう早変わり演目ってそれ自体が目的化されちゃって物語自体にすごく魅力があるわけではない(暴言)からかもなあと自らの不調法を棚に上げて思ったりする。

 そしてこの日の個人的メインはマツヤくん知盛。いや~よかった(語彙貧弱ぅ)。花道で傘さして登場からして恰幅良くて横から見た姿がカコイイ!そして何よりあの変幻自在な声の演技。どーしよ、惚れるよ。今こういう役出来る中堅が他に思い浮かばないくらいによかった。塗りつぶされた。義経を七之助が演るのもまた贅沢でキリッと締まって素晴らしかったなあ。

 が、実はこの大物浦くらいからどんどん熱っぽくなってしまい・・・終了間際には目が潤んできて、マツヤ知盛に身も心もやられたってのを差し引いても身体が異常事態宣言を出したため、鰯売りはパスしてここでリタイア。いやでもむっちゃ充足感あったからええとする。そしてどうやら脱水疑惑で、帰りの新幹線で給水~爆睡したら身体は随分楽になり、翌日は全く普段の体調に戻ったのだった。ってやっぱりマツヤ熱だったのかもな~。

 この日の午前・午後公演。2時間超の演目二つあってそれだけでもしんどい上に、一部と二部のあいだが30分しかないのだった(とはいえ、お染の七役は少し巻いていてこの日はあいだが40分ほどあった)。演じるほうも大変だけど、入れ替え誘導するスタッフ、ひいては二公演観るお客さんも大変。まさに博多座マラソン、いや時間的にはもはやトライアスロンだ。

昼の部

指宿大城 作(明治百年記念演劇脚本)

田中喜三 脚色

福田善之 演出

一、磯異人館(いそいじんかん)

岡野精之介
五代才助
琉璃
岡野周三郎
加代
ハリソン
松岡十太夫
中村 橋之助
尾上
中村 児太郎
中村 福之助
中村
片岡
市川 門之助

四世鶴屋南北 作

渥美清太郎 改訂

今井豊茂 補綴

於染久松色読販

二、お染の七役(おそめのななやく)

浄瑠璃「心中翌の噂」

油屋娘お染
丁稚久松
許嫁お光
後家貞昌
奥女中竹川
芸者小糸
土手のお六

鬼門の喜兵衛
石津久之進
佐々木源八

船頭長吉
油屋多三郎/女猿廻しお作
千寿姫
成田大膳
   奴三平
腰元お勝
庵崎久作
山家屋清兵衛
中村 七之助

中村 勘九郎

尾上
坂東
中村 児太郎
中村 橋之助
中村 福之助
中村
片岡
中村

夜の部

一、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)

渡海屋
大物浦

渡海屋銀平実は新中納言知盛
源義経
相模五郎
入江丹蔵
武蔵坊弁慶
女房お柳実は典侍の局

尾上
中村 七之助
中村 勘九郎
中村 橋之助
片岡
中村

三島由紀夫 作

二世藤間勘祖 演出・振付

二、鰯賣戀曳網(いわしうりこいのひきあみ)

鰯賣猿源氏
傾城蛍火実は丹鶴城の姫
博労六郎左衛門
傾城薄雲
傾城春雨
傾城錦木
庭男実は薮熊次郎太
海老名なあみだぶつ
亭主
中村 勘九郎
中村 七之助
尾上
坂東
中村 児太郎
中村
中村 橋之助
片岡
市川 門之助


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# by tigersandcatlover | 2018-02-06 12:07 | 歌舞伎・文楽

諸神的黄昏@HKG

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 昨年のジークフリートに続いてZweden率いる香港フィルによるGötterdämmerungを聴いて参りました。またしても一泊三日、すなわち土曜夕方出発して月曜朝帰国〜そのまま仕事という無謀なパターンにて。

 当初はそこまで熱烈に行きたい!と思ってなかったんだけれども、チケット発売から少ししてやっぱり行くか〜てなノリで購入したので端っこ席しか残っておらず、真横から聴くような形になってしまった。こうなるとどうしても歌手の声が前に出てこない。しかも少々二階席の屋根が被ってしまうために音響もやや落ちる。・・・のだが!まーあ、そういうハンディなぞなんのそのの演奏だった。逆に歌手が前面に来ない分、オケの音中心で聴けてこれまでと違う感覚だったというのもあるかもしれない。

 とにかく一番引き込まれたのはバークミン演じるブリュンヒルデ。ああ、リングってブリュンヒルデの物語なんだなあと思わせれるくらいに。ショートボブでそれほど大柄ではない体格からどうやってあんな声が出るのだろう?最後の最後までスタミナ切れることなく声の演技だけで(私の席からは姿はあまりよく見えなかったのだった)情景が浮かんでくるようだった。

 それに対して七三分けの60年代アメリカホームドラマの主人公みたいなルックスのブレンナ氏はコンサート形式なんだけどずっと細かい演技をしていて面白かった。他のキャストはあまりそれに呼応してなくて一人でわちゃわちゃ動いていたってのもあるけど。声が軽いかな〜と思っていたけれど三幕後半のクライマックスあたりからはぐぐっと重い声に変わって、あ、前半は能天気なジークフリートを声で演じていただけだったんだ、とあとから気付くなど。

 ハーゲンのエリックさんは少々しんどそうに半分くらい椅子に座っての出演だったけれど、歌声は全くしんどそうな気配も見せず。バークミンさんの次に大きい拍手を受けていた。

Conductor Jaap Van Zweden

Siegfried; Daniel Brenna
Gunther; Matias Tosi, Shenyang
Alberich; Peter Kalman
Hagen; Eric Halfvarson
Brünnhilde; Gun-Brit Barkmin
Gutrune; Amanda Majeski
Waltraute: Michelle DeYoung
First Norn; Sarah Castle
Second Norn; Stephanie Houtzeel
Third Norn; Jenufa Gleich
Woglinde; Eri Nakamura
Wellgunde; Aurhelia Varak
Flosshilde; Hermine Haselböck

 数少ないワグナー実演観劇で、なぜだか一番数聴いてるのが神々の黄昏ってことになってしまっているのだけれど、ようやくミュージカルでリピートしてる作品のように物語が・旋律が自分の中に染み込んで来た気がする。次はいつ観れるだろうな〜。



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# by tigersandcatlover | 2018-01-27 21:05 | その他の舞台


舞台と音楽と本と、ときどき旅行。


by tigersandcatlover

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