あえて、小さな「魔笛」

 ちょっと面白い舞台を観てきました。両国にあるシアターx(カイ)という小さな劇場にて。

 子供たちにもオペラを楽しんでもらおうという企画でモーツァルトの魔笛を短く一幕にまとめた<あえて、小さな「魔笛」>と銘打った公演。魔笛はいろんなオペラハウスでわりと子供向けに演出されているのもあって、私はMETで英語版を観たことがあるけれど(ライオンキングを手掛けたJulie Taymor演出のもの→そのときの日記)、それは全編英語(歌も)でどうしてもアリアでのりにくい感じがしてしまったのだった。が、今回は台詞は日本語、歌はドイツ語でちゃんと聴かせてくれるので、大人のオペラファンも十分楽しめる作りになっていた。

 舞台の前に夏のロイヤルアルバートホールでのプロムスの座敷のようなものがしつらえてあって、そこに子供たちが自由に座ったり立ったりしながら、パパゲーノの動きに笑ったり声をかけたりしながら物語が進む。うわ、これは楽しい!小さい子供が身近にいたら絶対こういうのに連れてきたいと思ったくらい。

 面白かったのが配役。パパゲーノ演じる大井さんがザラストロも、そして夜の女王を演じる渡邊さんがパパゲーナまで演じてしまうのだ。とはいえ、恥ずかしながらそれに気づいたのはカーテンコールのとき。まんまと子供のように騙されてしまってたわけ(注意力散漫ともいう)。なんたる芸達者。たった4人で魔笛の世界を作っていることになる。これってすごくない?タミーノ演じる布施さんはセリフの声からして王子キャラ炸裂だったし、パミーナ演じる山口さんはコメデイエンヌぶりが可愛らしい姫で(パパゲーナの声がちょっと彼女っぽかったので一瞬あれ?と思ったんだけど違ったw)ぴったり嵌っていた。

 音楽はピアノとフルートとファゴットの三人でこちらも小さい。けれどそういうのもすっかり忘れて一時間ちょっと、本当に物語の世界に入り込んでいた。こういう観劇体験って必ずしも一流のオペラハウスだったり贅沢な来日公演だったりしても感じれることばっかりじゃない。いいもの見せて貰いました。すでに今回で11回目の夏の恒例の上演のようだけれど、これからも長く続けて欲しいなあ。

パパゲーノ・ザラストロ:大井哲也
タミーノ:布施雅也
パミーナ:山口和子
夜の女王・パパゲーナ:渡邉恵津子


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# by tigersandcatlover | 2018-08-29 08:52 | その他の舞台

第四回 研の會

 ケンケンこと尾上右近くんの自主公演である研の會へ今年も行ってまいりました。第四回目の今年なのだけれど、2回目から観ていることになる。すごく楽しみにしていたのだけれどこの日は体調不良で一本目の封印切で帰路についてしまった。でもどうしてもこれだけは観たかったのでいいとする。

 声のよく通る熱くて元気な忠兵衛だったな~というのが第一印象。上方言葉は全く違和感なく(さわらんといて、が可愛らしゅうてうけてた)。が、関西人独特のあの力の抜け具合からくる愛嬌〜色気みたいなんが、やはり難しいんかな?とも思った。本公演で1ヶ月とかやる機会があれば力抜けてむちゃストンと嵌りそうにも。演目的にも周りをがっつり上方勢で固めたのもあり、悪い意味じゃないんだけど、ちょっと浮いてたかな?けど本当に彼はいつも攻めの演目選びで楽しいわあ。せっかくの自主公演、こうでなくっちゃね。

 来年は京都春秋座でも上演するとのこと。今から楽しみ。

一、恋飛脚大和往来 封印切 (中村鴈治郎指導)

忠兵衛:尾上右近
梅川:中村壱太郎
治右衛門:嵐橘三郎
おえん:上村吉弥
八右衛門:中村亀鶴

二、二人椀久

椀屋久兵衛:尾上右近
松山太夫:中村壱太郎

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# by tigersandcatlover | 2018-08-28 18:28 | 歌舞伎・文楽

バレエフェスティバル ササキガラ

 もう一つの夏休み観劇。もちろん目的はこのお方♡
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 サラさんとマルちゃんのロミジュリ。まさしく少年少女だった。仕草が自然に少年なんだよ~。やっぱりこの人の演劇性ある踊りが本当に好きだー♡

 そしてファニーがらのオディールのなりきりさ加減に爆笑&感動。背中で白鳥の動きを見せたとき、ああ、ゴメスワンが観たいーーー!と心の中で叫んだよね。

 くじ運よくかなり前方の席だったので、手ぬぐい撒きをゲットすることができました。道成寺の手ぬぐい・レミの花束・甲子園のボールなど一度ももらえたことがなかったのに、この日は雨あられと降ってきて、頑張らなくても3つが手元に。一つは少し後ろの席で観ていた友人に、もう一つは隣席の女の子に。

【第15回 世界バレエフェスティバル】ガラ - Sasaki GALA - 8/15(水)

― 第1部 ―


「ドリーブ組曲」
振付:ジョゼ・マルティネス
音楽:レオ・ドリーブ


レオノール・ボラック
ジェルマン・ルーヴェ



「ライムライト」
振付:カタジェナ・コジルスカ
音楽:ニュー・タンゴ・オルケスタ


エリサ・バデネス



「白鳥の湖」より グラン・アダージオ
振付:レフ・イワーノフ
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー


オレシア・ノヴィコワ
デヴィッド・ホールバーグ



「アリシアのために―アリシア・アロンソに捧ぐ」
振付:タニア・ヴェルガラ
音楽:フランク・フェルナンデス

ヴィエングセイ・ヴァルデス



「タイス (マ・パヴロワより)」
振付:ローラン・プティ
音楽:ジュール・マスネ


マリア・アイシュヴァルト
ロベルト・ボッレ


 ずっとボッレの上半身に見惚れていたわ~~。

「グラン・パ・クラシック」
振付:ヴィクトル・グゾフスキー
音楽:フランソワ・オーベール

ドロテ・ジルベール
マチアス・エイマン

 決めるところでにこっと笑顔になるマチアスにこちらまでニコニコしてしまう。




― 第2部 ―


「ロミオとジュリエット」より 第1幕のパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ


サラ・ラム
マルセロ・ゴメス



「デグニーノ」
振付:マルコス・モラウ
音楽:アレクサンドル・クナイフェル

マリア・コチェトコワ



「タチヤーナ」
振付:ジョン・ノイマイヤー
音楽:レーラ・アウエルバッハ


アンナ・ラウデール
エドウィン・レヴァツォフ



「モノ・リサ」
振付:イツィク・ガリリ
音楽コンセプト・作曲:トーマス・ヘフス、イツィク・ガリリ

アリシア・アマトリアン
フリーデマン・フォーゲル



「ワールウィンド・パ・ド・ドゥ」 世界初演
振付:ティアゴ・ボァディン
音楽:ルドヴィコ・エイナウディ

ドロテ・ジルベール
マチュー・ガニオ



「ローレンシア」
振付:ワフタング・チャブキアーニ
音楽:アレクサンドル・クレイン

マリーヤ・アレクサンドロワ
ウラディスラフ・ラントラートフ

 前回フェスBプロトリのドンキホーテでの彼らの茶目っ気たっぷりの演技が印象的だったのだけれど(はけていくときにジャンプしたり)今回もそんな感じで。




― 第3部 佐々木忠次へのオマージュ ―


「月に寄せる七つの俳句」より パ・ド・トロワ
振付:ジョン・ノイマイヤー
音楽:ヨハン・セバスティアン・バッハ


シルヴィア・アッツォーニ
アレクサンドル・リアブコ
エドウィン・レヴァツォフ



「リーフ(葉)」 世界初演
振付:大石裕香
音楽:アルヴォ・ペルト

ジル・ロマン

 もしかしたらこの日一番の拍手だったかもしれない。



「ボレロ」
振付:モーリス・ベジャール
音楽:モーリス・ラヴェル


上野水香
東京バレエ団




― 第4部 ―


「ウルフ・ワークス」
振付:ウェイン・マクレガー
音楽:マックス・リヒター


アレッサンドラ・フェリ
フェデリコ・ボネッリ



「マルグリットとアルマン」より
振付:フレデリック・アシュトン
音楽:フランツ・リスト

アリーナ・コジョカル
ヨハン・コボー
デヴィッド・ホールバーグ

 椿姫のワンシーン。アリーナさんのマルグリッドは儚げでオペラのイメージとはずいぶん違う。



「プルースト―失われた時を求めて」より"モレルとサン・ルー"
振付:ローラン・プティ
音楽:ガブリエル・フォーレ

ロベルト・ボッレ
マチュー・ガニオ

 男性二人のコンテ。いやはや美しい。耽美だわあ。



「アー・ユー・アズ・ビッグ・アズ・ミー?」
振付:ロマン・ノヴィツキー
音楽:ハズマット・モディーン


レオニード・サラファーノフ
ダニール・シムキン
ダニエル・カマルゴ

 幕が開くと三人が並んで小走りしているようなコミカルな演技で始まる・・・シムキン、超絶ジャンプもよいけれどこういうのもかわゆいなあ~。



「ドン・キホーテ」
振付:マリウス・プティパ
音楽:レオン・ミンクス

タマラ・ロホ
イサック・エルナンデス



指揮:ワレリー・オブジャニコフ  
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
ピアノ:フレデリック・ヴァイセ=クニッテル (「マルグリットとアルマン」より)


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# by tigersandcatlover | 2018-08-18 09:37 | その他の舞台

八月納涼歌舞伎

 今年の夏は10何年か振りくらいに日本でのんびり過ごしました。とは言え、後半はちょっくら上京して観劇。

 とにかく楽しい楽しい弥次喜多。いきなり喜多さんのお葬式で始まって、ひえっ?と思ったけど、直前の松竹座での油地獄の舞台で油に滑って転んで頭打って昇天などという設定だったり、新悟ちゃんはじめワンピースネタ入れてくるわなどで、楽屋落ち感たっぷり。妙にシニカルなイケメン若者染五郎くんに子くんを筆頭としてワカモノたちが大活躍。や~夏休みだね、楽しいねえ。獅童くん・お七・中車さんの早変わりでしつこく何度も出てくるだけでくすくす笑うのも巧いなあ。そう、なんというか演出がニクいのよねえ(とふと同じく古典ではないナルトに思いはせたりする)。とにかくやりたいこと全部盛り込んだぜ、でもって要所はきっちり決めるぜ、みたいな猿之助さんの脚本・演出にブラボー。そして最後の4人での宙乗り。こんな演目(って失礼だなw)でも美しく宙乗りの型が決まる猿之助さんにさらに惚れ惚れなのだった。

 盟三五大切はごく直近では仁左衛門さんの源五兵衛と幸四郎さん(当時染五郎さん)の三五郎で観たんだっけな。ってよく考えたら源五兵衛仁左衛門さんでしか観たことなかった。とするとどうしたって比べてしまうよね・・・。仁左衛門さんだとあの花道で雨に打たれながら小万の首を抱くシーンなどを中心に全体的に哀しさ怖さがくるんだけど、幸四郎さんだとどういう行動に出てしまうかわからない怖さみたいに感じてしまった。花道真横の席だったのだけれど、冒頭の船に乗って三五夫婦が出てくるところではお七の声がどーんと来て、ああ、この人の声やっぱり好きだなあと思った。

十返舎一九 原作より

杉原邦生 構成

戸部和久 脚本

市川猿之助 演出・脚本

またいくの こりないめんめん

再伊勢参!? YJKT

一、東海道中膝栗毛(とうかいどうちゅうひざくりげ)

市川猿之助・中村獅 童
           早替り
中村七之助・市川中 車    相勤め申し候
松本幸四郎・市川猿之助
           宙乗り
市川染五郎・市川團 子

喜多八
大岡忠相/獅子堂獄之助
女医羽笠/鬼塚波七
釡桐左衛門/暗闇の中治
閻魔大王
舞台番竹蔵/司録
茶屋女お稲/妻彌美
五日月屋亭主藤六/司命
五日月屋女房おさき
赤鬼
青鬼
舞台番虎吉
大鬼
伊之助妹お園/女歌舞鬼
中鬼
黄鬼
伊月梵太郎
五代政之助
小鬼
三毛猫
むく犬
町名主伊佐久
後妻お紀乃
大家七郎兵衛
阿野次郎左衛門/泰山府君
住職門海/基督
弥次郎兵衛
猿之助

七之助

右團次


廣太郎

橋之助
福之助
虎之介
鷹之資
千之助
玉太郎
歌之助
染五郎

市川右近

弘太郎
寿
宗之助

片岡亀蔵
門之助
幸四郎

伊藤鷗二 作

二、雨乞其角(あまごいきかく)

其角
船頭

芸者

其角の弟子







大尽


虎之介


橋之助

福之助
鷹之資
千之助
玉太郎
歌之助

彌十郎

四世鶴屋南北 作

郡司正勝 補綴・演出

織田紘二 演出

通し狂言 盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)

序 幕
   
二幕目
   
大 詰
佃沖新地鼻の場
深川大和町の場
二軒茶屋の場
五人切の場
四谷鬼横町の場
愛染院門前の場
薩摩源五兵衛
芸者小万
家主くり廻しの弥助
ごろつき五平
内びん虎蔵
芸者菊野
若党六七八右衛門
お先の伊之助
里親おくろ
了心
廻し男幸八
富森助右衛門
ごろつき勘九郎
笹野屋三五郎
幸四郎
七之助

男女蔵
廣太郎

橋之助
吉之丞
歌女之丞
松之助
宗之助

片岡亀蔵


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# by tigersandcatlover | 2018-08-17 17:38 | 歌舞伎・文楽

メタルマクベス disc 1

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 酷暑の中、新感線のメタルマクベス disc1へ。暑いわ、長いわ、でちょっとへろへろになってしまったわ〜。

 前日のNARUTOと上演時間自体は同じくらいの長さだったんだが、密度が違う感じだった。濃ゆい。時空を行ったり来たりしても説明が過剰ではなくこちらに心地よい余白と考えさせる隙を与えてくれる。これはもう演出家の器違いといっていいんじゃないだろうか(じーつーさんには悪いが)。ぐるぐる劇場もさすがに一年以上演出し続けてるだけあって、使い方が巧い!今回はがらっと舞台転回するためだけじゃなくて、微妙に左右に振ることで空間と時空の広がりを見せるって言う・・・(何言うてるか分りにくいけど、観た人はわかってくれるはず!)。やっぱ井上さん天才!

 さとしさんは冒頭のシルエットだけでゾクゾクさせてくれるかっこよさ。切れ気味なところと弱いところのアンバランスがよい。そしてなんといっても濱田さんだよね〜。あの声!まるでタイトルが マクベス夫人 なんじゃないかな舞台に思えるほど。じゅんさんはたぶんこれからもっと弾けそうだねえ(佃煮ww)。

 魔II夜のdisc2も楽しみだー!たぶんイっちゃってる感はさとしさんより強烈なはずw

ランダムスター/マクベス橋本;橋本さとし
ランダムスター夫人/ローズ/植本B;濱田めぐみ
レスポールJr/元きよし;松下優也
グレコ/マクダフ山口;山口馬木也
グレコ夫人/シマコ/林;猫背椿
パール王/ナンプラー;粟根まこと
植本/医者;植本純米
エクスプローラー/バンクォー橋本;橋本じゅん
レスポール王/元社長;西岡徳馬



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# by tigersandcatlover | 2018-08-09 19:47 | その他の舞台

新作歌舞伎 NARUTO

 新作歌舞伎 NARUTO の初日に行ってまいりました。原作コミック未読でまっさらな状態で。

 一幕・二幕の冒頭に字幕入りの義太夫あり、これがなかなか味があるんだけどいかんせん短い。でもって三幕の冒頭にはなし。せっかく床まで作ってるんだからもうちょっと活用してもええかもな~勿体ない。

 禁断の忍術やら死者が生き返ったり死んだと思ってた人が生きてたり実際起こったことがその立場によって見え方が変わったり、とわりに複雑で混乱しそうになるんだけど、70巻以上ある原作の完結までを舞台化してしまうって凄い。初見の私でもなんとかついていけたし。惜しむらくは少々テンポが途切れがちな演出だったこと。これはこれからブラッシュアップされていく予感もあるのであとから観るお客さんのレポを待ちたいところ。

 若手の二人が主役をはってっていうのなかなかに胸熱。みっくんは七色の声の持ち主だなあ~としみじみ。四代目火影が出てきて声を出したとき、思わずオペラグラスで確認してしまったほど。今回そういえば一人二役ってのは意外に少なくて笑三郎さんとみっくんだけだったかな?その笑三郎さんの大蛇丸、ええ味だしてたわ~(ちょっと愛之助さんぽいな、と思った)。

 隼人くん演じるサスケは感情が複雑で行動パターンだけ見ているとかっこつけてるけどイマイチ賢くない子みたいになるので難しい役なんだけど、強引にカッコよさで、よくわからない説得力もたせてたねー。

 この日のマダラは猿之助さん。一幕目は録音の声だけの出演だけど、二幕は面をつけていてもわかる存在感。悪役を楽しそうに演じてたな~~。ビジュアル的には愛之助さんがうちは一族っぽいのでそちらも枠があれば観てみたかったかも。

 あとはイタチの市瀬さん、殺陣がシャープでかっこいい!ワンピースの青雉のときは殺陣の見せ場は多くなかったので、今回おお~と思った。逆に嘉島さんはもうちょっと活躍させてあげてよー、原作的にはカカシはマスクいるんだろうけどそここだわらなくてマスクなしじゃだめなの~?とか思ったわw

 コミックが原作のワンピース歌舞伎とどうしても比べてしまうの+翌日はぐるぐる劇場で新感線の舞台を観てしまったので、テンポや練り込みぐあいを比較してしまって分が悪かったかな・・・。と全体的にはちょっと辛口な感想を抱きつつ、枠さえあれば進化具合も観たいような気がするが、ううむ。

岸本斉史 原作

G2 脚本・演出

新作歌舞伎

NARUTO -ナルト-

うずまきナルト
うちはサスケ
綱手
大蛇丸
春野サクラ
うたたねコハル
猿飛ヒルゼン
シズネ
干柿鬼鮫
薬師カブト
水戸門ホムラ
うちはイタチ
はたけカカシ
自来也
うちはマダラ
うちはマダラ
坂東 巳之助
中村
市川
市川 笑三郎
中村
市川
市川 猿四郎
中村
安田 桃太郎
澤村
市川
市瀬
嘉島
市川
市川 猿之助(交互出演)
片岡 愛之助(交互出演)


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# by tigersandcatlover | 2018-08-07 18:40 | 歌舞伎・文楽

佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2018 「魔弾の射手」

 毎年夏に上演されている佐渡さんプロデュースのオペラ。ずっとかかさず行ってたのだけれど、今年は少々気乗りせずチケットは買っていなかった。のだが、友人が直前にチケット余ってると声をかけてくれた日が珍しく予定を入れていない週末だったので二つ返事で行くことにした。まあ、これもご縁ってことかしらね。

 ウェーバー作曲の魔弾の射手。どういう意味合いの作品かはぼんやり知識としては持っていたが、全くの初見、予習なしで。こういうことが出来るのも日本での上演ならでは。

 オケはやはりどうしてもいろんな海外のオペラハウスと比べてしまって少々部が悪かったけれども、断片的に馴染みのあるメロディに素直でひねりはないものの洒落た演出に、歌手陣は主役級のお三方は正直うわ〜っという引き込まれ方はしなかったけれど(辛口?)、エンヒェン役のローゼンドロフスキー嬢が声も演技もキュートで、彼女が出るとふわっと空気が軽くなってニコニコしてしまうという感で、全体的には素直に楽しめた。日本人キャストに関しては先入観だけではないドイツ語の壁みたいなのはもやもや感じけどね〜。うん、でもええんちゃうかな(辛口&上から目線w)。なによりこのレベルのオペラがこの値段(平土間12,000円)で観れるてのは本当にありがたい。来年はバーンスタインのOn the townをかけるらしいので、なんやかんやとやっぱり次も行くとしようかな(珍しく東京公演もあり)。

指揮:佐渡裕
演出:ミヒャエル・テンメ

オットカー侯爵:町 英和
アガーテ:カタリーナ・ハゴピアン
エンヒェン:マリア・ローゼンドルフスキー
カスパー:ジョシュア・ブルーム
マックス:クリストファー・ヴェントリス
隠者:斉木健詞
クーノー:鹿野由之
キリアン:清水徹太郎
ザミエル:ペーター・ゲスナー
合唱:ひょうごプロデュースオペラ合唱団
管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団

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# by tigersandcatlover | 2018-07-31 20:26 | その他の舞台

ウル虎の夏×2

 恐ろしい猛暑の中2週連続で甲子園へ。ここ数年、夏休み期間にユニフォームジャージを来場者全員に配ってみんなで応援しよう!という名付けて ウル虎の夏 が開催されていて、今年は7月16-18日巨人戦と24-26日の広島戦の計6試合。決して狙ったわけではなかったんだけど、両日ともそれにあたったのでジャージが一人2枚ずつにwしかしこれだけ暑いとこんなん着る気になれんよなあ。
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~7月18日対巨人戦~

 先発は阪神:才木、巨人:メルセデス。才木は立ち上がりのコントロール悪く、ボール先行のあげく、ヒット~四球~四球~で陽に右中間に走者一掃タイムリーを打たれてしまいいきなり初回から3点のビハインド。2回からはやや持ち直したがタイガース打線がさっぱりで援護ゼロ。継投で藤川~岩崎~桑原と来たのだが、その桑原が8回にヒット~ヒット~さらに陽に2点タイムリー打たれてしまう。この日は全く無風状態で暑さのあまり熱中症っぽい感じになってきてしまったので5-0になったところですごすごと球場をあとにしてしまった。どうやらそのあと9回にロサリオ~鳥谷のヒット~伊藤隼人のサードゴロのあいだに1点、さらに代打原口が2点タイムリーを打ってそれなりに盛り上がったもよう。そう思うと8回の2点が痛かったんだなあ~。

~7月25日対広島戦~

 この日も阪神の先発は才木。広島は九里。やはり才木は立ち上がり悪く四球2連発に松山にタイムリー打たれていきなり1点献上。そして2回以降は先週と同じで案外いいピッチングで粘ってるあいだに3回裏、北條・伊藤隼人・ナバーロのタイムリーで一気に4点とって逆転!広島相手にこんなに点取るの久しぶりじゃあるまいか。さらに4回にもなんと北條にタイムリー。ただ広島もこのままってことはなく、5回に鈴木のタイムリー、6回にはバティスタにソロホームランが出てじりじりと迫ってこられてひやひや。継投は能見~藤川~桑原(前回とは違ってしっかり押さえた)6回裏、代打原口にタイムリーが出てなんとか3点差のまま9回はドリスが珍しく三者凡退に打ち取りゲームセット。ヒーローインタビューは猛打賞の北條に、タイムリー打ったナバーロに原口。

 てことで、我々のウル虎の夏は一勝一敗(ウル虎の夏全体の勝率はなんと1勝5敗・・・あかんやん!)。

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# by tigersandcatlover | 2018-07-27 11:52 | 野球(タイガース)

Evita

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 猛暑の海の日連休の中日、ミュージカル;エビータ来日公演へ。こんな暑い日はインドア活動に限るわあ。

 ラミンがチェを演じるってことだけでチケットを買ったのだけれど、実は劇団四季の公演も観ておらず、マドンナがエビータを演じた映画も音楽だけ(それもハローブエノスアイレスとDon't cry for me~だけかな)しか知らないという全くの初見。

 オーブの音響の悪さとか、何度か来日ミュージカルで少しもやもやっとしたところもあったりとかで(ヘドウィグとか<爆)、期待しすぎないで行ったのがよかった。

 やっぱりラミンはうまいねえ。4starsなどで時々このチェ役で歌ったりしていたのだけれど、本役で観れたのが嬉しい。エヴァ役のエマさんは迫力の歌い上げ系。かなり喉に負担かける役だなあと思いつつ。あと、ペロンに捨てられる女の子(ミストレス)役のイザベラさんが儚げで透明ないい声で、その分幕切れ前にその歌の数小節流れたときにググっと来た。あそこで何故あんなにいいソロを歌うのかはじめはわからなかったんだけど、あれがラストに効いてくるんだなあ。

エヴァ・ペロン … エマ・キングストン
チェ … ラミン・カリムルー
ホワン・ペロン … マーク・リチャードソン
マガルディ … アントン・レイティン
ミストレス … イザベラ・ジェーン

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# by tigersandcatlover | 2018-07-20 22:39 | ミュージカル

Water by the spoonful

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 尾上右近くんがストレートプレイに初挑戦するという作品を観てきた。
 
 ピューリツァ賞作品を舞台化してオフブロードウェイで上演されたということだったが上演期間は一か月ほどで決して興行的に成功したわけではないんだろう作品。これをなぜ日本に持ってくる気になったのかな?と素朴な疑問を持ちつつ。物語の中に散りばめられている、俳句、盆栽、札幌、釧路といった断片的な日本(それは言葉で出てくるだけでやや表層的に感じた)。そういったものがきっかけになったのかな?と思ってしまった(さすがにそれだと浅すぎるけれど)。きっかけはどうでもドラッグはアルコール依存などともリンクして我々にも遠い他人事ではないはずなんだよなぁ。なのにどこか遠かったんだよね。上演時間中はむちゃ集中して引き込まれてたんだけど。

 男性が女性を演じるかたちのエリオットの産みの母・物語の中心ともいえるオデッセイを演じる篠井さんがよかったわぁ。逆に女性陣は部が悪く感じたかも。もう少し登場人物の出自の違いによるヒリヒリした感覚を理解していたら、ストンと来るはずの作品やと思った。

 エリオット演じる右近くんは前評判よりルフィぽさはなくて自然だったな。お葬式で泣くとこなんかは素に見えてもらい泣きしそうになった。しかしなんと複雑な感情をもつ難しい役を現代劇デビューに選んだことだよねぇ。そしてエリオット自体はハリウッドに行っても明るい未来が待ってるように見えないのも、切ないながらもリアルではあるね、うん。

 個人的にはちょうど観劇当日の朝、「コルトレーンの 至上の愛 が歯科で抜歯されてるときかかってたら嫌かも」、の話題をツィッターのTLで読んでたところに、不協和音と至上の愛についての台詞があって、ニヤリとしたことをメモしとくw

尾上右近 篠井英介 南沢奈央 葛山信吾 鈴木壮麻 村川絵梨/陰山 泰
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# by tigersandcatlover | 2018-07-18 08:52 | その他の舞台


舞台と音楽と本と、ときどき旅行。


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