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第13回世界バレエフェスティバル  <プログラムA> 

 バレエ親しみ月間第二弾(早くもw)

 さらに日曜日には猛暑日の中、日帰り上京してバレエフェスティバルへいってまいりました。
第13回世界バレエフェスティバル  <プログラムA> _e0164774_1945183.jpg
 ミーハーに名前だけは知っていたり、一度だけ観たことがあったり、テレビで観たり、のスタァさんたち勢ぞろい。オペラやクラシックが上演されているときとかなり観客層も、ホールの雰囲気も違う。一言でいうと、女性ばっかりでみなさん綺麗!ただこれが災いしてというかなんというかで、4部構成のあいだ三回の休憩のお手洗いの長蛇の列は予想範囲内だったけれど、加えてお化粧直しのスペース大混雑!偶然ご一緒できたMさんとのおしゃべりもそそくさとしかできず、そこはちょっと不完全燃焼だったかな?そしてバレエってどんなに長くても3時間くらいまでの長さだと思うんだけど、なんとなんと4時間35分の長丁場でありました。一部に踊る出演者の方々なんかはその衣装でまたフィナーレに登場するわけで、おつかれさまだなあ~~と思いましたです、はい。

 でもでも本当に楽しかった!(としか言いようがない)。鑑賞初心者がいきなりこんな大物ばっかりの舞台だなんて、猫に小判だよなあ、とちょっと気おくれしてたんだけど、やっぱり行ってよかった~!

 以後、備忘録としての簡単な感想書き散らかし。思い違い・記憶違い・的外れなことままあると思いますがご容赦のほどを。

 序曲にジャコモ・マイヤベーアの「戴冠式行進曲」が流れる中、この日の演目が紹介されていくんだけど、さすがに覚えていられずwもちろん紙のプログラム表ももらってるのでそれを見りゃ~いいんだろうけどね。

<第一部>

「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」
振付:ジョージ・バランシン/音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
ヤーナ・サレンコ スティーヴン・マックレー


 華やか~な演目で一気にお祭り気分に。ってシンプルすぎる感想?いやでも本当にわくわく感いっぱいだったんだもの。

「3 つのグノシエンヌ」
振付:ハンス・ファン・マーネン/音楽:エリック・サティ
マリア・アイシュヴァルト マライン・ラドメーカー


 独特の足首の動きが面白い振り付けだったなあ。わざと流れをつくらないような感じ。ちょっと変だけど、自分が女性パートに合わせて身体を動かしている感覚になった。別に踊れそうといってるわけじゃなくて、同化するみたいな?

「お嬢さんとならず者」
振付:コンスタンティン・ボヤルスキー/音楽:ドミートリイ・ショスタコーヴィチ
アシュレイ・ボーダー イーゴリ・ゼレンスキー


 50年代のブロードウェイミュージカルっぽい雰囲気(音楽はショスタコやから全然ちゃうけど)、みたいな、なんというかバレエっぽくない。へえ、こういうのもあるんだな~と思いっきり素人感想w

「白鳥の湖」より"黒鳥のパ・ド・ドゥ"
振付:マリウス・プティパ/音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
タマラ・ロホ アルバン・レンドルフ

 
 やっぱり黒鳥は華やかでこういうお祭り向きなんだねえ~。拍手もぐっと盛り上がって、この日初めてのカーテンコール3回。ひやっと思ったのがカーテンが下りてくるところをロホさんがダッシュして前にでてきてしまい、危うく幕にひっかかってしまいそうになったこと(無事幕が下りるより前に幕の前に立ってはりましたが)。

「フェアウェル・ワルツ」
振付:パトリック・ド・バナ/音楽:フレデリック・ショパン、ウラジーミル・マルティノフ
イザベル・ゲラン マニュエル・ルグリ


 ルグリさんは退団のドキュメンタリーを観たときも思ったけれど、立ち姿~背中に色気があって本当に素敵。ずっと彼の背中を観ていた気がする。ゲランさんもエレガントを絵にかいたようなダンサーで、この二人が踊ると大人だなあ~~と言葉がしきりに頭に浮かんだ。いや~よかった。そしてこういう演目に特に感動するのって自分の年齢によるところもあるのかもな、とちょっと振り返ったりも。

<第二部>

 冒頭、今年5月2日に逝去したマイヤ・プリセツカヤを偲んでの、彼女の瀕死の白鳥の映像を。自然と拍手が出る。1976年の第1回世界バレエフェスティバルの映像だったのだが、その予想外の鮮明さに驚く。

「アザー・ダンス」
振付:ジェローム・ロビンズ/音楽:フレデリック・ショパン
アマンディーヌ・アルビッソン マチュー・ガニオ


 どうしよう・・・この演目記憶から喪失してる(汗)。自分でも情けないけど・・・。やっぱりすぐにメモとかとっとかないとあかんねえ。

「マンフレッド」
振付:ルドルフ・ヌレエフ/音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
マチアス・エイマン


 この日唯一のソロの演目。パートナーのミリアム=ウルド・ブラームが怪我で出場できないことがリーフレットに書かれていて、当初「ロミオとジュリエット」のバルコニーのパ・ド・ドゥが予定されていたのが演目変更になったらしかった。いやでも、ちょっとすごいものみせてもらったって感じで、もちろんロミジュリも素晴らしかっただろうけど、引き込まれるように何も考えずに圧倒されてみていた。ああ、語彙が少ないのがもどかしい!

「ジゼル」
振付:ジャン・コラーリ、ジュール・ペロー/音楽:アドルフ・アダン
サラ・ラム ワディム・ムンタギロフ


 このジゼルとあと白鳥はちゃんと舞台の背景がでてきて、あ~やっぱりよく上演されるから置いてあるのねえとか思ったけど、本当のところはどうなんだろう?(今回のために用意してたらごめんなさい)。
 
「ライモンダ」より第 3 幕のパ・ド・ドゥ
振付:ユーリー・グリゴローヴィチ(プティパに基づく)/音楽:アレクサンドル・グラズノフ
マリーヤ・アレクサンドロワ ウラディスラフ・ラントラートフ


 むかーしガルニエで唯一みたことのある作品・ライモンダ(ヌレエフ振り付けバージョン)。そのときはサラセン王子がかっこええ~、なのに死んじゃってかわいそう~~とか思って観ていた記憶がw 

<第三部>

失われた純情 「いにしえの祭り」
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:リヒャルト・シュトラウス
アンナ・ラウデール エドウィン・レヴァツォフ 
シルヴィア・アッツォーニ アレクサンドル・リアブコ


 幕が開くと後ろにバーのセットにボーイたちらしい姿。ガラなのにちゃんとセットがある~。2組のカップルが前半後半で踊るのだけれど、その真意を推察しようとしてしまってちょっと集中できなかった(汗)。男性の衣装が軍服っていうのもあったのかも。ダンスをダンスとしてただ楽しむという脳の回路ができてないんだわ・・・。

「シンデレラ」
振付:フレデリック・アシュトン/音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
アリーナ・コジョカル ヨハン・コボー


 あれっ、短い?と思ったらバリエーションがなかった。それを物足りないと思ってしまうのは贅沢かしらん。

「オールド・マン・アンド・ミー」
振付:ハンス・ファン・マーネン/音楽:J.J.ケイル、イーゴリ・ストラヴィンスキー、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
ディアナ・ヴィシニョーワ ウラジーミル・マラーホフ


 このまま動かなかったらどうしよう?のマラーホフ氏から始まって、この日唯一?笑いが起こったコミカルなパート、そしてライトでストップモーションのような演出。何もかもがおしゃれで洗練されてたなあ。冷めたカップルの別れ、みたいなラストだったのだけれど、カーテンコールではうってかわってキスしちゃう二人のラブラブな感じににっこり。

「パリの炎」
振付:ワシリー・ワイノーネン/音楽:ボリス・アサフィエフ
ヤーナ・サレンコ ダニール・シムキン


 もーう、シムキン氏の弾むようなジャンプ!あまりに超絶なので後ろに座ってたご年配の男性が何度も「すごい~!」と笑っていたのもご愛嬌(普段ならイラッとするかもしれないところだが、私も心の中で叫んでいたのでw)。

<第四部>

「白鳥の湖」第 2 幕より
振付:レフ・イワーノフ/音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
ウリヤーナ・ロパートキナ ダニーラ・コルスンツェフ


 6年間にマリインスキー来日公演で観た以来のロバートキナさんのオデット。当時の自分の感想を読むとなんか面白い(→そのときの日記)。でもやっぱり当時と同じで手が雄弁で大きく見える。や~、ちょっと圧倒された。心なしか指揮もゆったりねっとり目で息をひそめて見入ってしまったという感じ。この日一番の拍手だったような気がする。

「トゥギャザー・アローン」
振付:バンジャマン・ミルピエ/音楽:フィリップ・グラス
オレリー・デュポン エルヴェ・モロー


 二人ともランニングにジーンズ姿の衣装。 これはこれで悪くないとも思ったけど、最後のフィナーレで全員が出てくるところで二人だけ普段着、って感じでちょっと違和感はあったかな?ラストの音楽の消え入るまで同じ振り付けを繰り返すところの美しさと余韻がよかった~。

「オネーギン」より第 1 幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・クランコ/音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
アリシア・アマトリアン フリーデマン・フォーゲル


 ライティングデスクに鏡(もちろん本物ではない)がしつらえてあって、舞台さながら。鏡の向こうの彼女は誰が演じてたのかな~と本筋と関係ないことを考えるw でもオネーギンがオネーギンらしくないっていうか・・・(変な感想だなあ)いやなんか優男風でちょっと気持ち悪いっつかww。まあタチアナの幻想だからそれでええのか。それともバレエはこういう設定なのかな?

「ドン・キホーテ」
振付:マリウス・プティパ/音楽:レオン・ミンクス
ヴィエングセイ・ヴァルデス オシール・グネーオ


 ヴァルデスさんのすごいバランス技!一度だけでなくそれが3~4回はあったかな?(一緒に息をとめてしまってちょっと疲れたw)。グネーオさんのちょっとした技の間に挟む決め、みたいなポーズがかっこええ~。大トリらしい大盛り上がりで〆。

 フィナーレは「眠れる森の美女」のアポテオーズ流れるなか、まるで舞踏会のごとく全員が登場してその華やかなこと。あ、いやまさにこれこそ最高にゴージャスな舞踏会、なんだわね。

 来週も来るよ〜!とBプロのみ参加の空飛ぶマルちゃんを仰ぎながら。
第13回世界バレエフェスティバル  <プログラムA> _e0164774_19503172.jpg

 
by tigersandcatlover | 2015-08-03 19:51 | その他の舞台


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