第13回世界バレエフェスティバル <プログラムB>

 バレエ親しみ月間第三弾により、2週連続でバレエ観劇上京してまいりました。

 まずは沼ってる対象:マルちゃんのことを(笑)。

 当初バレエフェスの両プロとも観よう!と決心した時はまだマルセロ・ゴメス氏の出演は決まっていなかったのだが、その後のBプロ出演が発表され狂喜。ただふたを開けると7日のロンドンでのThe Car Manのソワレを終えて翌日東京へ飛んで、9日朝に到着してそのまま踊る、というハードスケジュールと知り、あまりの綱渡りにびっくりするやら心配するやら。私ら弾丸観劇族のスケジュールじゃあるまいしw。でもそんな心配はどこへやら、なんと2時開演の第一部に登場して、軽やかに優雅な姿を見せてくれた。

 そんな彼がこの日特別に踊ったのは(当初ヴィシニョーワとVertigoを踊るはずたったのがさすがに合わせる時間がなかったため変更となったらしい)、彼自身が振り付けしたTRISTESSEからの一部抜粋で、4人のソロパートを一人で繋げて。先日のロンドンで観たときはピアノの側で皆の踊りを楽しげに眺めたり、仲間とささやきあったりする彼につい目がいって、他の3人のパートに気持ち集中できなかったwので、今回しっかり観れて嬉しかったなあ。そして一番コミカルでキュートなゴメスさんのパート。自分でもびっくりするくらい記憶に残っていて、あのときは到着直後で入管に一時間半ならんでクタクタだったけれど、やはりむっちゃ集中してたんやなぁ〜。そして今回はつなぎに少し仕草を加えたり(袖をたくし上げたり、襟元をあけたり、嘆き悲しむように頭を振ったり)、最後に纏めるように手を上げたりするのも、まるで元からそう振りつけたように自然で、なんかじわっとした。まるで一人の男性の人生の喜怒哀楽、みたいな物語を観ているようだった。そして今回のパートだけだと、ハッピーエンドみたいに終わってほわっと幸せな気分になった。あとを知ってるだけに切なさもありつつ。

 あ~なんか沼目線で長々と書いてしまった・・・。あとは一言ずつ感想を羅列(前回の記憶喪失を反省してw忘れないうちに)。

<第 1 部>

「ディアナとアクテオン」
振付:アグリッピーナ・ワガノワ/音楽:チェーザレ・プーニ
ヴィエングセイ・ヴァルデス オシール・グネーオ

 Aプロオオトリを務めたペアで幕が開くとなんだか、ずっと続いて観ているような気になった。今回はバランスは一回だけと控えめだったかな?

「シンデレラ」
振付:ウラジーミル・マラーホフ/音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
ヤーナ・サレンコ ウラジーミル・マラーホフ


 マラーホフの白タイツ姿。やっぱり王子なのよねえ。もうちょっとみたーい、と思った。

「シナトラ組曲」より"ワン・フォー・マイ・ベイビー"
振付:トワイラ・サープ/音楽:フランク・シナトラ
イーゴリ・ゼレンスキー


 ミュージカルのワンシーンのようなソロ。今回彼がフィナーレのラストなんだけど(アルファベット順だとZelenskiだからね~)、ヴィシニョーワペアのあとでちょっと申し訳なさそうにさらっと出てくるのが、なんだかおかしかったなあ。

「ペール・ギュント」
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:アルフレット・シュニトケ
アンナ・ラウデール エドウィン・レヴァツォフ

 不吉な近未来のような衣装に雰囲気。ラウデールさんの髪型が一瞬スキンヘッドに見えて余計にそう思っちゃったのかも。

「悲しみのエチュード」より 4つのダンス
振付マルセロ・ゴメス/音楽:フレデリック・ショパン
マルセロ・ゴメス

 前述しまくったのでw省略。

「ライモンダ」より 幻想のアダージオ
振付:マリウス・プティパ/音楽:アレクサンドル・グラズノフ
ウリヤーナ・ロパートキナ ダニーラ・コルスンツェフ

 ロパートキナさんの踊りは音楽と合ってるとか以上に、なんかもう音楽が纏わりついてるような感じ。

<第 2 部>

「眠れる森の美女」
振付:ルドルフ・ヌレエフ/音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
リュドミラ・コノヴァロワ マチアス・エイマン

 Aプロのマンフレッドの独特の振り付けと跳躍(と華麗なる床転がりw)でおお~っと思ったマチアスさんの王子ぶり。なんでだろう?他のダンサーよりポージングがぱしっぱしっと小気味よく、ほんのゼロコンマ数秒くらいの余裕を感じるんだよなあ(あくまで素人目線)。

「ノー・マンズ・ランド」
振付:リアム・スカーレット/音楽:フランツ・リスト
アリーナ・コジョカル ヨハン・コボー

 少女のようなコジョカルさんの時々コボーさんを拝むようなポーズ。リストの曲がものすごくモダンに聴こえた。

「海賊」
振付:マリウス・プティパ/音楽:リッカルド・ドリゴ
サラ・ラム ワディム・ムンタギロフ


 なんか・・・王子だわあ<ワディム。

「ギリシャの踊り」
振付:モーリス・ベジャール/音楽:ミキス・テオドラキス
オスカー・シャコン


 プログラム表を熟読してなくてもベジャールの振り付けと私でもわかるような独特の動き。肉体の美しさを際立たせるというか。カーテンコールの拍手もひときわ大きかった気がする。

「マノン」より 第1幕のパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン/音楽:ジュール・マスネ
オレリー・デュポン エルヴェ・モロー


 ベッドから誘うマノンのシーン。大人の世界だ~~とうっとりしつつ観ていた。全幕観たくなって逆にフラストレーション感じちゃったかも。

<第 3 部>

「ロミオとジュリエット」より 第1幕のパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン/音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
ヤーナ・サレンコ スティーヴン・マックレー

 ロミジュリのバルコニーのシーン。この部分は音楽も大好きなところ。そしてやっぱりこれも全幕観たくなっちゃった。
 
「伝説」
振付:ジョン・クランコ/音楽:ヘンリク・ヴィエニャフスキ
アリシア・アマトリアン フリーデマン・フォーゲル


 ああ~あかん。これ記憶からなくなってる・・・。またやっちゃったよ。ってちゃんと起きてたんですけどね!

「椿姫」より 第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:フレデリック・ショパン
タマラ・ロホ アルバン・レンドルフ


 お恥ずかしいけど、椿姫とわからずに観ていました(爆)。いやだって覚えきれないよう~~。黒鳥が素晴らしかったタマラさん。

「レ・ブルジョワ」
振付:ベン・ファン・コーウェンベルク /音楽:ジャック・ブレル
ダニール・シムキン


 そういえば、Bプロは男性ソロが多かったな~。そしてすべてが個性的で魅力的な。スーツ姿で踊る姿は粋で大人な感じ~と思いきや、最後の最後はやっぱりキレキレのジャンプでうわっと会場を盛り上がらせてくれた。

「オールド・マン・アンド・ミー」
振付:ハンス・ファン・マーネン/音楽:J.J.ケイル、イーゴリ・ストラヴィンスキー、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
ディアナ・ヴィシニョーワ ウラジーミル・マラーホフ

 二度目で次はこう踊るとわかっていてもやっぱり楽しいこの演目。ヴィシニョーワの背中(肩甲骨あたり)てなんであんなにキュートで饒舌なんだろう?

<第 4 部>

「瀕死の白鳥」
振付:ミハイル・フォーキン/音楽:カミーユ・サン=サーンス
ウリヤーナ・ロパートキナ


 幕が開くと舞台の上にハーブとチェロが。そして下手からするすると白鳥が出てきた・・・と思ったらもう完全にその世界に入り込んでしまった。一幕でも思ったけれど、なんという音楽との融合だろう!ライトが暗くなっていって一瞬の静寂が劇場を包んだときに一緒にため息をついてしまったよ・・・。

「シルヴィア」
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:レオ・ドリーブ
シルヴィア・アッツォーニ アレクサンドル・リアブコ


 うわ~これどういうお話の一部分なんだろう?と思いつつ観ていた。ノイマイヤーの振り付けってパズルのように男女の体が入り組むようで面白い。あとで調べると神話をもとにした物語みたい?

「椿姫」より 第1幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:フレデリック・ショパン
マリア・アイシュヴァルト マライン・ラドメーカー


 舞踏会を体調不良で中座したヴィオレッタ(マルグリット)が咳き込みながら息を整える長い静寂から始まって、アルフレードに求愛されるシーンを舞台の一部さながらみせてくれた。

「こうもり」よりパ・ド・ドゥ
振付:ローラン・プティ/音楽:ヨハン・シュトラウス2世
イザベル・ゲラン マニュエル・ルグリ


 一言でいうと「洒脱!」。ちょび髭のルグリがオペレッタでいうとファルケ博士みたいな人物を(最初アルフレードかと思ったが一緒に舞踏会へ行ってしまった。調べるとバレエとオペレッタでは登場人物が少なくて少しあらすじが違うようだ)、ゲランがオペレッタならばロザリンデ役をコミカルにキュートに演じる。もう本当に大人のバレエっていう感じ。この二人で全幕やってくれたら絶対観たい~~。

「ドン・キホーテ」
振付:マリウス・プティパ/音楽:レオン・ミンクス
マリーヤ・アレクサンドロワ ウラディスラフ・ラントラートフ


 こういうフェスのトリはこの演目、っていうのがお約束なのかな?Aプロの二人とはまた違う遊び心あふれたグラン・パ・ド・ドゥで、カーテンコールでもジャンプして出てきたり、ポワントで出てきたりと洒落っ気たっぷり。いや~、どの部も素晴らしかったけれど、もう一度だけ観たい部を一つ選べと言われたら4部にしちゃうかな・・・(あ、マルちゃんのソロは別格としてww)

 しかし2週連続の4時間半の長丁場に短いトイレ休憩。今回は前日から上京してゆったりした時間も過ごしたけれど、やはり身体はもちろん目も頭も疲れたようで、帰りの新幹線では大爆睡してふと気づくと降りる一駅前だった。ふ~危ない危ない。そして、観るだけでもこんなに疲れるのに、長いフライトのあと踊ってそしてフィナーレまでいて、目の前のロパートキナさんの姿にファンみたいな表情を見せていたマルちゃんの姿を思い出し涙。ロンドンの哀しい出来事が起こる直前の、幸せなシーンを切り取って。
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by tigersandcatlover | 2015-08-10 20:30 | その他の舞台


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