カテゴリ:歌舞伎・文楽( 68 )

平成中村座壽新春大歌舞伎

 続いて隅田川沿いに建つ中村座へ。2010年に大阪城を借景にした舞台をしつらえたのが衝撃的に素晴らしかったのを思い出す。ひょっとしたら東京スカイツリーを借景にするのかな?と期待したけれど、さすがにそれはなく。
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 正月らしく曽我兄弟の一幕と、七之助の文字通りの七変化と早変わりを存分に楽しませてもらいました。

一、寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)

                曽我十郎祐成  勘三郎
                曽我五郎時致  橋之助
                  大磯の虎  七之助
                 近江小藤太  萬太郎
                 化粧坂少将  新 悟
                鬼王新左衛門  亀 蔵
                 小林朝比奈  獅 童
               工藤左衛門祐経  彌十郎


二、於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)

  序 幕 柳島妙見の場
      橋本座敷の場
      小梅莨屋の場
  二幕目 瓦町油屋の場
      同 座敷の場
      裏手土蔵の場
  大 詰 向島道行の場

  油屋娘お染/丁稚久松/許嫁お光/後家貞昌
      奥女中竹川/芸者小糸/土手のお六  七之助
                女猿廻しお作  梅 枝
                  船頭長吉  萬太郎
                鬼門の喜兵衛  橋之助

 江戸時代の芝居小屋を再現ってのは粋で楽しい。が、やはり背もたれがバーのベンチシートってのはどうしたってやっぱり狭いし、トータル4時間超の観劇ってのは疲れる。5月までの公演が随時予定されていて興味があるのは山々だが、体力的にはちとしんどいかな・・・とリピートは消極的な気分。とかなんとかいいつつ、勘九郎さんの襲名公演には食指が動きまくりなんだけど(笑)。
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by tigersandcatlover | 2012-01-18 23:00 | 歌舞伎・文楽

新春浅草歌舞伎

 所用上京のついでに浅草で歌舞伎をはしごした。まずはこちら。
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お年玉〈年始ご挨拶〉

  隼 人


一、南総里見八犬伝

  富山山中の場
  大塚村庄屋蟇六内の場
  円塚山の場

             庄屋蟇六/犬山道節  亀治郎
             金碗大輔/簸上宮六  男女蔵
                網干左母二郎  亀 鶴
                  犬塚信乃  歌 昇
                  犬村大角  巳之助
                 蟇六娘浜路  壱太郎
                 犬田小文吾  種之助
                  犬坂毛野  米 吉
                 犬江親兵衛  隼 人
            下男額蔵実は犬川荘助  薪 車
                    伏姫  春 猿
                蟇六女房亀篠  竹三郎
                  犬飼現八  愛之助


二、夕霧 伊左衛門 廓文章
  吉田屋

                藤屋伊左衛門  愛之助
                  扇屋夕霧  壱太郎
              吉田屋女房おきさ  春 猿
               吉田屋喜左衛門  竹三郎

 お年玉はの隼人くんは子役以外では最年少らしく、初々しい。さかんに売店で販売されてる梵のカツサンドを宣伝してた(笑)。

 亀治郎さん目当ての里見八犬伝。なんと彼の役は庄屋蟇六というジジイ役。それも養女を無理矢理金持ちに嫁がそうとするジジイなのだ(笑)。ホンマにこういう性格の悪い役が似合うわ・・・(←褒めてますw)。一応二枚目役の犬山道節もやってるのだが、断然蟇六のほうが印象的やったなぁ。

 廓文章は壱太郎くんの無垢な美しさよ。ただこれは演目のせいなんだけど、後半ちょっぴりうとうとしてしまったのは不覚・不覚。

 浅草はたいそうな賑わいで、まだまだお正月ムード一色。私も結果的にこの日が2012年の初詣となりました。
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ポスターと同じくらいのきっぱりとした青い空。
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by tigersandcatlover | 2012-01-17 23:00 | 歌舞伎・文楽

クリスマスに歌舞伎

 京都南座での吉例顔見世興行へ今年も行ってまいりました。それもまさにクリスマスの日に。つか、個人的にはクリスマスよりこっちのほうが年末気分があがる(笑)。
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 この日は花道真横の席。緞帳が新しくなってた。
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この日の演目(夜の部)

第一 楼門五三桐(さんもんごさんのきり)
           石川五右衛門  我 當
          久吉家臣左忠太  進之介
            同 右忠太  壱太郎
             真柴久吉  秀太郎


   源平布引滝
第二 実盛物語(さねもりものがたり)
           斎藤別当実盛  菊五郎
               小万  時 蔵
            御台葵御前  孝太郎
         九郎助女房小よし  右之助
            百姓九郎助  家 橘
           瀬尾十郎兼氏  左團次


第三 元禄忠臣蔵(げんろくちゅうしんぐら)
   仙石屋敷
            大石内蔵助  仁左衛門
          磯貝十郎左衛門  愛之助
             大石主税  壱太郎
             大高源吾  亀 鶴
           富森助右衛門  男女蔵
              伴得介  右 近
            堀部安兵衛  権十郎
           桑名武右衛門  秀 調
          鈴木源五右衛門  家 橘
           吉田忠左衛門  團 蔵
            仙石伯耆守  三津五郎


   六歌仙容彩
第四 喜撰(きせん)
             喜撰法師  三津五郎
            祇園のお梶  時 蔵


第五 らくだ
   大坂野漠らくだ住居の場
   家主幸兵衛内の場
   元のらくだ住居の場

            紙屑屋久六  翫 雀
          らくだの宇之助  亀 鶴
             丁稚長吉  壱太郎
           脳天の熊五郎  愛之助


 一つ一つの演目の細々とした感想はパス。らくだ では壱太郎くんがクリスマス仕様の前掛けかけてのなんともかわいい丁稚姿。一つ前の忠臣蔵に絡めたネタで笑いを誘う。最後は愛之助さんがサンタの帽子を被せられての微笑ましい幕となりました。

  4時15分開演、9時45分終演の長丁場。けれどこれが意外にあっと言う間だった。それは単に歳をとって時間の感覚がへんになってるのか観劇慣れしてしまってるのか(どっちもかw)。
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by tigersandcatlover | 2011-12-26 21:00 | 歌舞伎・文楽

九月大歌舞伎 夜の部

 西(博多)から東(横浜)へと遊び呆けてた9月の連休もおしまい。そのラストに、地元関西は松竹座で歌舞伎観劇してまいりました。演目は以下の通り。

一、猿之助四十八撰の内 華果西遊記(かかさいゆうき)
                 孫悟空  右 近
                 猪八戒  猿 弥
                 沙悟浄  弘太郎
        女王妹芙蓉実は妹蜘蛛の精  春 猿
        西梁国女王実は姉蜘蛛の精  笑三郎
              玄奘三蔵法師  笑 也


二、歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)
               武蔵坊弁慶  海老蔵
                 源義経  翫 雀
                亀井六郎  友右衛門
                片岡八郎  男女蔵
                駿河次郎  亀三郎
               常陸坊海尊  市 蔵
               富樫左衛門  團十郎


三、幸助餅(こうすけもち)
               大黒屋幸助  翫 雀
               女房おきみ  猿 弥
                 妹お袖  壱太郎
           三ツ扇屋帳場平兵衛  亀 鶴
               芸者秀ゆう  春 猿
            三ツ扇屋女将お柳  笑三郎
               世話役安吉  男女蔵
              叔父五左衛門  右之助
              関取雷五良吉  右 近

 もともとは海老蔵さん復帰後初の関西公演ということで、ちとミーハーな邪念ありで臨んだのだけれど、席のよさ(三列目)と明るい演目ばかりというのもあって、素直に楽しめた。西遊記と幸助餅での右近さんが目立つ形になったかな?

 團十郎と海老蔵の勧進帳は弁慶;團十郎、富樫;海老蔵バージョンは観たことがあったが、逆は初めて。個人的には今回のほうがしっくりきた。海老蔵のやんちゃなキャラが後半の酒を飲んだり踊ったりの弁慶にあっていた、と書くとちと問題かしらん?酒がなくなって哀しそうな目をする弁慶が妙にツボやったわぁ。
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by tigersandcatlover | 2011-09-27 08:50 | 歌舞伎・文楽

七月大歌舞伎 in 松竹座

 梅雨明け直後の暑すぎる週末。夏の風物詩、七月大歌舞伎の夜の部へ行って参りました。今回の公演は松嶋屋さん三昧であります。以下簡単に感想メモをば。

一、菅原伝授手習鑑  車 引

      藤原時平公  我 當
      舎人桜 丸  孝太郎
      舎人杉王丸  巳之助
      舎人梅王丸  愛之助
      舎人松王丸  進之介


 配役をちゃんとチェックしていかなかったので、松王丸が出てきたとき、「あのいかつい顔の役者さんは誰?」と思ったら進之介さんやった・・・。

二、伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)
  相の山 宿屋 追駆け 地蔵前 二見ヶ浦 油屋 奥庭

      福岡貢  仁左衛門
      油屋お紺  時 蔵
      料理人喜助  三津五郎
      奴林平  愛之助
      油屋お岸  梅 枝
      仲居千野  吉 弥
  徳島岩次実は藍玉屋北六  亀 蔵
  藍玉屋北六実は徳島岩次  秀 調
      油屋お鹿  彌十郎
      今田万次郎/仲居万野  秀太郎
      藤浪左膳  我 當


 初見の舞台。夏の伊勢が舞台で季節感たっぷり。かと思いきや、奥庭の段での血まみれで凄惨な芝居が怖かった~~。歌舞伎で殺陣のシーンがあっても血糊べったりの生々しさはあまりないような気がするんだけどなぁ(勉強不足やったらすんません)。それまでどこかのんびり楽しい駆け引きを見ていたので余計にぎょっとしてしまったのかも。

 仁左衛門さんは相変わらずかっこよく(そして怖く)、愛之助さんもかわいらしくだったのだけれど、一番ツボやったんが秀太郎さん。優男万次郎といじわる~な仲居万野のギャップが、いや~さすがです、てな感じでありました。

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 この日は花道のホン横の席。花道をはけていく役者さんたちがこちらへ向かって歩いてくるような贅沢な錯覚を味わいながら、満喫いたしました。
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by tigersandcatlover | 2011-07-11 21:10 | 歌舞伎・文楽

明治座 五月花形歌舞伎

 例によってちんたら日記書いてたら観劇日記がどんどん溜まってきました。全くどんな享楽的な生活してんねん?!と我ながら呆れつつ。

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 昨年南座で海老蔵さんの狐忠信を観たとき(リンクはそのときの日記)に、まず思ったのが「この役は亀治郎さんで観たいよなぁ」だった。でもかといって、なかなかその演目で関西に来てくれるとは限らない。と心の中で言い訳しながら東京は浜町にある明治座へ、その亀治郎さんの狐忠信目当てで行って参りました。なんでも明治座で歌舞伎が上演されるのは十六年ぶりらしい。

一、義経千本桜
  川連法眼館

   佐藤忠信/忠信実は源九郎狐  市川 亀治郎
             静御前  市川 門之助
            駿河次郎  中村 亀 鶴
            亀井六郎  市川 弘太郎
            川連法眼  市川 寿 猿
             妻飛鳥  上村 吉 弥
         源九郎判官義経  市川 染五郎

  
 まったく期待を裏切らない亀治郎さんの源九郎狐。小さくて華奢で本当に子狐そのままなんだもん。適役、って言葉はやはりあるのだ、としみじみ思った。こんなに隅々までじっくりかみしめるように楽しんだ四の切は初めて。惜しむらくは私が今回座った座席。というのも、この日は左上段席だったのだが、明治座は二階が張り出しているせいで、源九郎狐の宙乗りが全く見えなかったのだ(涙)。一瞬下がったときにチラと見えた姿と、観客のため息のような歓声や笑い声を聞きながら想像するしかなかった。ま、こんなこともあるわな。

二、けいせい倭荘子
   蝶の道行
              助国  市川 染五郎
              小槇  中村 七之助


 美しい舞。なのはよかったが、正面に座っているある観客が何度かフラッシュ焚いて撮影するので気が散ってしょうがなかった。ちょっとびっくり(どうやら七之助さんのファンらしく、次の封印切でも梅川の登場で何度かフラッシュ光らせてたよ・・・orz)。

三、恋飛脚大和往来
  封印切

           亀屋忠兵衛  中村 勘太郎
            傾城梅川  中村 七之助
          井筒屋おえん  上村 吉 弥
          槌屋治右衛門  片岡 亀 蔵
         丹波屋八右衛門  市川 染五郎


 勘太郎さんは追い詰められたときの切ないような狂気を見せるのが本当に巧いなぁ。女殺油地獄、私は苦手だけど、かれの与兵衛なら観てみたい。

~おまけ~

亀ちゃんの狐と
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明治座前のお稲荷さん
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by tigersandcatlover | 2011-05-24 22:43 | 歌舞伎・文楽

夜の仇討~二月大歌舞伎

 雪降る日曜日に行って参りました、『夜の仇討』。

盟三五大切
  序 幕 第一場 佃沖新地鼻の場
      第二場 深川大和町の場
  二幕目 第一場 二軒茶屋の場
      第二場 五人切の場
  大 詰 第一場 四谷鬼横町の場
      第二場 愛染院門前の場

                薩摩源五兵衛  仁左衛門
                  芸者小万  芝 雀
                笹野屋三五郎  愛之助
                  芸者菊野  松 也
              若党六七八右衛門  薪 車
              船頭お先の伊之助  猿 弥
             家主くり廻しの弥助  彌十郎
                富森助右衛門  段四郎


 仇討がテーマと言っても、忠臣蔵のスピンオフの物語。あまりごちゃごちゃ書きたくない気分なお芝居でありました。終演後は『おもしろかった~』と素直に言えないような。冒頭の優男な源五兵衛が小万に裏切られてからの変貌ぶりがまるでストーカー。いや~、怖い。怖くてぞくっとして色気たっぷりで、そして哀しい。

 今回の二月大歌舞伎はどちらも通し狂言、どちらも仇討ちがテーマ、と言うことなのだけれど全く毛色が違って見比べる楽しみが大いにあった。彦山権現誓助剱は陽、盟三五大切は陰の仇討と言えましょうか。どちらが好みかだなんてぇのは野暮ですわね。けれど個人的には夜の部の仁左衛門さんの怖く哀しい目が鋭く心に残る。根は善人という空気を纏える役者さんだから余計なんだろうなぁ。

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終演後はこちらで(あとは料理の写真のみ)
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by tigersandcatlover | 2011-02-12 19:57 | 歌舞伎・文楽

昼の仇討~二月大歌舞伎

 春めいた陽気の暖かい週末。『片岡仁左衛門 昼夜の仇討』と銘打っての二月大歌舞伎(松竹座)を観てきた。この日は昼の部ということで『昼の仇討』。

彦山権現誓助剱

  序 幕 第一場 長門国住吉鳥居前の場
      第二場 同 社前の場
      第三場 同 郡城下馬場先の場
  二幕目     長門国吉岡一味斎屋敷の場
  三幕目 第一場 山城国眞葛ヶ原浪宅の場
      第二場 同 釜ヶ淵の場
  四幕目 第一場 豊前国彦山杉坂墓所の場
      第二場 同 毛谷村六助住家の場
  大 詰     豊前国小倉立浪主膳正本陣の場

                 毛谷村六助  仁左衛門
               一味斎姉娘お園  孝太郎
                  京極内匠  愛之助
                一味斎妻お幸  竹三郎
               一味斎妹娘お菊  松 也
                 衣川弥三郎  薪 車
                 若党佐五平  猿 弥
           吉岡一味斎/杣斧右衛門  彌十郎
               衣川弥三左衛門  段四郎


 仁左衛門さんが座頭なのだけれど彼の演じる六助は後半の四幕目以降にしか登場しない。 てことで前半は愛之助さんガン見(笑)。いや~、彼の演じる京極内匠の悪いこと悪いこと。 あまりに隙なく悪いので(笑) 最後に仇討ちされてしまうシーンもおどろおどろしいはずなのに 爽快に思えてしまうくらい。そして後半は、待ってましたの仁左衛門さんの六助の底抜けの人の良さとかっこよさにホレボレ。彼が登場して以後は物語の展開が前向きになっていくっていうのもあるんだけれど、一気に舞台全体が明るい雰囲気になる。

 あと印象的だったのは松也さんのお菊のドキッとするくらいの色っぽさ。そして実は主役と言ってもいい孝太郎さん演じるお園。男勝りな立ち回りと意外な女っぽさ(でもコミカル)が幸いして一家の悲劇のはずなのに暗い気持ちにならずに済んだ。孝太郎さんはもちろん素晴らしかったけれど、このお園、亀治郎さんで観たいな~なんてチラと思ったりして(平成20年に六助;染五郎、お園;亀治郎で四幕の毛谷村六助住家の場を上演したらしい)。

 ・・・夜の部も楽しみ(ええ、もちろん行きますともさ!)。
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by tigersandcatlover | 2011-02-09 08:57 | 歌舞伎・文楽

吉例顔見世興行

 ここ数年来、年の瀬の嬉しい恒例になってしまっている京都南座での顔見世興行へ、今年も行って参りました。公演前に舞台の外でハプニングもありましたが、ま、それはそれ(笑)。

 今年は昼の部のみの観劇であります。一言ずつ、メモがわりに感想をば。

一、 羽衣 
    
    天女     孝太郎
    伯竜     愛之助


 幕開けに相応しい清清しく優美な演目。

二、 菅原伝授手習鑑 寺子屋
    
    松王丸    吉右衛門
    千代     魁 春
    戸浪     芝 雀
    涎くり与太郎 種太郎
    園生の前   扇 雀
    春藤玄蕃   段四郎
    武部源蔵   梅 玉


 吉右衛門さんは本当にこういう役どころが巧く、こちらの涙を一気に搾り出してくれる。子供たちの笑いを誘うシーンがあとからの悲劇を予感させて余計に哀しかった。

三、 阿国歌舞伎夢華           
 
    出雲の阿国  玉三郎
    女歌舞伎   笑 也
    女歌舞伎   笑三郎
    女歌舞伎   春 猿
    女歌舞伎   吉 弥
    男伊達    愛之助
    男伊達    翫 雀
    名古屋山三  仁左衛門


 玉三郎さんの舞はもちろん、立ち姿の美しさよ!山三は海老蔵くんには申し訳ないが、仁左衛門さんだからこそ、の色気があったよな~。

四、伊賀越道中双六 沼津          
    呉服屋十兵衛 仁左衛門
    平作娘お米  秀太郎
    池添孫八   進之介
    荷持安兵衛  歌 昇
    雲助平作   我 當


 平成20年の松竹座の新春歌舞伎で初めて観て、その結末に呆然として帰り道、暗く沈んだ気持ちになったこの演目。今回はそこまで暗い気持ちにはならなかったのは何故だろう??(ちなみに主配役は十兵衛が藤十郎さんで、あとは同じ)。

 10時半から約5時間の長丁場。終演後はさすがに腰は痛いわ、喉は乾燥するわで観ているほうもボロボロ(笑)。

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 夕食は四条烏丸の老香港酒家で上海蟹のコースをわしわしと平らげた。長く幸せな年の瀬の一日。
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by tigersandcatlover | 2010-12-20 19:54 | 歌舞伎・文楽

錦秋文楽公演

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 突然ぽっかりと予定が開いた水曜の午後。国立文楽劇場で公演中の錦秋文楽公演へ急遽行くことにしてしまった。と言うのも八百屋お七が文楽で観たかったから!

一谷嫩軍記
 陣門の段
 須磨浦の段
 組討の段
 熊谷桜の段
 熊谷陣屋の段

伊達娘恋緋鹿子
 八百屋内の段
 火の見櫓の段


 お七はもちろん想像通りに人形だからこその、いい意味での生々しさの少なさがよかった。でも今回、うわーと思ったのが一谷嫩軍記。熊谷陣屋の段はこれまで歌舞伎で何度か観たことがあったけれど、通しは初めて。いろんな伏線がぴたりと嵌って、こういうことだったのか!の驚き。これも人形だからこそ、の演出とも言えようか。

 今回はなんと一列目というかぶりつき席だったので、時間を忘れて大迫力の動きに見入ってしまった。途中から<これは人形で義太夫さんと三味線で語りが進んでいる>という意識はなくなるほどに入り込んでいた。まるで子供のように、ぽかんと口を開けてみていたかもしれない(笑)。
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by tigersandcatlover | 2010-11-11 22:35 | 歌舞伎・文楽


舞台と音楽と本と、ときどき旅行。


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