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リピート~(以下略)~舞台編

 元旦の王宮でのコンサートを観終わったあと、なんとなくもやもや感が。いや、もちろん演奏は素晴らしかったのだ。でもでも、これでステージ鑑賞も終わりなんやな~。せっかくウィーンにもう一日いるんだから、もう一度何か観たい!国立歌劇場は明日は『セビリアの理髪師』。それほど大好きな演目ではないが、やはりオペラは押さえておくべきか。いや、待て。最後の夜なんだから、<べき>とか言う考えは捨てよう。自分が本当に観たいものを観よう。

 そんなわけで、Tanz der Vampire リピートすることにしちゃいました。今回の席は二階バルコニーの少し上手側個室の二列目。個室にはなっているのだけれど、廊下とはカーテンで仕切られているだけという簡易なものだったけど。
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ちょうど、先日の国立歌劇場で座ったあたりとほぼ同じ角度の席。前列に男性二人のカップルが座ったので、やや視界をブロックされたが、後ろに人が座らない席だったので、自由に頭の向きを変えることが出来たのでなまじの一階席よりよかったかも。
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<これは幕が上がる前。一幕も二幕もOvertureと共に、この牙が霧散するような映像で始まったんでした。>

 一度目の観劇は最前列という事もあり、ただただ圧倒されるだけで終わってしまった気がする。そして、この二回目ではその時にはわからなかった細かい部分の記憶がかなり補填できた。先日の東宝版との違いの細かい日記もこのリピートがあってこそ。そして、後方もしくは二階席だからこその印象もいくつか。棺の中には伯爵と息子の人形がちゃんと寝ている(似てないけど!)こととか、ヘルベルトがアルフレートに絡むシーンはかなり鏡が大きく、アルフレートの影役のダンサーが延々一人で鏡の動きをしていることとか(気になってそちらばかり見てしまった)。

 おもしろかったのが、教授とアルフレートが城へ向かうときに、ヴァンパイアのコスチュームをしたコーラスが通路や三階のバルコニーに出てくるのだけれど、その直前に階段をぱたぱたと上がっていく彼らの姿が背後のカーテンの隙間から見えてしまったこと。なんかシュールな光景だったなあ。

 帰り道、ホテルの前でこんなトラムに遭遇(あわてて撮影したのでピンボケになってしまった)。全くTdVで始まりTdVで終わる旅であったことよ。
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おしまい。

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 いやー、極めて偏った嗜好なれど、堪能いたしました。2010年を暗示するような観劇初めで、旅行の日記を閉じたいと思うものであります。読んで下さってありがとうございました。しかし、ホンマに新年早々リピート観劇しちゃったよ。やれやれ(と言いながら、笑顔なわけだけど)。
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by tigersandcatlover | 2010-01-12 20:34 | 09/パリ・北欧・伊・VIE

リピート体質炸裂の最終日~美術館編

 何度も申し上げていますが、リピート体質です。本も映画もそして舞台も気に入ったのは繰り返してしまう。一度目はざっと楽しみ、二度目はじっくりディテールを心に刻む。一度でしっかり記憶に残る人がうらやましくもあるわけですが。

 さて、最終日。主だった行きたい美術館は回れたし、シェーンブルンにでも行く?ちょっと遠出してもいいか。などと思いながらホテルの窓から外を見ると、吹雪である。ひえー。昨日までのうららかな観光日和はどこへやら。そんなわけで、もう一度行きたいと思った場所をリピートすることにした。

 まずは開館直後の美術史美術館へ。チケット売り場でやや並んだものの、クロークにコートを預けて階段まで行くと、なんと一番乗り?
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大晦日に来たときも決して混雑していたわけではなかったけれど、階段昇りきるまで誰も上がって来なかったってのも凄い。

 展示室も人気がなく、まるでオープン直後のデパートのように名画たちがお出迎え。
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この部屋で昨日バレエ踊ったんだよねえ。
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ルーベンスの部屋も誰もいませんよ?
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フェルメールの部屋ですら同様。

 ふうう。ちょっと湯あたりならぬ<画あたり>してしまったようだ・・・。大晦日は満席だったカフェ・ゲルストナーも空いていたので、MelangeにApfelstrudelで休憩。
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これはカフェの床。

 もう一箇所、レオポルト美術館へも。前回シーレですでに満腹になってしまって簡単に済ませてしまった3~4階の展示をしっかり鑑賞。プリミティブな題材と風景画で印象がまるで変わってしまうKOLOMAN MOSERとか、
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筆のタッチをマジマジと見てしまうOSAR KOKOSHKAとか、
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静謐さと色使い(というか色の使わなさ具合)が印象的なALBN EGGER-LIENZとか。
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ウィーン工房による美しい家具なんかも。
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はー。満足しました。一度目はやや圧倒されてしまって見逃してしまった作品がたくさんあったので、やはりもう一度来れてよかった。最後にシーレの部屋をもう一度みてまわって、Auf Wiedersehen!

 あれ?ところで、『美術館編』 があると言うことは・・・!?
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by tigersandcatlover | 2010-01-11 08:48 | 09/パリ・北欧・伊・VIE

ウィーン舞台鑑賞vol.3~王宮でのニューイヤーコンサート

 元旦の昼過ぎまでぼやぼやして、遅めの昼食のあと、16時からのNewjahrskonzerte des Wiener Hofburg-Orchesterを聴きに行く。このコンサートはもともとは観光客向けに J.StraussとW.A.Mozartの有名どころの曲を中心に開催されているもの。夏はほぼ毎日、冬は週に数回のみの公演なのだけれど、元旦だけはニューイヤーコンサートと銘打って11時・16時・19時半の三回公演をするのだった。あまり予備知識はなかったのだけれど、なんとなくお祭りっぽくていいかな、と軽い気持ちで日本から申し込んで行った。

 Hofburgまで歩いていくと、初日に散歩したときにはなかったキャンピングカーの群れが駐車場にずらり。そうか~、各地からこうやってウィーンでお正月を迎えにくる人たちがいるんや。楽しそうでいいな。
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 新王宮の向かって左の入り口を入る。おお~、さすが王宮!(ミーハーな反応)。
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観客を演奏でお出迎え。
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コンサートの開催場所はHofburg Fest-Saal;王宮の祝祭の間 。観客の年齢層はやや高め。皆ドレスアップしていて、俄然気分も盛り上がる。
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 コンサートそのものは、大まかにはシュトラウスとモーツアルトのオペラからのアリアをソリスト男女三人ずつで歌っていく形式。けれど『こうもり』序曲から始まり、途中ポルカあり、ラストは『美しき青きドナウ』~『ラディツキーマーチ』とウィーンフィルのニューイヤーコンサートをちょっと意識した構成になっていた。もちろんラディツキーでは皆で手拍子したりして楽しい!鉄琴やピストルや鳥笛などの鳴り物担当さんが指揮者とコミカルに掛け合うパントマイムもウケていた。第一バイオリンのおっちゃんが乗ってくると腰を浮かして拍子を取るさまもいい感じ。私はクラシックに全く暗いけれど、素直にいい演奏だったと思う。ソリストの一人(テノール)が若い韓国の方で(Bohan Choe氏)、彼の声がともかく素晴らしく一番拍手を浴びていた。終わったあと、『あの素晴らしいテノールは日本人』?と隣のイタリア人のおばあちゃんに訊かれた。下の写真はアンコールでの全員集合のシーン。
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 曲目は以下の通り。書き写していてそのベタさ加減ににんまりしてしまう。こりゃ、皆で盛り上がるわけだよな。そしてそういうのがある民族ってうらやましい、と思った。

Johann Strauss(以下JS) "Die Fledermaus" Overture
W.A. Mozart(以下M) Nun vrgisβ' Leises Flehen" (Figaros Hochzeit)
M "Sagt olde Trauen" (Figaros Hochzeit)
Gaetano Donizetti "Liebestrank" (Arie des Nemorino)
G. Puccini "O mio babbino caro" (Gianni Scicchi)
JS "Frühlingsstimmenwalzer"
JS Werberlied" (Zigeuneraron)
JS Vergnübungszug" -Porka schnell
Franz Lehar "Lippen schweigen" (Die lustige Witwe)
JS "Ich lade gern mir Gäste ein" (Fledermaus)
JS "Im Krapfenwaldl"-Porka
JS "Wiener Blut"
JS "Tritsch-Tratsch"-Porka
Josef Strauss "Feuerfest"-Polka francaise
M "Ein Mädchen oder Weibchen" (Zauberflöte)
M "Papageno-Ppagena" (Zauberflöte)
JS "Brüderlein-Schwesterlein" (Fledermaus)
JS "An der shönen blauen Donau" (Walzer)
JS I "Radetzky March"
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         Prosit Neujahr! 
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by tigersandcatlover | 2010-01-10 10:22 | 09/パリ・北欧・伊・VIE

ちょっと休憩?な元旦

 大晦日の舞台鑑賞のあと、カウントダウンの喧騒に揉まれて屋台でホットワインなんか飲んじゃったものだから、さすがにちと二日酔いな朝。ホテルの部屋でのんびりとウィーンフィルニューイヤーコンサートの中継をテレビで観ることにした。ほんまにこれじゃ、日本にいるんと変わらんわ(笑)。いやいや、でもまさに目と鼻の先で演奏されてるという意識だけが違う。

 前日に美術史美術館へ行ったときのこと。いろんな部屋や二階のホールに照明やコード類がとぐろを巻いていて、なんかの撮影でもするんかな?と思っていた。
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するとこんな張り紙が。ほお、ニューイヤーコンサートの際にここで中継するとな?
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そういえば、元旦の美術館は14時~18時のみの開館となっていたが、そのためやったんや。

 そんなわけで、テレビ中継でいつそのシーンが流れるんやろう、とわくわくしながらその瞬間を待つ。かなり終盤のシュトラウスの"Morgenblätter(朝刊)"に合わせてあの空間でバレエを踊っていた。凄い。いや、だってあの展示室の床って結構歩くだけでキュワキュワとプラスチックを踏み鳴らしたような音が鳴るんだもん。あんなところで踊ったらさぞかし騒々しいことだったろう!

 終演後、うれしがって楽友協会ホール前まで歩いてみた。出て来た観客たちはみんな満ち足りた表情をしている。ステージに飾ってあった色とりどりの花を手にしている人たちもいた。あれ、もらえるんやねえ、とどうでもいいことに感心したりして。
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by tigersandcatlover | 2010-01-09 12:54 | 09/パリ・北欧・伊・VIE

ウィーン夜灯り

しばしの休憩。

いつまでもいつまでも歩いていたいような、
夜のウィーンの風景を少しだけ。

ケルントナー通りのイルミネーション
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夜のシュテファン大聖堂
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こちらはグラーベン通り
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部屋から見たカウントダウンの花火
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by tigersandcatlover | 2010-01-08 23:49 | 09/パリ・北欧・伊・VIE

ウィーン舞台鑑賞vol.2~Tanz der Vampire

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 さあて、いよいよ今回の旅行のメインイベント、Tanz der Vampireであります。昨日のバレエでちょっぴり眠くなってしまったことを教訓(えへへ、実はそうなんです>恥)に、夕方ちょっぴりホテルで昼寝をしておかげで、元気いっぱいに開演一時間前に劇場に到着。するとすでにたくさんの人たちが外で待っていた。それほど寒くはないと言うものの、みんな楽しみでしょうがないのね(と勝手に親近感)。で、やっぱりあの牙の前で入れ替わり立ち替わり記念撮影。こういうシーンを見ていると、ヨーロッパ人かて写真好きなんやん、とツッコミたくなる。






 国立歌劇場もそう思ったけれど、劇場って日中と夜では雰囲気がまるで違う。ここRonacher劇場はヴァンパイアだけに血を思わせる赤い照明が気分を盛り上げてくれる。ロビーの天井にはこうもりたちが!
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席へ案内してくれるスタッフもコスプレしてるし(笑)。
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劇場内はうって変わって紫がかった照明が怪しさ満点。天井のクラシックな内装が美しい。
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けれど意外と客席はシンプルで普通のパイプ椅子みたい(連結してはいるが)。しかも劇場の傾斜が少ないので前の人の頭がかなり邪魔になりそう。が!実は今回の席はなんとなんと最前列だったのだった。まさにこの方じゃあないけれど、魂席。と言っても本当にたまたまだったというラッキーさ。まだまだ観劇歴もたいしたことないが、ここまでいい席は初めてと言っていいだろう。私がこのチケットのためだけにウィーン行きを決心した理由が、舞台に興味がないかたにも少しはわかってもらえるのではないだろうか。 

主なキャストは以下のとおり。

Graf von Krolock; Thomas Borchet
Professor Abronsius; Gernot Kranner
Alfred; Lukas Perman
Sarah; Marjan Shaki
Chagal; James Sbano
Rebecca; Katharina Dorian
Magda; Anna Theren
Herbert; Marc Liebisch
Koukol; Thomas Weissengruber

 舞台自体は、もう満足としかいいようがない。マジャーンはかわいいし(ラストのヴァンパイアの表情がぞくぞくセクシー)ルカスはカワカッコいい(短く切った髪にヒュー・ジャックマンみたいな上目遣い)。もともと曲もあらすじも、東宝版で見知っていることもあるのだが、ドイツ語がわからなくても十分に楽しめるシンプルな内容だし。え?メインイベントのわりには手抜きやないか、って? そ、そうかも。完全な満足の前に人は凡庸な感想しか言えないものだ。なんてね。

 とりあえず東宝版と、細かいところから大きいところまで違いが結構あったので、大きいところだけ自分の記憶のために羅列させてくださいな(ミューオタの方々以外は以下お読みになる必要はありません)。

以下ネタばれあります。
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by tigersandcatlover | 2010-01-07 20:16 | 09/パリ・北欧・伊・VIE

ウィーン美術館巡りvol.4~美術史美術館

 MUMOKでちょっと出鼻をくじかれた感のある二日め。本当は旅の後半の楽しみに置いておくつもりだったKunsthistorisches Museum Wien;ウィーン美術史美術館で口直しすることにした。後半においとくと言っても元旦は休みでしょうって?いやいや、実は初日に出向いて元旦開館していることをちゃんと確認済み。でも、もういいの。旅先ではやりたいことを後回しにする必要なんかないんだよね。余談になるが、ウィーンでは元旦もチェックした限りの美術館は開いていた。さすが観光客にうれしい街だなあ。
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 さて、リベンジに燃えて乗り込んだ美術館。お財布もしっかり紐付きだしね(笑)。エントランスに入るとそこでいきなり、うわ~と声が出る。ああ、こんなんやったんやねえ。全くあのときはそれどころじゃなくて記憶が飛んでしまっていたよなあ。
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 一階のエジプト~オリエント文明のコーナーとかも気にはなるが、まずは二階だ。階段を上がったところのホールのCafe-Restaurant Gerstner;カフェ・ゲルストナーはすでに人で一杯。
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ちょっと休憩したい気もしたが、そのまま展示室に入っていった。ここはさすがにお楽しみはあとに、の気分で北側半分のイタリア~スペイン~フランス絵画の部屋から入っていく。カラヴァッジョやベラスケス、ラファエロ、ティツィアーノなどなど。この辺は前回は全く観ていないのでじっくり楽しみながら。

 ホールの南側はオランダ~フランドル~ドイツ絵画がずらり。やはり目玉はブリューゲル(父)部屋。
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数からして、ちょっと圧巻だったなあ。2年前に行ったベルギー王立美術館の所蔵より盛りだくさんな印象(違ってたらすいません)。それにしてもブリューゲルの群集画は一人一人に物語が見えるほどで鑑賞に時間がかかってしまう。民衆一人一人が人生の主役なんだと言わんばかりで。視点が定まらないような感じで観るたびに違う印象になってしまう。

 そして、もちろんこれですよね。
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フェルメールの『絵画芸術』;The Artist`s Studio は意外に静かな場所にひっそりとある感じ。上野で開催されたフェルメール展のために来日するとの鳴り物入りだったのが、直前になって保存状態が悪いので移送不可と言うことで実現せずだったのだけれど、そんな風には見えない。e0164774_1814230.jpg

横にイーゼルがあるのは模写しているおっちゃんのもの。『これどれくらいの時間かかるの?』と訊くと『うーん、そのときによってわからないんだ、数ヶ月のこともあるし一年のこともある』って、なんかアバウトで芸術家な発言だなあ(笑)。数人の鑑賞者がいるだけでごくごく静かな環境だったので、15分くらいはその場にいただろうか。贅沢~~。


 一年前に兵庫県立美術館で開催されていたウィーン美術史美術館所蔵 静物画の秘密展で観た覚えのある作品も目に付いて、『やあやあ、また会えたね』な気分。この次の『また』もそれほど先じゃないといいな。

 
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by tigersandcatlover | 2010-01-06 20:52 | 09/パリ・北欧・伊・VIE

ウィーン美術館巡りvol.3~MUMOK

 MUMOK=Museum Moderner Kunst Stiftung Ludwig Wien。Leopold美術館と同じMuseums Quartierの一角にあるこの施設はオーストリア最大の現代美術館ということ。あれ、前日に近くまで行っておきながら、なぜ翌日になって?と動線の悪さに首を傾げるかたもいらっしゃるだろう。いや、実は本当はスルーするつもりだったんですよ。正直あまり現代アートはわかんないし。でもあとから思い直してやっぱり行っておくか、ということになったんだった。

 Lopold美術館と間にLunsthalle Wien(コレクションがなく企画展のみを行う施設)を挟んで左右対称のごとくに並んでいる。
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4階に位置するエントランスを入るとGender Checkというタイトルの企画展が上階に展開されていた。ううむ。ちょっとキツイ。タイトルのごとく、性というものが美術に与えた影響を見直そうというものなのだが、当然そうなってくるとポルノまがいの作品が多くなってしまうわけで。もちろん芸術として受け止める見識がいるのだろうが、はっきりと不快な作品もたくさんあった。てなわけで、やる気のあまりない館内写真で申し訳ない。
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エントランスから下は常設展とZwischenzonen Interstices~La coleccion Jumex, Mexikoというタイトルの企画展。どうやら、メキシコのJemexコレクション(ラテンアメリカにおけるコンテンポラリーアートの最大コレクションとのこと)展のようだった。
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(これは展示室の入り口のパネル;"Satellite Ball" Gabriel Orozco, 1998)
こちらは、なかなかおもしろい作品もいくつかあった(写真は撮らずじまいだったけど)。動物の顔がずらりと並んだインスタレーションとか(Mark Dion)、小さなビルがたくさん床に並べられてる作品とか(Jose Davila)。

 ううーん。やっぱり現代アートは個人的には当たり外れがあるなあ、という悲しい感想を抱きつつ、そそくさと出てきてしまいました。勉強が足らないねえ。


 
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by tigersandcatlover | 2010-01-06 17:25 | 09/パリ・北欧・伊・VIE

朝食にザッハトルテ

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 二日目の朝。さすがに前日歩きすぎたか、10時くらいまで熟睡してしまった。朝食の時間が10時半だったのでありつけず、朝っぱらからザッハトルテを食べに行くことに。朝からケーキだなんて自堕落も旅先ならでは。と思っていたら、そんな時間なのにすでに何組かの行列が出来ている。別の機会に前を通ったらおそろしい行列になっていて、自分の認識の甘さを知ることにもなるのだが・・・。有名に過ぎるきらいもあるトルテだけれど、やはりおいしいからしょうがない。今年の8月にお菓子教室のメニューだったのだが、自分で作ってみたあとだと味わう感覚も変わるかしらん、と思ったのもある。いやま、単に食べたかっただけかな、やっぱり。

 よくおみやげにもらう小さいタイプのホールは相対的にチョコレートが多くなるので、あまりたくさん食べられない。なのでこのサイズだとぱっと見はお腹に堪えそうなんだけど、これが不思議とぺロリといける。甘さのほとんどないホイップクリームと一緒に食べるからかな?(単にお腹が空いていたからかも)。ともあれ、クリームもろとも完食いたしました。
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 今日もあまり寒くなくてお散歩日和。腹ごなしにそのまま東へとリンクの少し外の楽友協会ホールまで歩く。
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意外に小さい。そしてひっそりとしている(当然か)。なんかゲームのない日の甲子園球場みたいやなあと、変な感想をつぶやきつつ。明日はここでウィーンフィル・ニューイヤーコンサートがあるんよねえ。もちろん演奏を生で聴けるわけではないけれど、近くにいるというだけで、なんか特別な気がする単純な思考回路なのでありました。
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by tigersandcatlover | 2010-01-05 21:03 | 09/パリ・北欧・伊・VIE

ウィーン舞台鑑賞vol.1~くるみ割り人形

復路にいろいろありましたが、無事予定通り帰国いたしました。

紅白の録画を流しながら、てきぱきと荷解きして
(○○○メロンのサビでふと手が止まったけど)
年賀状を読んでささやかにお雑煮作って・・・ほっと一息。
またボチボチ日記をしたためてさせてくださいな。
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 せっかくウイーンまで行くんだから、Wiener Staatsoper;国立歌劇場へ行っとかないと舞台中毒の名折れであろう。とばかりに、日程と照らし合わせてバレエ;『くるみ割り人形』を観にいくことにした。大晦日と元旦は『こうもり』を上演するのがウィーンの定番ですよね。でもま、演目よりも歌劇場に入るのが目的のようなもんだから。って、去年のパリオペラ座でも同じようなこと言ってたな~。

 昼のオペラ座(上)と夜(下)とでは、雰囲気がまるっきり異なるような気がする。窓から漏れる光がおいでおいでをしているようだ(笑)。
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 劇場に入ると、さらにワクワクドキドキしてきてしまう。会場してもしばらくはこうやって階段のところにスタッフが立っていて入れてもらえない。でもその時間もなんかいいじゃあ、ありませんか(←病気)。
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どんな劇場でもこの階段を昇るのは特別な感覚になるなあ。
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席は二回のバルコニーの一列目。視界良好がうれしい。この幕(safety curtainというらしい)はシーズンごとに現代作家に依頼して作成しているらしい。ちなみに今シーズンはFranz Westというアーチストが担当したとのこと。
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高所恐怖症の人にはキツイかも?
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 『くるみ割り人形』は小学生くらいのときに両親にフェスティバルホールに連れて行ってもらった。けれど、そんなことがなくても誰もが知っているバレエだろう。子役たちが生き生きと大人顔負けに踊るので子供が観ても楽しいはず。客席には少女たちの姿が目立った。公演自体も休憩入れて二時間とバレエ作品にしては短め。

 踊りのことはよくわからないのだが、衣装や舞台芸術がびっくりするほどスタイリッシュだった。古典のイメージがあった作品なのに完全に現代の物語になっていた。クリスマスプレゼントの一つとして流れる映像が完全にコンピューターゲームだったりして。音楽は耳なじみのあるものばかりで楽しくわかりやすい。本当にいい意味で子供向けの舞台でありました。なんとなく、気持ちが少女に戻った気がする。なーんてド厚かましいか。
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by tigersandcatlover | 2010-01-04 16:13 | 09/パリ・北欧・伊・VIE


舞台と音楽と本と、ときどき旅行。


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