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フランク・ワイルドホーン&フレンズ ジャパンツアー

 今年最後の梅芸行脚。
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 ワイルドホーン氏自身がピアノを弾きながら、進行を担いながら(通訳はいたけれども)のコンサート。折々に奥さんである和央さんを嬉しそうに紹介し、ちょっとのろけて、アンコールには彼女の曲でしめて、さらにカーテンコールの最後に二人で出てくるという、壮大な披露宴のようだったなあ。幸せそうでええわね、という感じ。

〜出演〜

Thomas Borchert
Jackie Burns
和央ようか
Sabrina Weckerlin
Adam Pascal

〜Set List〜

Through The Looking Glass
Into the Fire
Havana
Measure of a Man
Hurricane
Someone Like You
Never Say Good-bye
Dangerous Game
When Love Comes
Playing His Game
Sarah
The Mad Hatter
Where Do Broken Hearts Go
Don't Look Back
All That Jazz
Defying Gravity
One Song Glory
Finding Wonderland
The Longer I Live
Hell to Your Doorstep
You Are My Home
Gold
A New Life
This Is The Moment
One Heart

 印象的だったのはなんといってもトーマスさんのノリノリのお茶目さ加減。仕草と体型とがあいまってカンバーバッチさんと似てるなあと思ったりして。そして素晴らしいセクシーヴォイス。ウィーンで彼のクロロック伯爵があまりによかったので今回のコンサートの概要が発表されて行くことをすぐ決めたんだったよ。絶品のThis is a momentが聴けて大満足♪

 ジャッキーさんサブリナさんのダイナマイトボイスも素晴らしかった!二人は演じて来た役柄が重なってることが多いのか、デュエットでも何曲か披露してくれた。Defying Gravity や The Mad Hatterなどなどを女性二人でハモって歌い上げるところなんかもう鳥肌モノ。アダムさんはRentからの一曲とSarahでほろりん。トーマスさんがあまりにノリノリなのでちょっと押されて大人しく見えちゃったかもw

 今年はコルムさん(アール・カーペンターさんがゲストという豪華さ!)はじめ、JOJさん、こないだのPrince of Broadway、といった海外のミュージカル俳優さんの来日コンサートに比較的足を運んだ。逆に国内でのミュージカル鑑賞はあまりしなかったような?そろそろ今年の観劇記録の羅列メモしていくかしらんね。ああ、そんな感じでもう2015年も終わりに近づいてきたなあ〜〜。
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by tigersandcatlover | 2015-12-24 23:11 | ミュージカル

シルヴィ・ギエム Life in Progress

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 2010年のHope Japan公演で初めてその踊りを生で観たシルヴィ・ギエム(→そのときの日記)。それまでバレエで涙したことは一度もなかったのにうわ~っと来てしまった彼女の踊りをもう一度観たくて、引退公演ツアーのチケットを買った。もう一つボレロやTwoを地方を回って踊ってくれるファイナルツアーもあるのだが、日本以外の国で今年の春から彼女の引退公演として上演してきたこのLife in Progressは東京限定ということで日帰り上京までしたのだった。

 三階のやや離れた席からでもその動きの美しさ・独特さはすっと目を引いて引き込まれる。大地と木と一体化するような「Techne」では這うような動きですら美しく、「Duo」でのほんのちょっとの出演ににんまり、「Here and After」では床の照明と戯れるような終盤に息をのむ。けれどやっぱり何といっても最後の演目「Bye」。

 柄のシャツに黄色のスカート、ソックスに革靴を履き、カーディガンをさらっと着たその人は、あどけない少女のようでもあり、歳を重ねた私たち世代の女性のようでもあり。普段着で踊るような姿はどこかコミカルで切なくて生命力に溢れていて。最後の最後、扉の向こうのたくさんの人たちに紛れて振り返りながら去っていく姿に落涙してしまった・・・。大好きなベートーヴェンピアノソナタ32番第二楽章の音楽にのって。この日唯一耳になれた曲だったのだけれど、そのぶん「もう半分過ぎた…あぁ、もう終わっちゃう」とどんどん切なくなってしまったのもあるかもしれない。

この日の演目メモ
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by tigersandcatlover | 2015-12-21 20:00 | その他の舞台

ラオスにいったい何があるというんですか? 村上春樹 著

e0164774_9201388.jpg 村上氏の本はまあまあ読む習慣にしているけれど、実をいうと小説よりもエッセイ、なかでも「遠い太鼓」「雨天炎天」「辺境・近境」といった紀行文が好物であります(他のエッセイ集にも紀行文はいくつか収録されてるけれども)。ユーモアとペーソスというとありきたりな表現だけど、どこか諦念めいた物哀しさとちょっぴり投げやりな感じがあって読んでてにやにやしてしまう。 で、今回も本作の帯に書かれている「旅先で何もかもがうまく行ったら、それは旅行じゃない」 の一文ににんまり。いや、もちろん何もかもうまくいく旅行のほうが、そりゃ~快適だしそのときの幸福感ったらない。がが、あとになって思い出すときにはまずは<うまく行かなかったこと>とその周辺が真っ先に頭に浮かぶもんねえ。

 さて、この本は機内誌向けなどなどに村上氏が書いたエッセイを一冊にまとめたもの。なので行先も目的もどこかバラバラだ。ボストンはじめとしたアメリカ各地、アイスランド、かつて住んでいたギリシャの島々(これはたぶん機内で読んだ記憶がある)、フィンランド、タイトルにもなったラオス、ワインの記載が印象的なトスカナ地方、最後は「辺境・近境」の一遍を思い出す熊本。

 自宅で読もうとすると妙に集中できなくて、電車の移動の時間にちびちび読んだ、ので随分読了までに時間がかかった。が、こういう旅の本はどっちかというと一気読みよりそのほうが気分かも。
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by tigersandcatlover | 2015-12-14 12:55 | 読書

十周年の第九

 師走の週末、PAC 2015-16シーズン 第83回定期演奏会へ。
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指揮:佐渡裕
ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調op.125

ソプラノ並河寿美
メゾ・ソプラノ林 美智子
テノール西村 悟
バリトンキュウ・ウォン・ハン
合唱ひょうごプロデュースオペラ合唱団
オープニング記念第9合唱団
管弦楽兵庫芸術文化センター管弦楽団 
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 花輪がたくさんでいつもより華やかなエントランス。そっか、芸術文化センター十周年だもんなあ、とは思いつつも開演前の恒例の佐渡さんのスピーチで恥ずかしながらようやくそのちゃんとした理由を知ったのだった。以下芸術文化センターのサイトよりコピペ。

2005年10月、芸術文化センターは佐渡監督とPACによる「第九」演奏会で幕を開けました。以来、芸術文化センターでの第九を封印してきた佐渡監督。10年の節目にいよいよその封が解かれます。歓喜の歌を歌い上げるのは、佐渡監督の信頼厚いソリストたちと、この日を待ち望んできたオープニング記念第9合唱団、そして、芸術監督プロデュースオペラ等で活躍するひょうごプロデュースオペラ合唱団。2015年、10周年イヤーを感動で締めくくります。

 演奏自体はかちっとした第九だったなあ、という印象。少々テンポがゆうるりと感じた。丁寧に慈しむような。ソリストさんたちはオケの後ろで合唱とほぼ同じ位置で歌うスタイル。

 そうか十年ねえ・・・といろいろ思い出しながら聴いてたらあっという間だったわ。
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by tigersandcatlover | 2015-12-13 23:43 | その他の舞台

Prince of Broadway

 正直軽い気持ちで行くことにしたPrince of Broadway。ハロルド・プリンスが手がけた舞台のレビューを観て行くようなショー。なのだが、いやはやキャストの力でここまでいいものになるんだなあと気持ちよく裏切られた。
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ほんの数曲ずつの抜粋なのに、短い時間の中であっという間にその舞台の世界を感じさせてくれた。キャバレーやオペラ座の怪人、スウィニートッド、ウエストサイドストーリー、蜘蛛女のキス、などの観たことのある作品はある程度当然としても、未見だったりタイトルすら知らなかった作品ですらも。

 特に素晴らしかったのはエミリー・スキナーさんとブリヨーナ・マリー・パーハムさんの歌全般にトニー・ヤズベックさんのタップ、そして一幕ラストのキャバレーからオペラ座の怪人。特にパーハムさんのサリーはBWで観たサリーからは残念ながら感じられなかった凄みがダイレクトに伝わって来た。彼女の歌だけでももう一度聴きたいくらい。もちろんラミンは芸達者に楽しそうに演じていたし(ファントムとカンパニーが素敵だったな)、柚希さんの華やかさも堪能できた。

 本当にBWにいるような錯覚に陥ったワクワクとした幸せなヒトトキでありました。

セットリスト
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by tigersandcatlover | 2015-12-06 11:40 | ミュージカル

天才たちの日課 メイソン・カリー 著

e0164774_22351093.png  副題に「クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々」とあるが、これはちょっと余計かな? 原題は Dairy Rituals: How Artists Work. 音楽家や小説家、画家に映画監督。いろんな時代のさまざまなアーティストたちの日課を短く羅列したというユニークな本。

 そんなんどこが面白いの?と言われそうだけれど、とりあげられてるそのアーティストのリストを眺めるだけでもにんまりしてしまう。トーマス・ウルフ、モーツァルト、ベートーヴェン、キルケゴール、ジェイン・オースティン、ショパン、ロートレック、マルクス、マティス、マーラー、ヘミングウェイなどなど161人。時代も職種も実にさまざまなバリエーション。現在活躍中のアンス・マリローや村上春樹まで見つけることができる。もちろん知らない名前もたくさんある。

 彼らの日課というか習慣は几帳面だったり自由奔放だったり実にさまざまで、でも市井の人間である我々と違うようで違わない気がする。あくまで名を残したアーティストだからその日課の記録や証言が残っているだけなのかもしれないとか思ったりして。

 読んでいて自分の日課ってなんだろうな〜と半日くらいつらつら考えてしまったよ(あえてここには書かないけど)。
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by tigersandcatlover | 2015-12-04 23:02 | 読書


舞台と音楽と本と、ときどき旅行。


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