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ワンピース歌舞伎リピートアゲイン&アゲイン(要するに4回目)
昨日2ヶ月間におよぶ長い公演を終えた新橋演舞場でのワンピース歌舞伎。その1週間前に4度目になる観劇をしてまいりました。
実は3度目観劇のあと、以前大阪公演の前に51〜60巻だけダウンロードして流し読みしていた原作をきっちり読み直し始めたところその前後がどんどん気になってしまって結局第一巻から読み始めてしまったんだった。で今更どっぷり嵌った嵌った。冒頭の麦わらの一味のこれまでの冒険やインペルダウンの囚人との交流、そしてもちろんルフィの能力(いろんな意味での)が見えてくると舞台への理解がさらにさらに深まって、これまで聞き取れていなかった台詞やわかっていなかった設定なんかが見えて濃密な舞台体験になった。特に二幕でのチョッパー登場(この日は右近ちゃん)のシーンでの桜が舞った瞬間は本当にやばくて、涙で一気に目の前が見えなくなったほど。
それにしても本当に良く出きた原作、そしてそれを巧く省略するところはして膨らませるところは膨らませての脚本、さらにはあの荒唐無稽ともいえる世界を映像ではなく生の舞台で表現してしまったという歌舞伎の底力。こりゃ〜観る人の心を鷲掴みするのは必然だよね・・・。
そんなわけで、ワンピース歌舞伎 偉大なる世界、なる本まで買ってしまったよ。来年春の大阪公演が今からもう待ち遠しい。
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by tigersandcatlover
| 2017-11-26 09:27
| 歌舞伎・文楽
関西フィル&メネシスさん
木曜日の夕方、仕事を一時間早じまいしていずみホールへ。目的はメネシスさんの演奏。前半に彼が演奏するのでどうしても遅刻できなかったのだけれど、なんとか開演5分前には席につくことができてホッ。
シューマンコンチェルト、すんばらしかったー!前半で満足しまくってグレートなくてもよかった(って失礼だな)。途中にやけてしまうくらい凄かった。ゴーシュの印度の虎狩りみたいだああと思いながら聴いていた。力強さと温かさの混在。帰ってすぐに彼のシューマンコンチェルトが収録されてる最新アルバムをダウンロードして、折々にずっと流している。予習ももちろんいいのだけれど、生演奏を聴いてから復習するとそのときの情景が頭にふわっと蘇るんだよね〜。アンコールのバッハは鉄板でありました。
後半のグレイトは冒頭あれこんな曲だっけ?と思うくらいタメが少ない出だしで、そのあとも早い早い。途中ジャズのように聴こえたりもしてなんか不思議なグレイトだった。こちらは別の意味で途中にやけてきてしまった。つくづく同じ楽曲でも演奏者と指揮でイメージかわるなあとようやくわかってきたかも。
シューマン;「マンフレッド」序曲 作品115
シューマン;チェロ協奏曲イ短調作品129
ソリストアンコール;バッハ;無伴奏チェロ組曲 第1番ト長調BWV1007よりサラバンド
シューベルト;交響曲8(9)ハ長調D.944「ザ・グレイト」
アンコール;ビゼー;アダージェット
チェロ:アントニオ・メネシス
管弦楽;関西フィルハーモニー
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by tigersandcatlover
| 2017-11-26 09:08
| その他の舞台
ワンピース歌舞伎リピートアゲイン
今季(?)三度目のワンピース。
この日は三階後方席から。松竹座からの参戦で博多座回って今回の演舞場なのだけれど、その中で初めて一階席以外で観たことになる。一階席からは見えないことがいろいろわかって実に楽しかった。たとえばこんなふう。
・照明の効果と面白さ。舞台の床面はもちろん、くじらの背中に虹があることとか宙乗りのときにルフィが向かうところから光がさすところとか。
・奈落が意外にあきっぱなしの状態で演技されてること。正直ちょっとひやひやしてしまった。
・歌舞伎という身体の動きで感情をあらわす演技の深さ。全くオペラグラスつかわずに存分に笑えた泣けた。
・近くで観るほうが映える役者さんと遠くから観るほうが良さがわかる役者さんってのがいるんだなあということ。そしてその両方を備えてるケンケンの魅力にあらためて感じ入った。
そんな感じでええじゃないの、三階席!お財布にも優しいし。花道が見えないけれど脳内補完できるリピーターは無問題。周りはどうやらそんなリピーターばかりだったみたいでみなさん感情豊かにご覧になってるのがわかってそこに身を置いてるのが楽しかったわ~。
自分メモ)この日のチョッパーは右近くん。劇中ところどころあったアドリブで個人的に一番ツボだったのはカマーランドで落ちたカツラを凄い勢いでルフィが投げ返したところかな。客席から拍手出たくらいだった。
この日は三階後方席から。松竹座からの参戦で博多座回って今回の演舞場なのだけれど、その中で初めて一階席以外で観たことになる。一階席からは見えないことがいろいろわかって実に楽しかった。たとえばこんなふう。
・照明の効果と面白さ。舞台の床面はもちろん、くじらの背中に虹があることとか宙乗りのときにルフィが向かうところから光がさすところとか。
・奈落が意外にあきっぱなしの状態で演技されてること。正直ちょっとひやひやしてしまった。
・歌舞伎という身体の動きで感情をあらわす演技の深さ。全くオペラグラスつかわずに存分に笑えた泣けた。
・近くで観るほうが映える役者さんと遠くから観るほうが良さがわかる役者さんってのがいるんだなあということ。そしてその両方を備えてるケンケンの魅力にあらためて感じ入った。
そんな感じでええじゃないの、三階席!お財布にも優しいし。花道が見えないけれど脳内補完できるリピーターは無問題。周りはどうやらそんなリピーターばかりだったみたいでみなさん感情豊かにご覧になってるのがわかってそこに身を置いてるのが楽しかったわ~。
自分メモ)この日のチョッパーは右近くん。劇中ところどころあったアドリブで個人的に一番ツボだったのはカマーランドで落ちたカツラを凄い勢いでルフィが投げ返したところかな。客席から拍手出たくらいだった。
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by tigersandcatlover
| 2017-11-14 11:36
| 歌舞伎・文楽
吉例顔見世大歌舞伎
にざさま勘平を観るため(+α)に上京。
泣いた泣いた。なんども観てるのに、一緒にしもたーと思って手に汗握って最後は哀しくもホッとして。同調しちゃう。変な感想やけどふと自分の死に際に思いはせてしまう。そんなにざさま勘平。三分の一くらいはうなだれているだけやのに目が離せない。
新口村は初めて観た。封印切りのその後。藤十郎さん、お元気そうでホッ。
大石最後の一日は高麗屋三代そろい踏み。金太郎くんはもう少年というより青年の雰囲気。なのだけれどやはりまだ少年なんだなあ~のギャップが今だけのものだなあと思った。
一、仮名手本忠臣蔵
五段目・六段目
早野勘平:仁左衛門
お軽:孝太郎
千崎弥五郎:彦三郎
百姓与市兵衛:
母おかや:吉弥
判人源六:松之助
一文字屋お才:秀太郎
斧定九郎:染五郎
不破数右衛門:彌十郎
二、恋飛脚大和往来
新口村
亀屋忠兵衛:藤十郎
傾城梅川:扇雀
孫右衛門:歌六
三、元禄忠臣蔵
大石最後の一日
大石内蔵助:幸四郎
磯貝十郎左衛門:染五郎
おみの:児太郎
細川内記:金太郎
吉田忠左衛門:錦吾
赤埴源蔵:桂三
片岡源五右衛門:由次郎
久永内記:友右衛門
堀内伝右衛門:彌十郎
荒木十左衛門:仁左衛門
泣いた泣いた。なんども観てるのに、一緒にしもたーと思って手に汗握って最後は哀しくもホッとして。同調しちゃう。変な感想やけどふと自分の死に際に思いはせてしまう。そんなにざさま勘平。三分の一くらいはうなだれているだけやのに目が離せない。
新口村は初めて観た。封印切りのその後。藤十郎さん、お元気そうでホッ。
大石最後の一日は高麗屋三代そろい踏み。金太郎くんはもう少年というより青年の雰囲気。なのだけれどやはりまだ少年なんだなあ~のギャップが今だけのものだなあと思った。
一、仮名手本忠臣蔵
五段目・六段目
早野勘平:仁左衛門
お軽:孝太郎
千崎弥五郎:彦三郎
百姓与市兵衛:
母おかや:吉弥
判人源六:松之助
一文字屋お才:秀太郎
斧定九郎:染五郎
不破数右衛門:彌十郎
二、恋飛脚大和往来
新口村
亀屋忠兵衛:藤十郎
傾城梅川:扇雀
孫右衛門:歌六
三、元禄忠臣蔵
大石最後の一日
大石内蔵助:幸四郎
磯貝十郎左衛門:染五郎
おみの:児太郎
細川内記:金太郎
吉田忠左衛門:錦吾
赤埴源蔵:桂三
片岡源五右衛門:由次郎
久永内記:友右衛門
堀内伝右衛門:彌十郎
荒木十左衛門:仁左衛門
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by tigersandcatlover
| 2017-11-14 11:01
| 歌舞伎・文楽
沼尻竜典オペラセレクション ベッリーニ作曲 歌劇『ノルマ』
オペラスキーの友人にマリエッラ・デヴィーアは素晴らしいよ、と薦められて、観ることにした一本。
序曲でオケがあまりにもマイルドな演奏でハニャ~としたけれど、ポップが出てきたあたりから歌手の力に引っ張られてどんどん惹きこまれていった。デヴィーア、ほんまに素晴らしかった。冒頭ちょっと声が裏返った?と思ったけど、あとはコロコロ響かせてくれて、幕間に年齢チェックしてびっくり。とても70歳前とは思えない・・・。演技も細かくてまさにノルマを生きてるって感じだった。二幕はじめのアダルジーザとの二重唱なんかもう泣けてしまったわよ。
日本人キャストの中では松浦さんがよかったなあ、というのも自分メモ。
沼尻竜典オペラセレクション
ベッリーニ作曲 歌劇『ノルマ』全2幕〈イタリア語上演・日本語字幕付〉
指揮:沼尻竜典 Ryusuke NUMAJIRI(びわ湖ホール芸術監督)
演出:粟國 淳 Jun AGUNI
美術:横田あつみ Atsumi YOKOTA
衣裳:増田恵美 Emi MASUDA
照明:原中治美 Harumi HARANAKA
舞台監督:菅原 多敢弘 Takahiro SUGAHARA
■キャスト
ノルマ | マリエッラ・デヴィーア Mariella DEVIA |
アダルジーザ | ラウラ・ポルヴェレッリ Laura POLVERELLI |
ポッリオーネ | ステファン・ポップ Stefan POP |
オロヴェーゾ | 伊藤貴之 Takayuki ITO |
クロティルデ | 松浦 麗 Rei MATSUURA |
フラーヴィオ | 二塚直紀 Naoki NIZUKA |
■管弦楽 トウキョウ・ミタカ・フィルハーモニア
■合唱 びわ湖ホール声楽アンサンブル/藤原歌劇団合唱部
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by tigersandcatlover
| 2017-11-01 10:24
| その他の舞台
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舞台と音楽と本と、ときどき旅行。
by tigersandcatlover
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