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ワンピース歌舞伎大千秋楽

 再演&ロングランのワンピース歌舞伎の大千秋楽を観に名古屋は御園座へ。数え上げてみると10度目のリピートとなるのだなあ(松竹座1~博多座1~新橋4~松竹座3~そして御園座1)。すべての始まりだった新橋はスルーしてしまった(やや懐疑的だったので)のだが、松竹座で「よくわかんないけど楽しいー!(ちょっと混乱気味)」になり、博多座で「猿之助さん凄いー!」、新橋で「ケンケン応援せねば!」な気持ちからあの事故のこともあって「もっとケンケン応援せねば!!」、さらに松竹座で「猿之助さん可愛い♡ケンケン逞しい♡」、で御園座突入とあいなったわけ。

 楽しみで寂しい気持ちで名古屋へ向かう。真っ赤な御園座(トイレのドアまで真っ赤)はまるでルフィのために建てられたようだ・・・。
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 もうなんかねえ、感無量だよ。本当に。千秋楽独特の客席の空気(小さいお子さんの「ボンちゃん頑張って~」の蚊の鳴くようなけれどよく響く声)、全速力に駆け抜けたかと思うと感無量な表情のケンケン、この数か月でどんどんよくなっていった隼人くん新悟くん、逆にウルトラ安定のみっくん、声変わり途中の猿くん、右團次さんのいつもより熱い台詞回し、平さんの吹っ切れたような兄貴らしい演技、出演者全員一人一人頭を下げるカーテンコール、そしてシャンクスに自分の冒険のことを一生懸命子犬のように報告してるように見えたケンケンと猿之助さんの二人で並んだ姿(ああ、もっと書きたいけどきりがない)。

 歌舞伎ファンのすそ野を確実に広げた、まさにエポックメーキングだったこの作品。個人的にも2年ほど歌舞伎を観なくなっていてどこか冷めた気持ちだった歌舞伎熱がぐぐっと再燃した。特に若手の役者さんたちがすごく身近になって、古典で彼らが決して大きいお役ではなく出演しているのもしっかり見つけて応援するような身近な気持ちで観るようになったもん。あとから振り返ったときに、あの舞台からすべてが変わったよね、と言われるんじゃないかなと思うんだった。

 帰宅して、ふ~と一息ついて鞄の中身を出すときに、はらり、と紙吹雪が一枚床に落ちたのを目にして、ちょっと涙ぐんでしまった。いやはや、しばらくワンピロスになってしまいそう。

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by tigersandcatlover | 2018-05-28 12:49 | 歌舞伎・文楽

今季初サヨナラゲーム

 今季初サヨナラゲームを観ることができた爽やかな5月の土曜日。始球式には懐かしの田淵幸一氏が。おいくつやったっけ?・・・とググったら70代になってはったんやね。星野監督のことを思い出してちょっとしんみり。
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〜5月26日対巨人戦〜

先発は阪神小野、巨人田口。一回表、初球からいきなり右中間ツーベースヒットを坂本に打たれて、亀井のタイムリーで先制を許してしまう。二回も大城のソロホームラン。前回観戦したDeNA戦の一点ずつのボディブローのような攻撃がトラウマになってるだけにいや〜なムード。しかしこの日のタイガースはちょっと違っていた。2回裏に大山〜江越〜梅野の三連打で追いつき、さらには3回は大山のタイムリー、4回は糸井の犠牲フライで2点リード。小野も尻上がりに調子を上げて来て継投で逃げ切れるかな?と甘いことを考えたらそこに落とし穴が。8回表、小野から変わった岩崎がツーアウト1塁までもってきたところに交代した桑原がなんとなんと長野にツーランを打たれてしまい振り出しに。こういうことがあるから野球って怖い・・・。が、そこからまたドラマが。8回を三者凡退に抑えた澤村が、9回はなぜか乱れて四球2つ。ここでこの日全く打てていなかった中谷の打順。てっきり代打かと思ったのだがベンチ動かずで、結果的にはその中谷の打球が少し弱いながらもレフトに抜けて行って、2塁ランナーの糸原がかなり暴走ぎみではあったがホームイン。こういうことがあるから本当に野球って・・・な試合になりました。
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by tigersandcatlover | 2018-05-27 20:12 | 野球(タイガース)

いいとこなし、の二戦目

 前回は100点満点の試合だねえ~と気持ちよく六甲颪を歌ったのだが・・・。やはり虎ファンってえのは忍耐だなあと思った第二戦。

~5月16日 対DeNA戦~

先発は阪神が岩貞、DeNAが東。一回表、桑原ツーベース→ロペスのタイムリーであっという間に一点献上。その後も三回にはソトのソロHR、4回にはエラーがらみ+田中浩のタイムリー、5回・7回はロペスのタイムリー(なんか書いてて嫌になってきた)と着々と一点ずつボディブローのように点を取られてしまう。対するタイガース打線はほとんどチャンスらしいチャンスなく、8回終わったところでヒットわずか1本。唯一のもりあがりは9回裏の植田と糸井の連続ヒット。でもそこで福留が併殺打に倒れて、しゅるしゅるしゅる~と気分も萎んでゲームセット。

 ちゃんちゃん。

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by tigersandcatlover | 2018-05-22 10:51 | 野球(タイガース)

切られの与三

 フィデリオのあと、タクシーに飛び乗ってシアターコクーンで17時開演の 切られの与三 へ。いやはや、我ながら酔狂ではある。5分遅れくらいで与三が登場する前に席に滑り込むことが出来た。

 コクーン歌舞伎は実は初めて。衣装や舞台化粧は歌舞伎で見得もあれば型もある。が、台詞はわかりやすくストレートプレイに近い。もちろん歌舞伎の型がきちんとある役者さんが演じているからこその気持ち良さもある。シンプルで遊びのあるセット、そしてジャズで奏でる音楽。いや~新鮮だなあ。
 
 七之助さん。与三郎で登場した時のなよなよした感じはさすが女形だもんねえ、だったのが、源氏店のあの台詞から、ぐぐっと男になるところで鳥肌立った。このがらりと空気をかえるのが、本当に巧いねえ。前もこういうので鳥肌立ったっけとあとから記憶をたどったら阿弖流為のときだったけな。そして後半、気弱なところも残しつつ高い声なのに太くなっていって、ああ与三の人生が声に出ている・・・と思った。

 梅枝くんは決してファムファタールって感じじゃないんだけど、だからこそのお富の怖さや弱さがリアルだったかな。

 忠助との再会~父親に扉越しにすがるところでもらい泣き。

 お富のところを最後に立ち去り、御用の縄をかけられつつ逃げて逃げて走って走って、そして最後に一人膝を抱えて、あの世なのかもしれないけれど、幸せな思い出をかみしめるように静かに優しくしみじみと、あの有名な源氏店での名台詞をもう一度語って終幕となる。救われない物語なのに、この後味の良い爽やかな空気はなんなんだろう?昼公演のフィデリオとはまるで真逆ってえのがなんとも面白い。こういう揺さぶられ方するから観劇はやめられないねえ~~。


しがねぇ恋の情けが仇
命の綱の切れたのを
どう取り留めてか 木更津から
めぐる月日も三年越し


~~~略~~~

よくまぁお主ゃぁ 達者でいたなぁ
(ここで幕)


瀬川如皐 作 「与話情浮名横櫛」より

木ノ下裕一 補綴

串田和美 演出・美術

切られの与三(きられのよさ)

与三郎
お富
伊豆屋与五郎
下男忠助
赤間源左衛門
おつる
小笹
海松杭の松五郎
観音久次
中村 七之助
中村
中村 萬太郎
笹野
真那胡 敬二
中村
中村 歌女之丞
片岡
中村


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by tigersandcatlover | 2018-05-21 18:18 | 歌舞伎・文楽

フィデリオ@新国立劇場

 フィデリオ@新国立劇場の初日を観てきました。カタリーナ・ワグナー演出。となるといやまたいろんな意味で話題になるんやろうな~、一筋縄ではいかへんのやろうな、とちょっと心の準備をしつつ。

 過疎ブログとはいえ、ネタバレにならない程度に感想羅列。

・2層式の舞台、と思いきや途中せりあがってきて3層式。第一幕はほとんどその3階部分で繰り広げられるので一階前方列の観客はかなり首がしんどかったと思われる。私は2階席だったのでその点は助かったが。逆に二幕の終盤一階部分で物語が進むのだが、私の席からでも舞台奥は見切れていたので3~4階からはなにがなんだか、だったかも。

・一幕目冒頭はピンクの花だったり、お人形だったりの可愛らしい雰囲気でマルツェリーネの石橋さんが声量豊かで聴かせてくれて、なかなか微笑ましいシーンになっていた。

・フロレスタンのグールドさんが一幕からずっと2階部分の牢獄にいて壁にチョーク?で絵を描き続ける。お疲れ様ー!と言う感じ。けれど全く疲れたようすもウォーミングアップできない様子もなく、二幕のGott! Welch Dunkel hier! は鳥肌モノの素晴らしさ。いや~来てよかった。

・一幕終わった段階では、意外に素直な演出だな、と思った私が甘かったことを後で思い知らされるw

・レオノーレ序曲第三番。これあとで夢に出てきそう・・・。

・まさか、これで終わるの?もういっちょどんでん返しないの?、という一縷の望みを胸に、半ば緊張しながらラストまで突っ走る。

・やー、さすがカタリナ、後味悪い~~!

・開演14時で終演16時40分との掲示があったが、幕切れは16時55分くらいになってしまっていた。まあ初日だからね・・・。一幕は時間通りに終わっていて、二幕始まりが5分おしていたから結局二幕がゆっくりペースだったのかな。

と、なんかまとまりない殴り書きになってしまった。好き嫌いはあるだろうし、私も決して好きとは言えないけれども、個人的にはここ数年のことだけれどもドイツでのオペラ観劇を何度か重ねて多少の免疫はできた今、こういうのが日本で観られるってのはちょっと嬉しい。逆にドイツ的演出だからと手放しに喜ぶのも違うとは思う。好き・嫌いをはっきり表明してもいいし、わかった風なことをいう必要もない。後味悪いのに愉快、という相反する可笑しな気持ちで、次の観劇のためにブー響く中(日本のオペラファンがここまでブーを飛ばすのを聴くのは初めてかも?)、劇場をあとにしたんだった。

フィデリオ

作曲:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン

台本:(初版)ヨーゼフ・フォン・ゾンライトナー

(第2版の改訂者)シュテファン・フォン・ブロイニング

(第3版の改訂者)ゲオルク・フリードリヒ・トライチュケ

指揮:飯守泰次郎

演出:カタリーナ・ワーグナー


【キャスト】


ドン・フェルナンド:黒田博

ドン・ピツァロ:ミヒャエル・クプファー=ラデツキー

フロレスタン:ステファン・グールド

レオノーレ:リカルダ・メルベート

ロッコ:妻屋秀和

マルツェリーネ:石橋栄実

ジャキーノ:鈴木准

囚人1:片寄純也

囚人2:大沼徹


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by tigersandcatlover | 2018-05-21 17:30 | その他の舞台

第56回大阪国際フェスティバル2018 チェネレントラ

 大阪国際フェスティバルの一環である、オペラ:チェネレントラ公演を観に久しぶりのフェスティバルホールへ。ええと、いつぶりかいな?と思って遡ったら2016 8月のオールスターバレエガラぶりやった。我ながらビックリ。

 GWに楽しみにしていたバスティーユでの観劇(パルシファル)がまるっと劇場装置の不具合でキャンセルになるという憂き目にあってしまい、オペラに渇望してたってのもあるかもしれないけれど、いやー楽しかった。ロッシーニはなんも考えんで音に乗れるなぁ。小柄な日本人ゆえの可愛らしさが生きる演出がまた良かった(ネズミの国の王子様の物語、みたいな)。

 実のところ、イタリア中心に活躍しているメゾソプラノの脇園さんだけが目当てでチケ買ったんだけど、彼女はもちろんとしてキャスト全体も合唱も予想以上によかった。特に王子役の小堀さん、聴きながらフロレスに脳内変換してたw いやそれが可能なレベル!(小柄でカーリーなカツラも王子を彷彿)あとは義父役の谷さんが歌いだしたときと厚みのある合唱でおおっとなった。日本人キャストでもここまで聴かせてくれるなら満足っす。今回一公演だけってのが勿体ないくらいだったわあ。

指揮/園田隆一郎
演出/フランチェスコ・ベッロット
演出補/ピエーラ・ラヴァージオ
舞台美術/アンジェロ・サーラ
舞台美術補・衣裳/アルフレード・コルノ
照明/クラウディオ・シュミット
合唱/藤原歌劇団合唱部
管弦楽/日本センチュリー交響楽団

キャスト/
〈チェネレントラ・灰かぶり娘〉アンジェリーナ:脇園 彩
〈王子〉ラミーロ:小堀勇介
〈従者〉ダンディーニ:押川浩士
〈男爵〉ドン・マニフィコ:谷 友博
〈姉〉クロリンダ:光岡暁恵
〈姉〉ティズベ:米谷朋子
〈家庭教師〉アリドーロ:伊藤貴之

2008年 伊ベルガモ・ドニゼッティ歌劇場"La Cenerentola"のプロダクション
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by tigersandcatlover | 2018-05-14 10:46 | その他の舞台


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