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MET New Year's Eve Gala 2018, Adriana Lecouvreur

 2018年を締めくくるMET大晦日のgala。数えたら今回で7回めだった。毎年書いてるけど本当に幸せな恒例。
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 初観のオペラ、初聴のネトレプコ。いかにもイタリアーンな作品に現代的過ぎない演出に衣装。華やかでいいわあ。

 ネトレプコは意外に篭った声だなあと思いつつも、しっかりそれがオケに負けずに聴こえてくるのが凄い。さすが歌姫ねえ。ベチャワとは相性がいいんだろうな。そしてなんといっても圧倒されたのは公妃を演じたRachvelishvili嬢。
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Maestriもいい味出してたな〜。主役だけでなく脇がいいと締まるねえ。

Francesco Cilea's
Adriana Lecouvreur

Conductor; Gianandrea Noseda

Adriana Lecouvreur; Anna Netrebko
Maurizio; Piotr Beczala
The Princess of Bouillon; Anita Rachvelishvili
Michonnet; Ambrogio Maestri

Production; Sir David McVicar
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by tigersandcatlover | 2019-01-20 15:19 | 18/ベルリン・パリ・NY

La Traviata

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 嬉しい恒例になっている年末年始のNY旅行の観劇記録をば。まず1本目はMETにて椿姫を。数日前の公演をイルキャンしたフローレス、歌ってくれるかなあと心配していたけれど、無事不幸の白い紙が挟まっていないことを確認してホッ。

 ただ、少々オケの音に彼の声が埋もれてしまうという、数少ない彼の生舞台鑑賞経験ではあり得なかった現象が。これはオケのせいか、はたまた彼の調子が悪いのか、役との相性が悪いのか??お疲れだったと思いたい〜〜。

 とはいえ、ダムラウ共々やはり役者だなあと思うところは何度もあって決して不満があったわけではない。強いて言えば私が期待しすぎていたということなのかも。

 そして予想外におお〜と胸にきたのがジェロモンパパのKelsey氏。彼とダムラウの掛け合いのところはホロりんとしてしまった。その直後のヴィオレッタがアルフレートの元を出て行くところでの照明のトーンがさっと変わるところでゾクゾクした。

 照明で思い出したけど、今回のセット、家具の配置は1〜3幕とずっと同じなんだけど照明はじめ、丸天井のところの色合いや映像、ぐるりと囲んだ扉で場面展開するという比較的シンプルかつ考えられた演出で個人的にはすごく好みだった。ペパーミントグリーンがかったセットはラデュレぽい。

 演出的には序曲でヴィオレッタの死の床を見せてから本編が始まるので、その状態にまるっと三幕で戻るのかと思い込んでいたら随分違ってたっけ。そしていらんなあと思ったのはアルフレートの妹役。

 Seguinの指揮。歌が終わりきってないところで拍手が出てしまった時に指揮を止めてしまうというところに大いに違和感。観客に合わせすぎる必要はないような気もするな。
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La Traviata

Conductor; Yannick Nezet-Seguin
Violetta Valery; Diana Damurau
Flora Bernois; Kirstin Chavez
The Marquis D'obigny; Jeongheol Cha
Baron Douphol;; Dwayne Croft
Dr.Grenvil; Kevin Short
Gastone; Scott Scully
Alfredo Germojnt; Juan Diego Florez
Annina; Maria Zifchak
Giuseooe; Marco Antonio Jordan
Giorgio Germont; Quinn Kelsey
A Messenger; FRoss Benoliel

Production; Michael Mayer

by tigersandcatlover | 2019-01-08 22:20 | 18/ベルリン・パリ・NY

神の声を持つ男

 カウンターテナー・フランコ・ファジョーリ氏の初来日の初日となる記念すべき公演を聴くことができた。

 冒頭から笑いが込み上げるくらいの凄さ。コロコロ気持ちいいったら。けれど後半のどんどん盛り上がってまるで舞台のシーンのように動き回りながら歌う彼をみて、はじめは少し緊張してはったのかもしれん、と思った。

 アンコールの二曲目、私を泣かせてください を歌う前に この曲知ってる? と客席に問うたと思ったら促すように指揮。自然にメロディが口をついて出た。客席全体がそんな感じでまるでロックコンサートみたいだったなあ(この数週間後、映画ボヘミアンラプソディを観て、この日のことを思いだした)。驚くことに歌詞までしっかり歌っていた方が何人もいらしてて、今日のこの客層ってどんな人たちなの?とちょっと嬉しくなった。


管弦楽
ヴェニス・バロック・オーケストラ
カウンターテナー
フランコ・ファジョーリ



ヴィヴァルディ:シンフォニア ト長調 RV146
ヘンデル:
歌劇「オレステ」より オレステのアリア「激しい嵐に揺さぶられても」★
歌劇「イメネーオ」より ティリントのアリア「もしも私のため息が」★
ヴィヴァルディ:コンチェルト ト短調 RV156
ヘンデル:
歌劇「リナルド」より リナルドのアリア「愛しい妻、愛しい人よ」★「風よ、暴風よ、貸したまえ」★
歌劇「ロデリンダ、ロンバルドの王妃」より ベルタリドのアリア「あなたはどこにいるのか、愛しい人よ?」★
歌劇「忠実な羊飼い」より ミルティッロのアリア「私は胸にきらめくのを感じる」★
ヴィヴァルディ:歌劇「ジュスティーノ」より シンフォニア ハ長調 RV717
ヘンデル:歌劇「アリオダンテ」より アリオダンテのアリア「嘲るがいい、不実な女よ、情人に身を委ねて」★
ジェミニアーニ:コンチェルト・グロッソ ニ短調
       (コレッリのヴァイオリン・ソナタ「ラ・フォリア」Op5-12による)
ヘンデル:歌劇「セルセ」より セルセのアリア「恐ろしい地獄の残酷な復讐の女神が」★
★フランコ・ファジョーリ

アンコール G.F. ヘンデル 歌劇「アリオダンテ」より「暗く不吉な夜の後に」・歌劇「リナルド」より「私を泣かせてください」



by tigersandcatlover | 2018-11-19 16:55 | その他の舞台

アイーダ@兵庫県立芸術文化センター

 札幌・神奈川・大分・そして兵庫の芸術文化財団が共同でプロデュースしたオペラ・アイーダを観てきた。

 決して奇をてらった演出でもなく、舞台展開に少しもたもた感はあったものの、変にプロジェクションマッピングとかつかわずにオーソドックスでなかなかゴージャスな感じで、うん、ちゃんとアイーダだった。

 そしてこの物語はアムネリスがキモだよねえ。いや、ほんまに清水さん素晴らしかった!カーテンコールでも一番大きい拍手もらってはったと思う。タイトルロールのザネッティンさんは少し繊細な感じで、それはでもアイーダらしいと言えばそうだよね、思いながら観ていた。福井さんは眼鏡姿のプロフィール写真と全然イメージ違って若々しく。そうだな~でも少々一本調子に聴こえてしまったけれど、これもまたラダメスらしいっちゃそうだよね。

 バッティストー二、バイエルン歌劇場でトラヴィアータ振ったのを去年聴いたけれど、ま~あ今回も歌う歌う。ずっとふんふんらんらんたんたんふがー!って感じで楽しそうったらありゃしない。オケもそれに乗せられてた感じでとにかく音楽が楽しかった!よくかかる耳慣れたオペラをこうやって楽しく安心して聴けるのって幸せなことだなあ。同じ演目を何度も観るリピート好きをくすぐる上質な公演でありました。

アイーダ:モニカ・ザネッティン
ラダメス:福井 敬
アムネリス:清水華澄
アモナズロ:上江隼人
ランフィス:妻屋秀和
国王:ジョン ハオ
巫女:針生美智子
伝令:菅野 敦
合唱:二期会合唱団 ひょうごプロデュースオペラ合唱団
管弦楽:東京フィルハーモーニー交響楽団

指揮:アンドレア・バッティストーニ
演出:ジュリオ・チャバッティ
原演出:マウリツィオ・ディ・マッティア
装置デザイン:アンドレア・ミーリオ
衣裳デザイン:アンナ・ビアジョッティ
照明デザイン:パトリツィオ・マッジ
合唱指揮:佐藤 宏
演出助手:菊池裕美子
舞台監督:菅原多敢弘

by tigersandcatlover | 2018-10-31 08:52 | その他の舞台

あえて、小さな「魔笛」

 ちょっと面白い舞台を観てきました。両国にあるシアターx(カイ)という小さな劇場にて。

 子供たちにもオペラを楽しんでもらおうという企画でモーツァルトの魔笛を短く一幕にまとめた<あえて、小さな「魔笛」>と銘打った公演。魔笛はいろんなオペラハウスでわりと子供向けに演出されているのもあって、私はMETで英語版を観たことがあるけれど(ライオンキングを手掛けたJulie Taymor演出のもの→そのときの日記)、それは全編英語(歌も)でどうしてもアリアでのりにくい感じがしてしまったのだった。が、今回は台詞は日本語、歌はドイツ語でちゃんと聴かせてくれるので、大人のオペラファンも十分楽しめる作りになっていた。

 舞台の前に夏のロイヤルアルバートホールでのプロムスの座敷のようなものがしつらえてあって、そこに子供たちが自由に座ったり立ったりしながら、パパゲーノの動きに笑ったり声をかけたりしながら物語が進む。うわ、これは楽しい!小さい子供が身近にいたら絶対こういうのに連れてきたいと思ったくらい。

 面白かったのが配役。パパゲーノ演じる大井さんがザラストロも、そして夜の女王を演じる渡邊さんがパパゲーナまで演じてしまうのだ。とはいえ、恥ずかしながらそれに気づいたのはカーテンコールのとき。まんまと子供のように騙されてしまってたわけ(注意力散漫ともいう)。なんたる芸達者。たった4人で魔笛の世界を作っていることになる。これってすごくない?タミーノ演じる布施さんはセリフの声からして王子キャラ炸裂だったし、パミーナ演じる山口さんはコメデイエンヌぶりが可愛らしい姫で(パパゲーナの声がちょっと彼女っぽかったので一瞬あれ?と思ったんだけど違ったw)ぴったり嵌っていた。

 音楽はピアノとフルートとファゴットの三人でこちらも小さい。けれどそういうのもすっかり忘れて一時間ちょっと、本当に物語の世界に入り込んでいた。こういう観劇体験って必ずしも一流のオペラハウスだったり贅沢な来日公演だったりしても感じれることばっかりじゃない。いいもの見せて貰いました。すでに今回で11回目の夏の恒例の上演のようだけれど、これからも長く続けて欲しいなあ。

パパゲーノ・ザラストロ:大井哲也
タミーノ:布施雅也
パミーナ:山口和子
夜の女王・パパゲーナ:渡邉恵津子


by tigersandcatlover | 2018-08-29 08:52 | その他の舞台

佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2018 「魔弾の射手」

 毎年夏に上演されている佐渡さんプロデュースのオペラ。ずっとかかさず行ってたのだけれど、今年は少々気乗りせずチケットは買っていなかった。のだが、友人が直前にチケット余ってると声をかけてくれた日が珍しく予定を入れていない週末だったので二つ返事で行くことにした。まあ、これもご縁ってことかしらね。

 ウェーバー作曲の魔弾の射手。どういう意味合いの作品かはぼんやり知識としては持っていたが、全くの初見、予習なしで。こういうことが出来るのも日本での上演ならでは。

 オケはやはりどうしてもいろんな海外のオペラハウスと比べてしまって少々部が悪かったけれども、断片的に馴染みのあるメロディに素直でひねりはないものの洒落た演出に、歌手陣は主役級のお三方は正直うわ〜っという引き込まれ方はしなかったけれど(辛口?)、エンヒェン役のローゼンドロフスキー嬢が声も演技もキュートで、彼女が出るとふわっと空気が軽くなってニコニコしてしまうという感で、全体的には素直に楽しめた。日本人キャストに関しては先入観だけではないドイツ語の壁みたいなのはもやもや感じけどね〜。うん、でもええんちゃうかな(辛口&上から目線w)。なによりこのレベルのオペラがこの値段(平土間12,000円)で観れるてのは本当にありがたい。来年はバーンスタインのOn the townをかけるらしいので、なんやかんやとやっぱり次も行くとしようかな(珍しく東京公演もあり)。

指揮:佐渡裕
演出:ミヒャエル・テンメ

オットカー侯爵:町 英和
アガーテ:カタリーナ・ハゴピアン
エンヒェン:マリア・ローゼンドルフスキー
カスパー:ジョシュア・ブルーム
マックス:クリストファー・ヴェントリス
隠者:斉木健詞
クーノー:鹿野由之
キリアン:清水徹太郎
ザミエル:ペーター・ゲスナー
合唱:ひょうごプロデュースオペラ合唱団
管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団

by tigersandcatlover | 2018-07-31 20:26 | その他の舞台

フィデリオ@新国立劇場

 フィデリオ@新国立劇場の初日を観てきました。カタリーナ・ワグナー演出。となるといやまたいろんな意味で話題になるんやろうな~、一筋縄ではいかへんのやろうな、とちょっと心の準備をしつつ。

 過疎ブログとはいえ、ネタバレにならない程度に感想羅列。

・2層式の舞台、と思いきや途中せりあがってきて3層式。第一幕はほとんどその3階部分で繰り広げられるので一階前方列の観客はかなり首がしんどかったと思われる。私は2階席だったのでその点は助かったが。逆に二幕の終盤一階部分で物語が進むのだが、私の席からでも舞台奥は見切れていたので3~4階からはなにがなんだか、だったかも。

・一幕目冒頭はピンクの花だったり、お人形だったりの可愛らしい雰囲気でマルツェリーネの石橋さんが声量豊かで聴かせてくれて、なかなか微笑ましいシーンになっていた。

・フロレスタンのグールドさんが一幕からずっと2階部分の牢獄にいて壁にチョーク?で絵を描き続ける。お疲れ様ー!と言う感じ。けれど全く疲れたようすもウォーミングアップできない様子もなく、二幕のGott! Welch Dunkel hier! は鳥肌モノの素晴らしさ。いや~来てよかった。

・一幕終わった段階では、意外に素直な演出だな、と思った私が甘かったことを後で思い知らされるw

・レオノーレ序曲第三番。これあとで夢に出てきそう・・・。

・まさか、これで終わるの?もういっちょどんでん返しないの?、という一縷の望みを胸に、半ば緊張しながらラストまで突っ走る。

・やー、さすがカタリナ、後味悪い~~!

・開演14時で終演16時40分との掲示があったが、幕切れは16時55分くらいになってしまっていた。まあ初日だからね・・・。一幕は時間通りに終わっていて、二幕始まりが5分おしていたから結局二幕がゆっくりペースだったのかな。

と、なんかまとまりない殴り書きになってしまった。好き嫌いはあるだろうし、私も決して好きとは言えないけれども、個人的にはここ数年のことだけれどもドイツでのオペラ観劇を何度か重ねて多少の免疫はできた今、こういうのが日本で観られるってのはちょっと嬉しい。逆にドイツ的演出だからと手放しに喜ぶのも違うとは思う。好き・嫌いをはっきり表明してもいいし、わかった風なことをいう必要もない。後味悪いのに愉快、という相反する可笑しな気持ちで、次の観劇のためにブー響く中(日本のオペラファンがここまでブーを飛ばすのを聴くのは初めてかも?)、劇場をあとにしたんだった。

フィデリオ

作曲:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン

台本:(初版)ヨーゼフ・フォン・ゾンライトナー

(第2版の改訂者)シュテファン・フォン・ブロイニング

(第3版の改訂者)ゲオルク・フリードリヒ・トライチュケ

指揮:飯守泰次郎

演出:カタリーナ・ワーグナー


【キャスト】


ドン・フェルナンド:黒田博

ドン・ピツァロ:ミヒャエル・クプファー=ラデツキー

フロレスタン:ステファン・グールド

レオノーレ:リカルダ・メルベート

ロッコ:妻屋秀和

マルツェリーネ:石橋栄実

ジャキーノ:鈴木准

囚人1:片寄純也

囚人2:大沼徹


by tigersandcatlover | 2018-05-21 17:30 | その他の舞台

第56回大阪国際フェスティバル2018 チェネレントラ

 大阪国際フェスティバルの一環である、オペラ:チェネレントラ公演を観に久しぶりのフェスティバルホールへ。ええと、いつぶりかいな?と思って遡ったら2016 8月のオールスターバレエガラぶりやった。我ながらビックリ。

 GWに楽しみにしていたバスティーユでの観劇(パルシファル)がまるっと劇場装置の不具合でキャンセルになるという憂き目にあってしまい、オペラに渇望してたってのもあるかもしれないけれど、いやー楽しかった。ロッシーニはなんも考えんで音に乗れるなぁ。小柄な日本人ゆえの可愛らしさが生きる演出がまた良かった(ネズミの国の王子様の物語、みたいな)。

 実のところ、イタリア中心に活躍しているメゾソプラノの脇園さんだけが目当てでチケ買ったんだけど、彼女はもちろんとしてキャスト全体も合唱も予想以上によかった。特に王子役の小堀さん、聴きながらフロレスに脳内変換してたw いやそれが可能なレベル!(小柄でカーリーなカツラも王子を彷彿)あとは義父役の谷さんが歌いだしたときと厚みのある合唱でおおっとなった。日本人キャストでもここまで聴かせてくれるなら満足っす。今回一公演だけってのが勿体ないくらいだったわあ。

指揮/園田隆一郎
演出/フランチェスコ・ベッロット
演出補/ピエーラ・ラヴァージオ
舞台美術/アンジェロ・サーラ
舞台美術補・衣裳/アルフレード・コルノ
照明/クラウディオ・シュミット
合唱/藤原歌劇団合唱部
管弦楽/日本センチュリー交響楽団

キャスト/
〈チェネレントラ・灰かぶり娘〉アンジェリーナ:脇園 彩
〈王子〉ラミーロ:小堀勇介
〈従者〉ダンディーニ:押川浩士
〈男爵〉ドン・マニフィコ:谷 友博
〈姉〉クロリンダ:光岡暁恵
〈姉〉ティズベ:米谷朋子
〈家庭教師〉アリドーロ:伊藤貴之

2008年 伊ベルガモ・ドニゼッティ歌劇場"La Cenerentola"のプロダクション
by tigersandcatlover | 2018-05-14 10:46 | その他の舞台

Tristan und Isorde@Berlin Staatsoper Unter den Linden

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 海外でちょろちょろ観劇するようになってから一度は入ってみたかったBerlin Staatsoper Unter den Linden。2011年末にベルリンへいったときは改装工事まっただ中でシラー劇場へ行ったんだっけ。当初は2010年から3年間の改装工事とアナウンスされていたはずだったんだけれど、延期延期で結局ようやく今シーズンからのリニューアルオープンということで、念願叶って行ってまいりました。
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 中は適度にゴージャスに適度なサイズ。大きすぎず小さすぎず(だってやっぱりMETとかバイエルンは大き過ぎるよなあ)。

 演目はバレンボイム振るトリスタンとイゾルデ。シャーガーとカンペ。鉄板。

 演出は例によってのドイツ演出。今回はマフィアかなんかのボス(マルケ王)とその片腕(トリスタン)みたいな。舞台の一番手前に薄い幕がかかっていて時折そこに過去の映像が映し出される(その間舞台の上はストップモーション)というもの。なので微妙に舞台上に紗がかかったみたいに見えた。

 シャーガーのトリスタンは、声も演技もハイテンションでまるでドラッグ中毒のよう・・・。1幕の媚薬飲んだ後もイゾルデとゲラゲラ笑って床に転がりまくったりするし。2幕最後ではメローに首を締められそうになるけど怪我をするわけでもなく、なのに3幕の弱り方は薬の禁断症状か?。で飲まず食わずで脱水になってるところにイゾルデが来るってんでコーフンして心筋梗塞起こした??な絶命の仕方で、笑っちゃいけないのにちょっと笑いのスイッチが入りそうになって困った。そーいやテンションあがって椅子を壁に投げつけたらそのままぐさっと壁に突き刺さってたけどあれはたぶん偶然だよな(思い出しニンマリ)。イゾルデとブランゲーネの関係性もちょっと謎な感じではあったな~。上から目線のブランゲーネ(最後はマルケ王とできちゃったの?)に嫉妬深いイゾルデ。

 目からの情報は終始そんな感じなのに歌をはじめとした音楽は至福。疲れも相まってか3幕イゾルデの 愛の死 ではほろほろとしてしまったほど。去年のバイロイトのマイスタージンガーのときも思ったけど、耳と目が別々に情報を処理してあとからいろんな解釈をああだこうだと反芻する。まるごと全身その世界に入ってしまうオーソドックスな読み替えなしのオペラが基本好きだけれども、こういうオペラの楽しみ方もあったんだね。
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 あと、これは時々素人発言的に書いてるけど、眠くならないオペラは指揮とオケが自分に合ってるとき、ってのがあって、この日はかなりのハードスケジュールで到着後すぐに観劇する憂き目となったんだけれども、ほとんど眠くならなかったことも自分メモしとく。
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(ちなみにこんな席。これじゃあ眠くなりようがないか・・・)

MUSIKALISCHE LEITUNG;Daniel Barenboim

TRISTAN;Andreas Schager
KÖNIG MARKE;Stephen Milling
ISOLDE;Anja Kampe
KURWENAL;Boaz Daniel
MELOT:Stephan Rügamer
BRANGÄNE;Ekaterina Gubanova
EIN STEUERMANN;Adam Kutny
STIMME EINES JUNGEN SEEMANNS, EIN HIRT;Linard Vrielink
TRISTANS MUTTER;Kristin Becker
TRISTANS VATER;Mike Hoffmann
by tigersandcatlover | 2018-03-27 13:21 | 18/ベルリン・パリ・NY

諸神的黄昏@HKG

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 昨年のジークフリートに続いてZweden率いる香港フィルによるGötterdämmerungを聴いて参りました。またしても一泊三日、すなわち土曜夕方出発して月曜朝帰国〜そのまま仕事という無謀なパターンにて。

 当初はそこまで熱烈に行きたい!と思ってなかったんだけれども、チケット発売から少ししてやっぱり行くか〜てなノリで購入したので端っこ席しか残っておらず、真横から聴くような形になってしまった。こうなるとどうしても歌手の声が前に出てこない。しかも少々二階席の屋根が被ってしまうために音響もやや落ちる。・・・のだが!まーあ、そういうハンディなぞなんのそのの演奏だった。逆に歌手が前面に来ない分、オケの音中心で聴けてこれまでと違う感覚だったというのもあるかもしれない。

 とにかく一番引き込まれたのはバークミン演じるブリュンヒルデ。ああ、リングってブリュンヒルデの物語なんだなあと思わせれるくらいに。ショートボブでそれほど大柄ではない体格からどうやってあんな声が出るのだろう?最後の最後までスタミナ切れることなく声の演技だけで(私の席からは姿はあまりよく見えなかったのだった)情景が浮かんでくるようだった。

 それに対して七三分けの60年代アメリカホームドラマの主人公みたいなルックスのブレンナ氏はコンサート形式なんだけどずっと細かい演技をしていて面白かった。他のキャストはあまりそれに呼応してなくて一人でわちゃわちゃ動いていたってのもあるけど。声が軽いかな〜と思っていたけれど三幕後半のクライマックスあたりからはぐぐっと重い声に変わって、あ、前半は能天気なジークフリートを声で演じていただけだったんだ、とあとから気付くなど。

 ハーゲンのエリックさんは少々しんどそうに半分くらい椅子に座っての出演だったけれど、歌声は全くしんどそうな気配も見せず。バークミンさんの次に大きい拍手を受けていた。

Conductor Jaap Van Zweden

Siegfried; Daniel Brenna
Gunther; Matias Tosi, Shenyang
Alberich; Peter Kalman
Hagen; Eric Halfvarson
Brünnhilde; Gun-Brit Barkmin
Gutrune; Amanda Majeski
Waltraute: Michelle DeYoung
First Norn; Sarah Castle
Second Norn; Stephanie Houtzeel
Third Norn; Jenufa Gleich
Woglinde; Eri Nakamura
Wellgunde; Aurhelia Varak
Flosshilde; Hermine Haselböck

 数少ないワグナー実演観劇で、なぜだか一番数聴いてるのが神々の黄昏ってことになってしまっているのだけれど、ようやくミュージカルでリピートしてる作品のように物語が・旋律が自分の中に染み込んで来た気がする。次はいつ観れるだろうな〜。



by tigersandcatlover | 2018-01-27 21:05 | その他の舞台


舞台と音楽と本と、ときどき旅行。


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